痛い話 ブログ

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    黒子のバスケ

    5
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    【最新話・ネタバレ・文字バレ・画バレ】

    黒子のバスケ EXTRA GAME エクストラ ゲーム 5話 ネタバレ

    『あとはまかせろ』

    本誌表紙

    黒子 EX5-24.jpg


    本編表紙
    「水着の桃井とリコ」

    黒子 EX5-1.jpg


    火神が桃井、リコの水着姿に
    ツッコミを入れる

    黒子 EX5-23.jpg


    火神
    「なんで!?」

    黒子
    「夏だからと…作者が」

    火神
    「そーゆーのは得意な人達に
     任せとけよ!
     本編カンケーねぇじゃん!」

    黒子
    「言ってる僕達も
     海パンですが…」

    --------------------------------------

    【本編】

    ゾーンに入った青峰
    パーフェクトコピー状態の黄瀬

    観客
    「うわぁあー!!
     すげえ圧力…!!

     もはや形容する言葉が
     見つからねぇ…!!

     青峰と黄瀬の
     ダブルチーム!!」

    ボールを持ったシルバーが
    青峰と黄瀬に阻まれる

    黒子 EX5-25.jpg


    シルバー
    「ぐっ…おおおお!!」

    必死な形相のシルバー
    青峰と黄瀬も本気

    --------------------------------------

    ジャバ12番
    (一体どうなってやがんだ
     コイツ等…!!

     さっきまでと動きが
     まるで違ぇ…!!)

    ゴールド
    (これは…ゾーンか!

     しかも自力で入り
     やがっただと…!?

     それにもう一匹も
     ゾーンじゃねぇが

     遜色ねぇレベルに
     アップしてやがる!?)

    --------------------------------------

    伊月
    「ゾーン状態の青峰と
     パーフェクトコピーの黄瀬!!」

    小金井
    「すげぇ…」

    土田
    「最強タッグの超必殺
     ダブルチームだ!!

     突破はおろか
     ボールキープだって
     できるもんか!!」

    観客
    「うおーいけぇ!!」

    --------------------------------------

    シルバー
    「このっ…うざってぇんだよ!!
     クソ共が!!」

    シルバーが黄瀬を抜いていく
    だが青峰がその先を抜かせない

    シルバー
    「…っ!!」

    次の瞬間、黄瀬が背後から
    シルバーのボールを
    バックチップをする

    黒子 EX5-26.jpg


    シルバー
    「なっ!?」

    ジャバ6番&7番
    「あっ!!」

    日向
    「いよっしゃあー!!」

    若松
    (すげぇっ!!
     さすが圧巻だぜ!!

     パーフェクトコピー…

     一瞬、青峰が二人いるかと
     思っちまった…!!)

    観客
    「うぉお!!とったぁー!」

    火神
    (ったく…しかもなんだよ!?

     黄瀬がわざと抜かせて
     青峰がフォローした瞬間に
     バックチップ…

     息もぴったりじゃねーか!!)

    --------------------------------------

    ボールを拾った赤司
    その目の前にはゴールド

    黒子 EX5-34.jpg


    紫原がパスを貰おうと手を伸ばす

    赤司はパスを送ろうとするが
    ゴールドの反応を見て躊躇する

    リコ
    (やっぱりパパの言う通り…
     赤司くんは味方をゾーンに
     入れる事ができる究極のパスが
     封じられている…!?)

    黄瀬が赤司に声を出す

    黄瀬
    「ヘイ!!」

    赤司が黄瀬にパスする

    ボールを受け取った黄瀬
    目の前に来るジャバ6番

    --------------------------------------

    次の瞬間、黄瀬が赤司の技
    擬似エンペラーアイを発動する

    黒子 EX5-47.jpg


    背後に倒れるジャバ6番

    黒子 EX5-27.jpg


    ジャバ6番
    (なんっだ…とぉ!?)

    観客
    「うおお!!
     アンクルブレイク!!」

    ジャバ12番
    「チィッ!」

    ジャバ12番が黄瀬を止めに入る
    黄瀬が青峰にボールをパスする

    ジャバ12番
    「!?」

    ゴール間際の青峰

    桜井
    「青峰サ…っうわ!!」

    青峰の目前にシルバーが
    ブロックをして立ちはだかる

    シルバー
    「がぁあ!!」

    だが青峰はシルバーを抜いていく

    黒子 EX5-28.jpg


    シルバー
    「なっ…!!」

    そのままフォームレスシュートで
    ゴールを決める青峰

    --------------------------------------

    観客
    「わああ!!
     決まったー!!

     なぜあれが入る!?
     青峰のフォームレスシュート!!」

    若松
    「やったあー!」

    ガッツポーズしている日向達

    ジャバ12番
    「あのスピードで…
     あのフォームで…
     横っ飛びしながら…!?」

    ジャバ7番
    「なんてサーカスシュートだ…!!」

    桃井
    (大ちゃん…きーちゃん…)

    黒子 EX5-35.jpg


    --------------------------------------


    【桃井回想】

    桃井が青峰と黄瀬の
    昔の事を思い返す


    ~黄瀬がバスケ部に入った頃~

    黄瀬
    「青峰っち!」

    青峰
    「っち!?(汗」

    黒子 EX5-30.jpg



    ~チームに亀裂が生じた頃~
    ~IHで青峰と黄瀬が戦った頃~

    黒子 EX5-29.jpg


    【回想終了】

    --------------------------------------

    青峰
    「パスのタイミングおっせーよ!
     あと一歩早けりゃもっと
     ラクにいけたのによ!」

    黄瀬
    「はあ!?もっとっスか!?
     とれるんすか!?」

    青峰
    「ったりめーだろがバカ!」

    昔みたいに戻った2人の姿

    黒子 EX5-31.jpg


    それを見て涙を流す桃井

    黒子 EX5-9.jpg


    桃井
    (もー…なんだろ最近
     ホント涙もろいなー)

    そんな桃井を見て微笑む黒子

    黒子 EX5-33.jpg


    黒子
    「がんばれ!!
     青峰君!!黄瀬君!!」

    --------------------------------------

    黄瀬、青峰が再びシルバーの
    ダブルチームで挑む

    観客
    「うおお!!
     そしてこのダブルチーム!!

