第829話 海賊 “四皇” シャーロット・リンリン
カカオ島を出航し、プリンの指示通りにビッグマムのいるホールケーキアイランドを目指すルフィ達
ルフィ「ペコムズ心配だな、やっぱ捜そう!」
ペドロ「ありがたいがそれは難しい …タフな男だ、心配ない」
ナミ「とにかくまず私達は敵に見つからず “ホールケーキアイランド” へ着かなきゃ!!」
ルフィ「…変な地図だなそれ」
見張り台にいるペドロ「おい、島が見えたぞ!!」
キャロット「わーい着いたの!?今度はどんなおかしの町かな」
チョッパー「甘ェかな!?」
ナミ「次はおそらく “ジャム” でできた町かしら 上陸はしないわよ!」
2人「え〜っ!!」
ナミ「島が見えたら近づかずに “ログポース” の “2” へ舵をきる」
チョッパー「甘いのにかー!?ナミー!!甘いのに上陸しないのかー!?」
ナミ「あっちね!ルフィ面舵!!3時の方向へ!」
ルフィ「そうだぞチョッパー!!キャロット!!サンジの方角に!!サンジを迎えに行くんだ!!面舵いっぱーい!!」
めちゃめちゃ回すルフィ
ナミ「回しすぎっ!!」
ブルック「下手ですね〜ルフィさん」
ルフィ「お前もヘタだろブルック!」
ナミ「島に近づく前に次の島へ方向転換する事で 敵の監視網をすり抜けられるんだって!」
ブルック「成程!そうやって見るんですねこの地図」
ナミ「できる?」
ブルック「お任せを!」
ルフィ「よしみんな!!メシ作ってやるぞ!!」
ナミ「私ごはん作んなきゃ」
ブルック「ぜひ!!」
ルフィ「今度は失敗しねェから」
ナミ「私がやるからあんたは2度と厨房に立つな!!」
ルフィ「金払わねェぞ!!」
ナミ「いらないわよ!!」
驚くルフィ
見張り台に跳ぶキャロット「代わってペドロ〜!私も働きたい!!」
代わってもらい、双眼鏡を覗くキャロット「ん?ねェ、海がグレープ色!!」
ペドロ「…ああ、ここらにはジュースの流れ出る島もある 害はない」
ルフィ「えー!?ジュース!?」
チョッパー「楽園(パラダイス)が止まらねェ!!」
ナミ「ペドロ、何でこの辺に詳しいの!?」
ペドロ「…1度 来た事がある」
ナミ「え!?」
その時…海から大ムカデが出てくる
逃げるナミ「大ムカデー!!ルフィ!!仕事よ!!」
ルフィ「よしきた!!」
ブルックとペドロとキャロットも戦闘態勢をとる
場面は変わってホールケーキアイランド
*「マズイぞ、ママの “持病” が出た!!」
タマゴ男爵「急ぐのだボン!!今回の “お題” は何でソワール!?」
お題はクロカンブッシュ
タマゴ男爵「…シュークリームを積み上げたあの “飾り菓子” か、何て難題!!いや待て、都のホテルに確か…!!
シュークリームの団体客がいたジュテーム!!」
しかし今朝チェックアウトした模様
タマゴ男爵「作るしかないのか!!シェフは何と!?」
シェフ「生地に拘りたい、アーモンドを手配してくれ」
ナッツに大臣に急いで連絡を入れる
現在ビッグマムは “スイートシティ” へ向かっている
タマゴ男爵「 “ここ” へ来るのか!! “首都” だぞ!!ママの城もある!!」
*「話など通じないさ、”発作” で我を忘れている!!◯者は依然増え続けている!!
