1980年代に「愛の魔力」などのヒット曲を放ち、「ロックンロールの女王」と称された米歌手ティナ・ターナーさんが24日、スイスのチューリヒ近郊にある自宅で死去した。83歳だった。 代理人によると、長い闘病生活の末、穏やかに息を引き取ったという。 ターナーさんは、1980年代に「愛の魔力」が大ヒット。金髪にジーンズジャケット、ミニスカート、ピンヒールというファッションでニューヨークを練り歩き、80年代スタイルを象徴する作品となった。 1996年のインタビューで、どうやって健康を維持しているのかとの質問に対し、ターナーさんはこう答えた。「最近みんなジムに通って、大声を出しながら運動しているのが健康にいいって言われているでしょう。私の場合、35年も歌って、旅して、踊ってきたから、仕事が私にとってのエアロビクスなんだと思う」 ターナーさんは8回受賞したグラミー賞のうち、6回は1980年代に受賞した。 2008年のグラミー賞授賞式では、ビヨンセとの共演を果たした。 ビヨンセ 「ティナはすごい。間違いなく最高の歌手で、何年も共演したいと思っていたが、ついに実現した。その瞬間が実現して本当に素晴らしい」 夫だったアイク・ターナーさんが1957年に、セントルイスのクラブでマイクを握った17歳のティナさんを発掘。彼女にティナ・ターナーという芸名を与えた。その後2人はメキシコで結婚した。 だが1976年に2人は別々の道を歩む。その際ティナさんは、夫婦として、そして音楽デュオのパートナーとして歩んだ1960―70年代に、夫から受けた虐待について率直に語った。2人の離婚は1978年に成立した。 1984年のアルバム「プライベート・ダンサー」は通算2億枚以上を売り上げ、ターナーさんの人気はピークを迎えた。1985年、ターナーさんはドイツの音楽プロデューサー、アーウィン・バックさんと出会い、後に結婚。スイス国籍を取得した。 引退後、ターナーさんは数々の健康問題に直面。さらに2人の息子が亡くなるという悲劇にも見舞われた。ターナーさんには夫のバッハさんのほか、養子に迎えたアイクさんの2人の息子がいる。
「ロックンロールの女王」ティナ・ターナーさん死去、83歳
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1980年代に「愛の魔力」などのヒット曲を放ち、「ロックンロールの女王」と称された米歌手ティナ・ターナーさんが24日、スイスのチューリヒ近郊にある自宅で死去した。83歳だった。 代理人によると、長い闘病生活の末、穏やかに息を引き取ったという。 ターナーさんは、1980年代に「愛の魔力」が大ヒット。金髪にジーンズジャケット、ミニスカート、ピンヒールというファッションでニューヨークを練り歩き、80年代スタイルを象徴する作品となった。 1996年のインタビューで、どうやって健康を維持しているのかとの質問に対し、ターナーさんはこう答えた。「最近みんなジムに通って、大声を出しながら運動しているのが健康にいいって言われているでしょう。私の場合、35年も歌って、旅して、踊ってきたから、仕事が私にとってのエアロビクスなんだと思う」 ターナーさんは8回受賞したグラミー賞のうち、6回は1980年代に受賞した。 2008年のグラミー賞授賞式では、ビヨンセとの共演を果たした。 ビヨンセ 「ティナはすごい。間違いなく最高の歌手で、何年も共演したいと思っていたが、ついに実現した。その瞬間が実現して本当に素晴らしい」 夫だったアイク・ターナーさんが1957年に、セントルイスのクラブでマイクを握った17歳のティナさんを発掘。彼女にティナ・ターナーという芸名を与えた。その後2人はメキシコで結婚した。 だが1976年に2人は別々の道を歩む。その際ティナさんは、夫婦として、そして音楽デュオのパートナーとして歩んだ1960―70年代に、夫から受けた虐待について率直に語った。2人の離婚は1978年に成立した。 1984年のアルバム「プライベート・ダンサー」は通算2億枚以上を売り上げ、ターナーさんの人気はピークを迎えた。1985年、ターナーさんはドイツの音楽プロデューサー、アーウィン・バックさんと出会い、後に結婚。スイス国籍を取得した。 引退後、ターナーさんは数々の健康問題に直面。さらに2人の息子が亡くなるという悲劇にも見舞われた。ターナーさんには夫のバッハさんのほか、養子に迎えたアイクさんの2人の息子がいる。
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