     見てるだけで息が
     つまりそうな圧力だ!!」

    囲われているシルバーはイラつく

    シルバー
    「クソがぁ!!」

    黒子 EX5-39.jpg


    ジャバ6番&7番をマークする紫原
    それを見たゴールドは思う

    ゴールド
    (…なるほどな…フン
     そんでダブルチームで空いた穴は

     まとめてセンターのあいつが
     ケアするってわけか

     …だいたいやりてぇー事は
     分かったぜ

     確かに相当な守備範囲の持ち主だ
     可能かもな…ただし…)

    ゴールドの前に出る赤司

    --------------------------------------

    次の瞬間、予備動作のないパスで
    ジャバ7番にパスするゴールド

    黒子 EX5-36.jpg


    ゴールド
    「パスを出すのが
     オレじゃなかったらな」

    シュートを打とうとするジャバ7番

    紫原
    「くっ…」

    紫原がジャバ7番を止めに入る

    だがジャバ7番がバックしながら
    フェイダウェイショットを放つ

    黒子 EX5-37.jpg


    紫原の止めが間に合わず
    そのシュートが決まる

    第3Q 残り時間 4分9秒
    JVORPAL SWORDS 44 - 63 Jabberwock

    --------------------------------------

    観客
    「うわぁ決まったー!!
     悔しいが鮮やか…!!」

    高尾
    「バックステップからの
     フェイダウェイショット…」

    若松
    「日向のバリアジャンパーと
     似た技だな…!!」

    日向
    「ただ少し違うのはバックステップ
     ヒザを曲げるんじゃなくて抜く…

     瞬時に地面を蹴る動作に入れる
     高等技術だ」

    景虎
    (日向のステップは瞬発力がなくても
     速さを出すやり方だある者ならば

     その技術を使った方が
     数段速く動ける…が

     これも自然に身につける
     もんじゃねぇ

     バスケエリート上がりは
     ナッシュだけじゃなかったか)

    黒子 EX5-40.jpg


    --------------------------------------

    敵を見据えている青峰&黄瀬
    ボールを持っている黄瀬

    ジャバ6番が黄瀬のマークに付く
    だが次の瞬間、シュートを放つ黄瀬

    ジャバ6番
    「…なっ!?」

    緑間の長距離3Pを真似たシュート
    見事にゴールに決まる

    観客
    「きたぁー!!黄瀬の3Pー!!
     しかもあの距離とフォーム…!!
     あれはまさしく…」

    ジャバ6番
    (6番のクレイジーショットと
     まったく同じだと…!?

     さっきのプレイといい…
     こいつまさか…!!
     
     他の選手のプレイを
     コピーできるのか!?)

    応援している観客の描写

    --------------------------------------

    その時、紫原の隙をつき
    ジャバ6番がマークから外れる

    紫原
    「!!」

    更にジャバ12番のスクリーン
    紫原は動けなくなる

    黒子 EX5-41.jpg


    その隙をついてジャバ6番が
    シュートを放つ

    紫原
    「あっ…」

    見事にシュートが決まる

    降旗
    「ああっ…」

    福田
    「…いや!」

    即効で走っている青峰
    火神がボールをパスする

    そのままゴールを決める青峰

    黒子 EX5-42.jpg


    観客
    「超速攻--!!
     一瞬でやり返したー!!」

    第3Q 残り時間 3分33秒
    JVORPAL SWORDS 49 - 66 Jabberwock

    --------------------------------------

    再び青峰と黄瀬がシルバーを
    ダブルチームで囲っていく

    観客
    「いける…いけるぞ!!
     がんばれー!!
     ヴォーバルソーズ!!」

    ジャバ12番
    「チィ…あがきやがって…!」

    黄瀬
    「…なーんかダブルチームは
     ちょっとやりすぎだったんじゃ
     ないスかねー」

    シルバー
    「あー?」

    黄瀬
    「青峰っちこいつオレに
     任せてくんないっスか?」

    青峰
    「…ったく…じゃあ黄瀬
     お前先でいいぜ」

    黄瀬
    「ええ!?
     珍しくないっスか!!
     いいんスか!?」

    青峰
    「先でっつたろ
     テキトーなとこで代わんだよ!」

    黄瀬
    「あー、はいはい」

    ジャバ7番のマークに移る青峰
    黄瀬の真意は察してる模様

    黒子 EX5-43.jpg


    --------------------------------------

    シルバーと1対1になった黄瀬

    黒子 EX5-44.jpg


    シルバー
    「ああ?テメェ…
     いったいどういうつもりだ!?」

    黄瀬
    「いやいや状況考えれば
     大体伝わるでしょ?

     お前ごときオレ一人で
     十分だっつってんだよ」

    シルバー
    「この…ク・ソ・カ・スがぁ~!!」

    火神
    (あいつらまさか…)

    紫原&赤司
    「…」

    火神、赤司、紫原が察する

    黒子 EX5-45.jpg


    --------------------------------------

    リコ
    「ちょっと二人共…!?」

    桃井
    「いくらなんでも
     調子乗りすぎじゃ…」

    景虎
    「…いいや逆だ
     あいつらに余裕なんてねぇ

     あれはそれを悟らせねぇための
     ブラフだ…」

    日向&若松&高尾
    「…え?」

    緑間は冷静な表情から
    それを察している様子

    景虎
    「誤算だったぜ…この作戦は
     青峰・黄瀬のダブルチームで

     シルバーを抑え紫原が6番と7番の
     2人をカバーする予定だった

     だがその2人…特に7番の実力が
     想定を上回っていた

     紫原の守備範囲を持ってしても
     止められない程に…

     おかげで一見…

     押しているように見えるが
     肝心の点差が縮められてねぇ…

     そしてもう一つ…

     ダブルチームの方も
     やはり相手は怪物…

     予想以上に消耗が激しく
     このままでは2人共…

     スタミナが保たせるべき場面の
     はるか手前で尽きる…

     黄瀬はそれを悟り
     そしてある決断をした

     青峰のスタミナを
     温存させるために

     たとえここで自分のスタミナが
     尽きることになっても

     シルバーを一人で
     食い止めることを」

    日向
    「それじゃ…」

    高尾
    「黄瀬は勝機をつなぐために
     自分を犠牲にするつもりで…!?」

    黒子もそれを察し心配している様子

    黒子 EX5-46.jpg


    --------------------------------------

    シルバーが黄瀬を抜いていく
    シュートに入ろうとするシルバー

    だが黄瀬が青峰の瞬発力を発動
    即効でシルバーに追いつく

    黄瀬
    「うぉおあ!!」

    シルバー
    「がっ!!」

    更に黄瀬が紫原のブロックを発動し
    シルバーのシュートを弾き止める

    黒子 EX5-49.jpg


    観客
    「うぉお!!ブロック!!
     すげぇぞ黄瀬!!

     マジで一人で
     あのシルバーを止めたぁ!!」

    ゴールド
    (バカがまんまと挑発に乗って
     冷静さを失いやがって…!

     崩しも甘いあんな雑なプレイじゃ
     当然の結果だ!!)

    --------------------------------------

    赤司がこぼれたボールを拾う
    すぐにボールを黄瀬にパスする

    早川
    「いけぇ!!黄瀬!!」

    シルバー
    「いかすか…ブッ潰してやる!!」

    黄瀬
    (あーあ…ったく…

     流れ的にそうなっちゃった
     とは言え…ヘコむっスわー

     まさかこんな損な役回り
     やるはめになろうとは

    黄瀬が青峰の瞬発力発動し
    シルバーを抜いていく

    黒子 EX5-50.jpg


    シルバー
    「ぐっ…」

    シルバー
    (コイツ…なんだ!?

     5番(青峰)のキレを
     再現してるだけじゃねぇ!!

     元の速さが上がって
     いやがる…!?)