“スイートシティ” に避難勧告を!!今のママを止められるはクロカンブッシュだけだ!!」
ビッグマムは破壊を続けながら歩いている
ビッグマム「クロカンブッシュを持って来いー!!」
そしてスイートシティに到着してしまう
頭を抱えるタマゴ男爵「ママの “食いわずらい” !!にも困ったものだボン!!」
*「 “発作” は突然来るからな!!」
**「コレが食べたいと頭に浮かんだものが口に入るまで破壊が続く…!!」
***「とにかく急げ!!」
町の高い建物に飛びついて食べるビッグマム「クロカンブ〜ッシュ!!」
ビッグマムの帽子「ママ!!この町マズイって!!」
太陽や雲みたいなもの「城まで壊しかねない」「ムリムリ聞こえないって」
逃げる町人達「ビッグ・マムの “癇癪” だァ〜!!」「まさかこの町で!?」「キャー!!」
そこらにあるものを食べ、破壊を続けるビッグマム「どこにある!?どこにいる!?この味じゃねェ、お前でもねェ!!全部違ァ〜う!!」
そこに止めに入る1人の男「ママ!!やめてくれ!!」
ビッグマム「フー…フー… !? 誰だァ!?クロカンブッシュはどこだァ!!
男「うわ!!ママ!!私だよモスカートだ!!」
町人「ああ!!モスカート様だ!!」「 “ジェラード大臣” !!彼なら何とか…!!」
シャロット家16男シャーロット・モスカート「あと30分、時間をくれ!!今シェフ達が大至急作っている所だ!!」
*「よせモス兄!! “それ” を止めるのは不可能だ!!」
モスカート「首都の崩壊を見過ごせと言うのか!?」
止まらないビッグマム「そこをどけ〜!!」
モスカート「うわ 私がわからないのか!?ママ!!」
ビッグマム「ライフ(寿命) オア トリート(お菓子)…!?」
*「ウソだろ!?ママ!!あんたが生んだ息子だぞ!!」
**「ママやめてー!!」
***「な!!生クリームならあるファ!!生地はないが!!ママ!!よせ!!」
モスカート「お菓子はまだここには…!!」
ビッグマム「お菓子を食べる 邪魔をするな…」
その時、モスカートの体からコポコポ…と出てくる…
*「モスカート!!落ち着け!!臆したら寿命を取られるファ!!」
ビッグマムの側から逃げ出すモスカート「うわァ!!助けてくれママ!!もう止めないよ!!」
モスカートの体から出てきた物を掴んでひきちぎるビッグマム「40年」
**「兄さん!!」
ざわつく町人「モスカート様!!」
倒れるモスカート
町人「実の息子を◯したァ〜!?」「逃げろ!!誰にも止められない!!」
ビッグマム「クロカンブ〜ッシュ!!」
その時、川の方から声がする「ひどい有り様」
町人「え!?ジュースの川から誰か来る!!」「あれは」
サメに乗ってやってくるジンベエ「みなどいていろォ!!」
町人「ジンベエ親分だァ〜!!」「傍らに!!クロカンブッシュ!?」
クロカンブッシュ「助けてー食べられるー」
町人「ホテルに泊まってたシュークリーム達を捕まえてくれたんだ!!」「ちゃんとアメで固まってるのは “キャンディ大臣” の仕事か!?」
ビッグマムの口にクロカンブッシュをつっこむジンベエ「受け取れ」
ビッグマム「お〜い〜しイイ〜♡♡」
町人「やったぞ!!ママの癇癪が治った〜!!」
ビッグマム「これこれ〜♡」
飲み込まれていくクロカンブッシュ「おいしいなら…!!本望〜っ!!」
町人「ありがとう!!ジンベエ親分〜!!」
落ち着いたビッグマム「ふい〜 おや〜?おれの忠実な海の戦士!!ジンベエ〜 この前は “ポーネグリフ” の手土産見事だったよ
読めやしないがねハ〜ッハハママママ …どうした今日はこんな所で 妙に都が芳ばしいけどお前がやったのかい?」
ジンベエ「いや…わしは今来た所で何が起きたかは知りません わしァ今日はあんたに大切な話を聞いて貰おうと思いここへ」
ビッグマム「…ウチやめたり…しねェよな」
次回、ONEPIECE ワンピース 830 へ!!
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