    黄瀬
    (けどイヤってわけじゃない
     それが最善なら
     ためらったりするもんか)

    シュート体勢に入る黄瀬
    だがシルバーが追いついてくる

    シルバー
    「がぁあ!!」

    観客
    「うわっ…まさか…
     まだ追いつくのか…!?
     シルバー!!」

    シュートに跳ぶ黄瀬
    シルバーがブロックに跳ぶ

    黒子 EX5-51.jpg


    黄瀬
    (やってやる…)

    黒子 EX5-52.jpg


    --------------------------------------

    【黄瀬回想】

    ジャバとの試合に向けての練習中
    笠松に電話していた黄瀬

    笠松
    「モシモシおう黄瀬か
     どうした?」

    黄瀬
    「どうしたって…

     イヤこの前の試合…
     最悪な奴らだったじゃないスか

     様子が気になったつーか…」

    黒子 EX5-53.jpg


    笠松
    「なんだそんな事か
     今ちょうど岡村と
     メシ食ってるよフツーに」

    黄瀬
    「…」

    笠松
    「お前ら(キセキの世代)と
     バスケやってきたんだぞ

     今さら実力差にいちいち
     打ちひしがれたりするかよ

     …ただとにかく悔しかった

     オレ達スターキーが
     バカにされたことより

     お前らとやってきた今までのバスケ
     全てをバカにされた事が…

     今吉達も同じ事を言ってたよ
     聞いたぜ…再戦するんだろ?

     だったらこればっかりは頼むぜ

     勝ってくれ仇を取る
     ためなんかじゃなく

     オレ達が今までやってきた
     バスケを証明するために」

    黒子 EX5-54.jpg


    電話の向こうで決意する黄瀬
    それを見ている黒子の姿

    【回想終了】

    --------------------------------------

    黄瀬
    (勝つためなら…
     なんでもやってやる!!)

    黄瀬
    「ぬぅうあ…らあ!!」

    黄瀬がシルバーをふっ飛ばし
    右手でダンクを決める

    黒子 EX5-55.jpg


    シルバー
    「がっ…」

    シルバー
    (なん…だとぉ~!?)」

    観客
    「うわぁマジか!?
     シルバーをふっ飛ばして
     決めたぁー!?」

    ジャバ7番
    「バカな…!!
     体勢が不十分だったとは言え」

    ジャバ6番
    「シルバーを…!?」

    青峰
    (黄瀬…お前)

    火神
    (入ってやがる…!!
     ゾーンに…!!)

    黒子 EX5-56.jpg


    若松
    「…て事はゾーン+
     パーフェクトコピー!?」

    日向
    「そんなの…」

    緑間
    「保って数分なのだよ…
     だがもはや断言できる

     今この瞬間だけはコート上の
     選手で最強は黄瀬だ」

    観客
    「ディーフェンス!!
     ディーフェンス!!
     ディーフェンス!!」

    --------------------------------------

    ゴールド達と戦っている火神達

    その描写の中で赤司(俺司)が
    僕司に話しかけ場面が流れる

    俺司
    (聞こえるか?頼みがある)

    僕司
    (…ああ察しはついてる
     そろそろだと思っていたよ)

    俺司
    (力を貸してくれ
     お前の眼が必要だ)

    黒子 EX5-57.jpg


    僕司
    (かまわない…だがいいのか?
     僕は彼らの敵だった存在

     プレイが噛み合わず
     チームバランスを
     狂わす事もありうるぞ)

    俺司
    (大丈夫…彼らは変わった
     もう誰もお互い敵など思っていない
     そしてこれはお前も同じだろう?)

    僕司
    (…わかった僕も戦おう
     チームの勝利のために)

    アナウンス
    「第3Q終了です」

    第3Q終了
    JVORPAL SWORDS 60 - 70 Jabberwock

    --------------------------------------

    ベンチで休憩を取る黄瀬達

    リコ
    「大丈夫黄瀬君!?
     アイシングもっとお願い!!」

    息が上がりキツそうな黄瀬

    黒子 EX5-58.jpg


    黄瀬
    (まだだ…まだ動ける!
     搾り出せ…!
     最後の一滴まで!!)

    アナウンス
    「第4Q開始です」

    --------------------------------------

    両チームがコートに出る

    観客
    「いけぇヴォーバルソーズ!
     差は少しずつつまってるぞ!
     あと一本で一ケタ差だ!!」

    パスを受け取る黄瀬が緑間の
    3Pシュートの体勢に入る

    黄瀬
    「あぁあ!!」

    観客
    「超長距離3P!!
     いけぇー…!!」

    だが次の瞬間、黄瀬が
    ボールを落としてしまう

    黒子 EX5-59.jpg


    観客
    「…え?」

    黒子
    「黄瀬君!!」

    黄瀬の限界が来た様子で
    地面に膝をついてしまう

    アナウンス
    「ヴォーバルソーズ
     メンバーチェンジです」

    黄瀬
    (あーあちぇっ…最後決めて
     終わりたかったのに…
     もう1ミリも動けないっスわ)

    黄瀬
    「ははっ…カッコわりー…」

    赤司
    「カッコ悪いものか
     ここまでよくやった」

    赤司が黄瀬に手を貸し
    ベンチまで運んでいく

    赤司
    「あとはまかせろ【涼太】」

    黒子 EX5-60.jpg


    黄瀬
    「…え?」

    黄瀬
    (赤司っち…?)」

    緑間
    (この雰囲気…まさか…)

    黄瀬は緑間と交代する

    --------------------------------------

    ジャバ6番がボールを
    ゴールドにパスする

    ジャバ6番
    「ハハッ、結局ガス欠かよ!」

    ジャバ12番
    「そりゃそーだ!
     あんな動きがいつまでも
     続くわけがないぜ!」

    赤司と対峙するゴールド

    ゴールド
    「残念だったなぁ…
     これでまた状況は元通りだ

     ムチャして一時的に
     頑張った所で結果は
     変わらねぇのによ

     無意味な努力
     ご苦労様だぜ」

    黒子 EX5-61.jpg


    赤司
    「元通りでも無意味でもない

     涼太は十二分に
     次に繋がる仕事をしてくれた

     それより今度は自分の心配を
     した方がいい」

    ゴールド
    「…はぁ?なんだって?」

    ゴールドが再び予備動作のない
    パスを使おうとする

    --------------------------------------

    だが次の瞬間、赤司が
    エンペラーアイを発動する

    赤司がゴールドの動きを止め
    ゴールドの手からボールを押し出す

    黒子 EX5-62.jpg


    ゴールド
    「なっ…!?」

    ジャバ6番&12番
    「なんだと!?」

    火神
    (これは…エンペラーアイ!?
     …って事はまさか…!!)

    紫原
    「…!?」

    青峰
    「赤司…!」

    僕司
    「絶対は僕だ、頭が高いぞ」

    黒子 EX5-63.jpg


    煽り
    「その瞳の色は封じ込めていた
     もう一人の証!!」

    黒子のバスケ EXTRA GAME エクストラ ゲーム 6話 ネタバレに続く

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    第4Q まだ手はある

     

    第2Q、神に選ばれた躰を持つ男、ジェイソン・シルバーの圧倒的な力により11点差をつけられる

    残り5分を切ったところでVORPAL SWORDSは選手交替

    赤司・緑間アウトで黒子・火神を入れる

    そして火神と青峰の2人ブロックでシルバーを止める事に成功した

    そして黒子のイグナイトパス「反撃開始だ!!」

    パスは前線を走っている黄瀬へ「ナイスパス黒子っち!!」

    しかしナッシュの戻りが早い

    黄瀬の後ろから青峰も前線へ走っている

    その青峰を追いかけるJabberwock選手「(今度は逃がすかよ)」

    止められたシルバーはその場に立ったままでいる

    舌打ちをするナッシュ「(こういう時戻りが遅ぇのがあのバカの悪いクセだ)」

    2対2の場面

    青峰が来ている左サイドへ一瞬目線をやる黄瀬

    Jabberwock選手「(パスか!?)」

    しかし黄瀬は右へとパスを出す

    そこに上がってきていたのは火神「いいや…3人だよ!!ナイスパスだぜ!!うおおおらあ!!」

    ダンクを決める火神

    盛り上がる観客

    若松「よぉしいいぞ!!」

    高尾「黄瀬PGもいけるな!!みんな息ぴったりだ!!」

    青峰「黄瀬テメェなんでパスあいつなんだよ!!青峰っちマークついてたじゃないっスか!!」

    火神「オレが決めちゃワリーのかよ!!」

    若松と高尾「…多分!!合ってるはず…」

    黒子は騒いでる火神達をにこやかな表情で見ている

    Jabberwock選手がシルバーに声をかける「ショックなのはわかるがディフェンス戻れよ お前なら間に合ったんじゃねぇのか?」

    凄い形相で睨むシルバー「…あ”あ”っ ブッ潰してやる…!!いいからとっととボールよこせや」

     

    Jabberwockボール、シルバーにパスが渡る

    シルバーには紫原と火神がダブルチームでマークについている

    紫原「あーやだやだ…コイツと協力とか 勝つ為にしかたなくだかんねー…」

    火神「お前ら黙って合わせらんねーの!?」

    少しイラッとするシルバー「このっ…」

    Jabberwock選手「よこせシルバー!!フリーだ!」

    シルバー「ああ!?この程度でオレ様がやられるわけねぇだろが 手助けなんざいるかよ!!」

    素早い回転から火神の方へ抜きにいくシルバー

    しかしその先にいたのは青峰「だろーな、テメーはパスしねぇと思ったよ チョロいぜ単細胞が!」

     

    kbe4-1

    ボールを奪われたシルバー「(クソザルがぁー!!)」

    そして黒子が青峰の名を呼ぶ

    青峰「(うー…まとめてブチ抜いてやるつもりだったけど…まあいーか)…ホラよっ」

    黒子にパスする青峰

    青峰の雑なパスに手を伸ばして取る黒子「わ…っと」

    Jabberwock選手「(いつの間にあんな所に…!?さっきからなんなんだコイツは!?)」

    そしてまた前線の黄瀬へと鋭いパスが入る

    黄瀬「毎度さすが!黒子っち そんで今度はオレが魅せる番っスよ!!だりゃ!!」

    黄瀬がダンクを決めてVORPAL SWORDSの連続得点

    黒子「青峰君パス下手すぎです ビックリしました」

    青峰「なっ…通ったんだからいーじゃねーか!」

    火神「いや今のは黒子のおかげだろ」

    紫原「峰ちんヘター」

    青峰「うっせ!」

    黄瀬「誰かオレのダンクホメてほしいっス!!」

    黒子達とは対照的に、イラついているJabberwockには険悪な空気が流れる

     

    試合は進み、第2Qが終了

    40ー36とVORPAL SWORDSが4点差まで追い上げる

    ベンチを蹴り飛ばすシルバー「クソザル共が〜…チョロチョロひっかきやがって…後半ただじゃおかねえぞ…!!」

    ナッシュ「シルバー」

    シルバー「あ”あ”!?」

     

    kbe4-2

    ナッシュ「少し黙れ」

    シルバー「…っ」

    ナッシュ「頭を冷やせバカが どんな選手でも3人もつかれりゃ勝手はできなくなるに決まってるだろうが」

    シルバー「だからってよお…このまま黙ってやられたんじゃオレの気がおさまらねぇ…!」

    ナッシュ「安心しろ 後半はもっと暴れさせてやるよ 要はDFを散らしてやりゃあいいだけだ オレが風通しよくしてやるよ」

     

    日向「よくわかんねーけどとりあえず収まったみたいだな…」

    若松「全く…キレ方も向こうは迫力が一回り違うぜ」

    青峰「うっせーだけじゃん」

    紫原「ねー」

    カゲトラ「よぉしテメーら 前半は上出来だ 後半もこのままいくぞ!だが気は抜くなよ こんなもんがヤツらの全力なはずがねぇ

    本当の勝負はこっからだ!いいな!!」

    一同「おおう!!」

    緑間「(それにしてもナッシュ・ゴールド・Jr…あの凶暴なジェイソン・シルバーを一瞬で静かにさせるとは…一体どれほどの選手なのだよ)」

    赤司も無言でナッシュの事を考えている様子

     

    第3Q開始、ボールはJabberwock

     

    kbe4-3

    早速ナッシュにボールが渡る

     

    kbe4-4

    マークに行った黄瀬はゾクッと感じ一瞬でディフェンスに集中する

    火神「(来る…!ナッシュのヤロー 明らかに前半とは雰囲気が違え…!!)」

    青峰「(黄瀬もそれは感じとってる 一気に集中力全開の最警戒モードに入った…!)」

    皆がナッシュと黄瀬の方を見つめている

     

    kbe4-5

    しかし次の瞬間、ナッシュから放たれた高速なパスが黄瀬を通り越していく

    紫原「(黄瀬ちんは今、間違いなく全神経張りつめて備えてた)」

    火神「(なのに反応すらできねぇだと!?)」

    そしてJabberwock選手がシュートを決める

    観客達もざわつく「なんだ今のパスは!?」「一瞬でボールがフリーの選手に…まるで瞬間移動だ!!」

    黄瀬「(速いとかそういうレベルじゃない 全く見えなかった…!!)」

    ベンチの赤司が口を開き、驚く一同「予備動作が…ない…!?」

    赤司「人が速く動いたり大きな力を出したりしようとすれば、その直前必ず反動や勢いをつける為の動きが入る それが予備動作だ

    ハイスピードスポーツの攻防は、相手の動きを見てから反応するのでは遅い

    わずかな予備動作を見逃さず、それに反応しなければ間に合わない だがナッシュにはその予備動作が全くない

    ベンチのオレ達にはかろうじて見えたが、マークしていた黄瀬はもちろん 他の4人も全く見えていなかったはずだ」

    日向「なっ…(それってつまり…絶対に防げないパスって事じゃねーのか…!?)」

    赤司の話を聞き、考えるカゲトラ「(だとしたら…妙だな ストリート選手らしくねぇ

    予備動作をなくすなんてセンスだけじゃムリだ 緻密なフォームチェックをしながら基本動作の膨大な反復練習がいるはず

    考え方も派手な動きを入れたがるストリートとは真逆と言っていい

    むしろ幼少期からクラブ・部活で優れた指導者についていたバスケエリートのテクニックだ…!)」

     

    VORPAL SWORDSボール

    日向「ひるむな!!決め返してやれ!!相手の意表をつくパスなら…ウチが専売特許だ!!」

    火神に素早いアリウープへのパスを通す黒子

    しかしシルバーがブロックする

    リコ「そんな…(ミスディレクションは機能している、完全に虚をついたハズ…なのに…シルバーの反射速度はそれを上回るの!?)」

    カウンターで3対3の形に

     

    kbe4-6

    そしてまたもナッシュのパスが通る

    黄瀬「くそっ…!!」

    青峰「(しまった…スキンヘッドの方へのパスに気をとられてヘルプに間に合わねぇ!!)」

    ダンクへと跳ぶシルバーをブロックに跳ぶ紫原「(ちょっと待てふざけんな まさか…前半あれでまだ全力じゃなかったのかよ…!?)」

    ダンクを決めるシルバー

    吹き飛ばされた紫原から、ちがポタっと落ちる

    レフェリータイムになる

    火神「(いよいよやべーぜ…!!このカンジ…間違いない!これは… “野生” …!!それもオレ達とは別格の…!!)」

    シルバー「ふうー…ナッシュのおかげで一気にやりやすくなったぜ 思う存分暴れさせてもらうぜ

    覚悟しとけよクソ共 全員残らずブッ潰してやるよ」

    ナッシュ「さすがにサルでももう分かったろう?お前らがあの手この手であがこうがオレがちょいとパス出しゃ終わりなんだよ

    シルバーを止めようとすりゃあ他が止められねぇ 他を止めようとすりゃあシルバーが止められねぇ

    要はサルの浅知恵なんざ役に立たねぇほど根本的に格が違うんだよ

    よかったなあ前半は…希望が見えてた いけるかもと思ったろう?勝てるかもと思ったろう?

    嬉しいぜ その為に前半は抑えてプレイしてたんだからよ」

    Jabberwockメンバー達がニヤッと笑みを浮かべる

    ナッシュ「ここからは歯ぎしりしながら思う存分絶望してくれ ざまあみやがれサル共が!」

     

    そして点差は一気に開き始める

     

    kbe4-7

    キセキの世代達の力を合わせても勝てないのか…と思う日向達

     

    第3Qも半分が過ぎ、点差は19

    残り5分のところで選手交替をするVORPAL SWORDS

    黒子と赤司を交替する

    カゲトラに言いかかる若松「ぐっ…やっと選手交替って…もっと前に何か手はなかったんすか!?」

    高尾「そっすよ、今出した赤司にしてももっと早く出せば… 赤司は自分以外もゾーンに入れる事ができるはずだ

    あいつらが全員ゾーンに入ればもっとやれたんじゃ…」

    それはできないと言うカゲトラ「理由は2つある 1つは時間、今それをやっても最後まで保たねぇ ガス欠になった所でとどめをさされて終わりだ

    もう1つ…と言うかこっちがそもそも問題なんだが…赤司のその味方をゾーンに入れるきっかけを作るパスはナッシュが封さつしている」

    高尾と若松「な…!?」

    カゲトラ「理由はわからねぇが…前半何度か試みて明らかにタイミングをズラされていた」

    日向「(そんな…それじゃあもうどうやっても…)」

    赤司「いいやまだ手はある 監督がここまで耐えた今がギリギリで且つ唯一無二のチャンスだ

    今はまだお前達全員をゾーンに入れる事はできない だがここでナッシュとシルバーを抑え耐える事ができれば勝機がみえる

    まずナッシュはオレがつく そしてシルバーは…紫原、マーク交替だ 6番と7番をお前だけでくいとめろ お前の守備範囲なら可能なはずだ」

    火神「! てことは赤司…」

    赤司「ああ、頼むぞ 今シルバーに対抗できるのはお前達2人しかいない」

     

    試合が再開される

    青峰「まさかオメーとダブルチームする日がくるとはよ」

    黄瀬「いやぁ…人生何が起きるか分かんないっスねぇ」

    シルバー「(なんだコイツら…急にフンイキが変わりやがった…!!)」

    青峰「足ひっぱんなよ」

    黄瀬「あいよっス」

     

    kbe4-8

    ゾーン強制解放でゾーン状態に入る青峰

    それを完全無欠の模倣(パーフェクトコピー)してゾーンに入る黄瀬

    青峰「何もう勝った気でいんだ脳筋ヤロー こっからだぜ本番はよ…!!」

     

    次回、黒子のバスケ EXTRA GAME 5 へ!!

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    第3Q そろそろ教えてやるか

     

    開始直後、赤司からのパスをアリウープで青峰が決めて口火を切った

    VORPAL SWORDSとJabberwockの試合

     

    相手のシュートをブロックする黄瀬「うぉら!!」

    赤司から前に走っている青峰へとパスがいく

    Jabberwock選手「(速い!!東洋人とは思えないぜ なんてバネだ!!)」

    青峰「オイ、ストバス育ちはお前らだけじゃねーんだぜ」

    後ろでドリブルする青峰

     

    kbe3-1

    そして後ろ手でボールを前に放り投げ抜き去り、ダンクを決める青峰

    盛り上がる観客

    残りは3分ほど、15ー9でVORPAL SWORDSのリード

    リコ「…パパ!」

    カゲトラ「ああ、出だしは文句なしだ!」

    舌打ちするJabberwock選手

     

    ナッシュのマークにつく赤司「…来い」

    華麗なボール捌きで攻めるナッシュ「サルが…!!」

     

    kbe3-2

    しかしボールの動きをよく見て抜かせない赤司

    舌打ちしパスするナッシュ「…む(このゆさぶりについてきやがるか…!!)」

    受けた選手がダンクに向かう「アマいぜ くたばれや!!」

    止める紫原「…はぁ〜?どっちが? そんぐらいの英語ならわかるよ」

    そしてボールは緑間に渡り、すぐさまシュートモーションに入る

    Jabberwock選手「…はぁ?」「んなところから何やって…」

    ほぼコート端からシュートをうつ緑間「今日のおは朝占い 1位はかに座だ 更にラッキーアイテム(TVのリモコン)、万に一つも落ちるものか」

     

    kbe3-3

    驚くJabberwock選手「なっ…!?」

    そしてタイムアップで第1Q終了、20ー16でVORPAL SWORDSリード

     

    VORPALベンチ「よっしゃあ!!いい調子できてるぞ!!」

    リコ「…けど」

    カゲトラ「…ああ(確かに今押しているのはウチだ…が…イメージほど点差がついていねぇ

    奴ら押されてるようでも要所要所でキッチリ決めてやがる 基本的なプレイも精度と質がクソ高ぇ 想像よりはるかに厚みのある強さだ)」

    汗だくの選手達

    桃井「(それに…みんなもうこんなに汗を…!? 第1Qでこんなに消耗してるみんなは初めて見る それほど力と速さがある相手なんだわ)」

    黄瀬「まさかこのメンツの全開スタートでも押し切れない相手がいるなんて…初体験かも 正直ビックリっスわーマジ」

    青峰「…ああ…サイコーだぜ 相手にとって不足なしだ」

    ため息をつく紫原「ハー…だからさ〜…」

    その表情を見る黒子「…」

     

    ナッシュ「驚いたぜ 想像以上にやりやがる」

    Jabberwock選手「ゲームでリードされたことなんてUSAでもここ最近記憶にねぇ」「日本にもあんな奴らがいるとはな」

    ナッシュ「…まぁやるっつってもサルにしてはの話だがな なぁシルバー」

    スポーツドリンクを飲み干し握り潰すシルバー「…ああ、そろそろ教えてやるか 力の差ってもんを」

     

    第2Qが始まる

    紫原がスクリーンをかけられフリーになったシルバーにボールがいく

    シルバー vs 青峰になる

    青峰「(…! オレとワンオンワンだぁ!?どういうつもりだ…!?)」

    シルバー「(別にお前を選んだワケじゃねぇ 誰でもいいんだよ)」

    青峰を抜き去るシルバー「オレ様に勝てる奴なんていねぇんだからな!!」

     

    kbe3-4

    青峰「なっ…(速ぇえ!!)」

    若松「バカな…青峰が抜かれた!?」

    ダンクに向かうシルバーに紫原がなんとか追いつきブロックに跳ぶ「このっ…」

    ボールを捉えた紫原「(ヤッバ…なんだこのパワー…!!)」

    しかしシルバーのパワーでぶち込まれる

    驚く実況「何ぃー!?全員が天賦の才を持つキセキの世代 その中で最もスピードのある青峰が抜かれ 最もパワーのある紫原がふっとばされたー!?」

    観客達も静まり返る「ウソ…だろ…」

    シルバー「くっ…オイオイちょっとやる気出しただけでこれかよ?つくづくサルは貧弱でまいるぜ

    ケガしねーように気をつけてやらねぇとな!はははははは!!」

    紫原「全部は聞きとれなかったけど…ケンカ売ってんのはワカったよ」

    青峰「…やろう」

     

    続いて赤司のシュートをブロックするシルバー

    赤司「(想定外の距離から追いつかれた この瞬発力は…!!)」

    既に先頭を走っているシルバー

    ナッシュはパスを出す

    追いかける黄瀬と緑間

    黄瀬「(くっそ…マジっスか!?)」

    緑間「(…追いつけん!!)」

    シルバー「なんだよそれで全速力か?もうゴールついちまうぞ しょうがねぇな…じゃあ指くわえて見てな!!」

    フリースローラインから跳ぶシルバー

    驚く一同「レーンアップ!?」

     

    kbe3-5

    カゲトラ「なっ…しかも…これは…両手持ちの(ボースハンド)ウインドミルダンク!?」

    黒子「…火神君」

    火神「…あぁ、両手持ちってのはワンハンドよりパワーが出るかわりに高さが出ねぇ

    それでレーンアップからのウインドミル…あんなのオレもやったことねぇ」

    日向「(これが “神に選ばれた躰” を持つ男 ジェイソン・シルバー!!)」

    シルバー「はははは見たかサル共!!お前らには一生できない芸当だろう!?努力なんかじゃ埋められない絶対的な力の差なんだよ!!」

     

    次からのプレイもシルバーに攻撃を止められ、得点も決められる

    残り5分を切ったところでタイムアウトをとるVORPAL SWORDS

    スコアは24ー33でJabberwockリード

    カゲトラ「さぁて…やべーな 向こうもいよいよ本性出してきやがった」

    黒子「紫原君…大丈夫ですか?」

    レモンの砂糖漬け?を食べる紫原「んーヨユーだけど〜?けどアイツムカツク〜ぜーったいヒネリつぶしてやる〜」

    リコ「(ポジションをほとんど無視して暴れ回ってるシルバーだけど それでも基本マークは紫原君 その分体力の消耗が特に激しい…!)」

    カゲトラ「とにかく何とかしねぇといけねぇのはシルバーだ 今の5人はバランスはいいが

    シルバーを止めるにはちと馬力不足だ メンツを変えるぞ 赤司・緑間アウト、黒子・火神インだ」

    紫原「…!ちょっと〜それってつまり…」

    カゲトラ「お、さすが察しがいいな じゃあ説明は不要だな 火神を入れてインサイドを強めたのはその為だ

    赤司のかわりにボール運びは黄瀬 お前の器用さがあればできるだろう」

    紫原「いや、じゃなくて〜あんな奴オレ1人でも…」

    赤司「紫原 監督の指示に従え お前1人では勝つのは無理だ」

    紫原「はぁ!?」

    赤司「今はまだ …もし違うと思えばオレも反論する だが今は監督の判断がベストだ…何より

    1人の勝利とチームの勝利 どちらが大事かなどもう痛いほど知っているだろう 青峰もいいな」

    青峰「…あーわってるよ」

    無言でその様子を見つめる桃井

    黒子「じゃあ行きましょう」

     

    Jabberwock選手「ブハッ!?昨夜店に来たガキ、マジで出てやがる」「…あ?うおホントだ!つうかリスタートしてもすぐに気づかねーってどんだけショボいんだよ!?」

    「シルバーのプレイに腰抜かして早くも勝負投げたかぁ?」

    シルバーにボールが渡り、紫原がマークする

    シルバー「(あん…!?パワードリブルで押し込めねぇ…!?コイツ…パワーが上がってる…!?

    …と言いてえが、押し返すのに全力使っちまってるだけだろーが そんなんでオレ様のスピードに反応できるワケねぇだろうが!!)」

    紫原を抜いてダンクにいくシルバー

    火神がブロックに跳ぶ「まだだあ!!」

    シルバー「(なんだコイツは…!?オレ様と同じくらい跳ぶだと!?)だが1人で止められると思ってんのかバカが!◯にやがれ!!」

    青峰「誰が1人っつったよ そのバカだけじゃムリに決まってんだろーが!!しょーがねーから手伝ってやるよ」

    火神「はあ!?なんだそりゃ じゃいらんわ!!」

    シルバー「なっ…」

    ブロックに跳ぶ青峰「2人だよ!!」

     

    kbe3-6

    シルバーをブロックした2人「おぉおお どうだぁー!!」

    Jabberwock選手「なんだと!?」

    黄瀬が走りだす、紫原がボールを拾い黒子にパスする

    Jabberwockのメンバーは黒子を認識できていない「はっ!なんだぁ?そんなとこ誰も…」

    ナッシュが気付く「(…!?コイツいつの間にそんな所に…)」

    イグナイトパスで前線に送る黒子「いいえ 反撃…開始だ!!」

     

    次回、黒子のバスケ EXTRAGAME 4 へ!!

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    第2Q

     

    カゲトラによって集められたキセキの世代と火神

    Jabberwockとの再戦は1週間後

    カゲトラ「試合会場は撤収を中止して今急ピッチで再準備中だ!!それまでにチームを仕上げ絶対にアイツ達を倒すぞ!!」

    image-7

    そこにやってくるリコと桃井

    桃井「私達も協力しますよー」

    リコ「わお 改めて見ると壮観なメンツねー!」

    黒子に抱きつく桃井「テツくーん♡」

    青峰「さつきお前毎回それやんねーと気がすまねぇのか」

    火神「カントクも…!?」

    リコ「何よー聞いてなかったワケ?」

    カゲトラ「スペシャルチームのアシスタントコーチとマネージャーってとこだな リコたんは試合までの練習メニュー作成とオレの補佐」

    リコ「任せ…やめてよその呼び方!!」

    カゲトラ「桃井ちゃんはチームサポートと情報収集」

    桃井「もうまとめてあります!」

    火神「はえぇ!!」

    控えの選手を聞く赤司

    そろそろ来るはずと答えるカゲトラ

    image-8

    そこに入ってきたのは日向と高尾と若松

    高尾「どーもーウチの真ちゃんがお世話になってますー」

    緑間「だまれ高尾」

    日向「(さすがに圧倒されるぜ…いいんかなオレいて…)」

    赤司「あまり固くならずに もちろん歓迎しますよ」

    日向「(心読まれてしかも年下に優しくフォローされた!!)」

    紫原「控えって…いるイミあんの〜?」

    若松「お前みたいなのがいっから呼ばれたんだよ!」

    紫原「はー?」

    カゲトラ「そーゆーこった 主力メンバーは実力は文句なしだがアクも強い 今来た3人は女子2人と相談して決めた

    単純な実力だけでなくチームバランスをとる意味も含めた人選と理解してくれ さぁ…これで全員そろった

    対Jabberwock連合チーム…VORPAL SWORDS(ヴォーパルソーズ)始動だ!!」

    一同「おおう!!」

     

    一方、Jabberwockの面々はキャバクラにいる

    口説くシルバー

    ビビりながら店員が注意するも睨まれ怯む

    シルバー「ったく…いいわもう代われお前」

    メンバー「シルバーお前昨日つかまえた女と昼まで部屋で遊んでたじゃねーか」

    シルバー「今夜は3対1ぐらいいきてぇ」

    ニック「そういえばナッシュどうする?試合までの1週間一応やつら練習用の体育館オレらのも手配してくれたんだろ?」

    ナッシュ「…ニックぅ〜 勘弁してくれ わかりきったこと聞くな あいつらの為に練習する?ジョークにもなってねえよ

    しかも新しい相手は前より更に若い オレ達とほぼ同年代のチームらしい さすが生真面目な日本人と言うべきか

    どんな相手であれできるだけ対等な条件で戦いたいらしい もはや賞賛に値するぜ」

    テーブルのグラスを足で割るナッシュ「よくまあオレのイラつくポイントをいちいちついてくれるもんだ そーゆーサルが一番ムシズが走んだよ」

     

    練習に励むVORPAL SWORDS

    高尾「ヒューッ!!さっすが」

    日向「アイツらが全員味方なんて頼もしいどころじゃねぇな…!」

    カゲトラ「んー…どう思うリコ」

    リコ「さすが…と言いたいけどまだ完璧じゃないわね 連携に僅かなズレがある まあチームができたばっかだから当然なんだケド」

    カゲトラ「同感だ はたして1週間でそのズレをどこまで修正できるかだな」

    続いて桃井の集めた映像を皆で見る

    桃井「特に脅威なのがやはりこの2人です まずジェイソン・シルバー ポジションはセンター、身長210㎝、体重115キロ

    彼の武器は凶悪なまでの身体能力 その肉体のスピード・パワー・しなやかさ…全てを怪物級に兼ね備え

    “神に選ばれた躰”と呼ばれています だとしたら選ぶ人間を間違えたと言わざるをえませんが性格は粗悪で女好き…そして」

    リコ「(情報としてだからかサラッと言うわね…女好きとか)」

    桃井「練習嫌いで有名です スキルアップの為に反復練習などせず筋トレも一切やったことがない」

    若松「なっ…」

    高尾「ウソだろ…あれで全く練習してねえっていうのかよ…」

    カゲトラ「残念ながらいるんだよ世界にはな 努力をせずとも勝ってしまう 理不尽なまでの天才って奴が

    天才という意味ではここにいるお前らもそう呼ばれているが コイツのスケールはそれを超えている

    平たく言えばコイツは 青峰以上の敏捷性と、火神以上の跳躍力と、紫原以上のパワーを持っている」

    日向「(試合観た時からウスウス感じてはいたが…マジで怪物じゃねーか こんな奴いったいどうやって…)」

    黄瀬「ううーっわっ だってさ青峰っち どう思うっスか?」

    青峰「…はっ サイコーじゃねーか まさかこんな楽しめそうな奴とやれるなんてよ」

    桃井「(大ちゃん…ふふ…やっぱりそっちの方が似合うよ 勝負を受ける姿よりも挑む姿の方が)」

    火神「ああ ガゼン燃えてきたぜ!!」

    紫原「あのさー マークすんのキホン俺なんだけど〜…メンドクサすぎ…」

    桃井「そしてもう1人はもちろんリーダーのナッシュ・ゴールド・Jr ポジションはポイントガード、身長190㎝、体重82キロ

    シルバーほどではありませんが身体能力はやはりトップクラス 基本タイプはオールラウンダーで

    “魔術師(マジシャン)”の異名通り変幻自在のトリックプレイを得意としています…ですが謎も多い

    それだけでシルバーをはじめJabberwockのメンバーを従えられるかと言われれば疑問だし 過去のどの試合を見ても明らかに底を見せていない」

    映像を凝視する赤司「…彼のマークはまずオレになると思うが 彼の特性にオレの特性は相性が悪いかもしれない かなり手を焼きそうだ」

    青峰「…ふーん ま そこらへんは任すわ赤司」

    黄瀬「ザツっスね!!」

    青峰「わかんねーことだらけなんだから考えてもしょーがねーだろ それに相性だろーがなんだろーが勝てんだろお前なら」

    赤司「…ああもちろんだ」

    高尾「しっかしその2人以外もマジレベルが違うぜ お前らと遜色なし ヤベーぜホント今回の相手は」

    緑間「…フン だが見ればわかるのだよ どいつもこいつも人事を尽くしていない どれだけ強かろうが気にくわんな オレのスリーで蹴散らしてやるのだよ」

    高尾「おー期待してんぜ」

    黄瀬「まーまー どんな相手でも絶対勝つっスよ!!オレ達は強いっスから!!」

    蹴りをいれる青峰「お前がしめんなや!!」

    カゲトラ「問題なさそうだな じゃああとは頼むぜ」

    リコ「どこ行くの?」

    カゲトラ「六本木 まじで頼むぞお前らぁ!!あのクソ共ひきとめる為にオレの自腹で毎晩遊ばせなきゃなんねーんだからよ…」

    はっとするリコ「(この闘い…実は相田家の未来もかかっている!!)」

     

    そして6日後

    カゲトラ「おーし終わりだ!!後は明日の本番のみ!!絶対勝つぞぉ!!」

    一同「おおう!!」

    ヨロッと弱っているカゲトラ「じゃー後はたのまぁ… …六本木行ってくる…」

    リコ「…がんばってね」

    日向に手応えを聞くリコ

    日向「見りゃーわかんだろ やっぱすげーよこのチームは 完全にかみ合ったらすげぇことになるぜ」

    リコ「…だよね(つまり言いかえれば完全にかみ合うまでには至らなかった…か それでもこの短期間では上出来と言える)」

    火神をワンオンワンに誘う黄瀬

    桃井「あんまりエキサイトしすぎないでねー」

    黄瀬「しっかしまさかまた同じチームでやれるとは思わなかったっスねー」

    火神「また?…あー 練習試合のあと公園でやった時か」

    黄瀬「そっスよー あん時気づいたらガラ悪い奴らに黒子っちケンカ売ってて…」

    火神「ありゃビックリしたわ アイツ弱いくせに退くこと知らねーからよー」

    青峰「おーい テツどこ行ったか知んね?」

    緑間「カゲトラさんが出た直後にいなくなったのだよ」

    ふっと考えがよぎる火神と黄瀬

    火神「…いやいやねーだろそれは…」

    黄瀬「っスよねー」

    火神&黄瀬「(まさか…あん時と同じパターンっスかぁー!?)」

     

    場面はキャバクラ

    ナッシュ「…オイ 今日はなんだ?子連れか?」

    カゲトラ「…あ?何言ってやがん…」

    黒子「はじめまして」

    驚くカゲトラ「うわあっお前いつの間についてきてんだ?」

    黒子「明日…あなた達と戦うチーム…の選手の1人です」

    ナッシュ「…は?何の冗談だそりゃ…」

    本当ですと言う黒子

    大笑いするJabberwock

    シルバー「帰んなボクチャン こんなとこいるとママに怒られちまうぞー?」

    黒子「なぜ…サルがバスケをするなとか あんなことを言う…んですか?」

    ナッシュ「…ああ?」

     

    キャバクラに向かって走る一同

    火神「アホかアイツは!?」

    紫原「さすがにそれはないっしょ〜」

    黄瀬「前科あるんスよ実際!!」

    青峰「テツならありうるな」

    緑間「だとしたら信じられん奴なのだよ」

    赤司「時々本当に黒子はオレにも予想できないことをするね」

     

    黒子「もしかしたらあなた達から見たらボク達の…バスケはサルのように拙いものに見える…のかもしれない

    けど…たとえそうだとしてもサルがバスケをして何…が悪い バスケをするのに…資格なんていらない!」

    シルバー「ああ…?なんだテメェそんなこと言いにわざわざ…」

    ナッシュ「ヘタクソな英語で何を言うかと思えば…」

    image-9

    黒子に蹴りをいれるナッシュ

    カゲトラ「黒っ… バッ…何やってんだオイやめろ!」

    黒子の髪を掴むナッシュ「ゴチャゴチャズレたこと言ってんじゃねぇよ 目障りだからやめろっつったんだろーが サルの主張なんて聞きたかねーんだよ」

    ナッシュに拳を振る火神「黒子!!」

    かわすナッシュ

    青峰「テメーらウチの仲間に何してくれてんだよ」

    シルバー「…ほー どうやらお前ら明日の対戦相手らしいな ちょっとはマシなサルが出てきたじゃねぇか」

    怒りに震え、今にも殴りかかりそうな火神と青峰

    シルバー「けどまあ関係ねぇかもう…やんだろ?ここでよぉ…」

    赤司「…やめろ」

    黒子「…赤司君」

    赤司「わかっている お前のことだ 選手ならば決着はバスケで とでも言うのだろう」

    黒子「…はい お願いします…」

    去っていく一同

    シルバー「ハハハハなんだそりゃあ!?わざわざくだらねぇこと言いに来てケリもらってそのまま帰る!?

    間抜けな上に腰抜けか!!だからサルなんだよ!!明日はチビらねぇようにせいぜい替えのオムツをたくさん持ってくるんだな」

    赤司「黙れ下衆が お前達こそ首を洗って待っていろ 明日は地べたを舐めさせてやる」

     

    そして翌日、相対する両チーム

    シルバー「よぉ腰抜け共 オムツはちゃんとはいてきたか?」

    ジャンプボールは紫原 vs シルバー

    紫原が取り赤司へ

    image-10

    そして一瞬で赤司からのアリウープを決める青峰

    リコ「(昨日までのズレはなんだったのってぐらい…タイミングドンピシャ!!)」

    青峰「英語わかんねっつんだボケ 言ったろーが 地ベタ舐めさせてやるってよぉ」

     

    次回、黒子のバスケ EXTRA GAME 3 へ!!

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    第1Q 派手にいこうぜ!

     image-6

    不世出の5人の天才、キセキの世代

    そしてその5人が一目置いた存在、幻の6人目

    その幻のシックスマンは自分が影となるべき光と出会う

    そして光と影の二人を中心とした誠凛はキセキの世代全員が出場したウインターカップで数々の激闘の末、優勝

    同時にその過程は歪んでしまったキセキの世代達に影響を与え彼らはそれぞれ自分の歩むべき道を進み始めた

    だが…

    その後、一度だけ光と影、キセキの世代

    彼ら全員の道は重なることになる

     

    空港に沢山の報道陣が詰めかけている

    そこに現れたのはアメリカ、世界で圧倒的人気のストリートバスケットチームJabberwock(ジャバウォック)

    リーダーを含め全員が18歳前後と若いチームらしい

    イベントの後、大学生のチームと親善試合をする予定

    女性記者が意気込みを聞く

    image

    ジェイソン・シルバー「あ〜ん?意気込みねぇ…違う意気込みならあるぜ」

    そう言って部屋に誘おうとするシルバー

    image-1

    それを止めるリーダーのナッシュ・ゴールド・Jrが質問にきちんと答える

    彼らの通訳・ガイドのところにカゲトラがいる

    カゲトラ「ようこそ日本へ 悪ガキ共」

    今回のイベントを仕切ってる人と知り合いらしい

     

    誠凛の体育館にて練習するメンバー

    リコがカゲトラから試合のチケットを2枚もらっている「行く人いる?」

    小金井「マジで!?行きたい!!」

    伊月「コガちょっと ここはさ…ホラアイツに」

    小金井「えー!?でも…あー」

    伊月「もうアイツのヘタレっぷりは見てらんないだろ 日向とカントクで行ってこいよ」

    日向「はあ!?なんでそうなんだよ!?火神とか特に好きそうじゃねーかこーゆーの!」

    伊月「気にすんな オレらはテレビで観るから

    日向「答えになってないだろ!!」

    火神と黒子は後ろで練習している

    リコ「休憩中なんだからほどほどにね」

    降旗「…やっぱインターハイの結果は悔しかったんだろーなー」

    1年生「そんな…出ただけでも十分すごいじゃないすか…」

    降旗「ばっかお前ら…そんな心持ちじゃ…マジで裸で告るハメになるぞ」

    1年生「降旗先輩震えやばいス!!」

    火神や黒子を見て練習を始める2、3年生

    休憩中も動く先輩達の体力に驚く1年生

    土田「そんなことないよ 2年も3年も最初はお前らと似たようなもんさ がんばれば結果はちゃんと出るからな」

    リコ「じゃあチケットは私と日向君で行っちゃっていいのね?」

    日向「えっ!?あ お おうっ」

    小金井「日向!キメろよ あのコのハートにクラッチシュート!」

    日向「何言ってんだお前は!?」

     

    帰宅するカゲトラ(朝帰り)

    六本木のキャバクラに行ってたと言うとリコに蹴られる

    カゲトラ「だってJabberwockのガキ共がそーゆートコ行きてーって言うからよー」

    しかし失敗だったと言うカゲトラ

    どうやら店はかなり荒らされたらしい

    カゲトラ「…悪ガキなんてもんじゃねぇぞありゃあ 明日の試合も無事終わるかどうか…あー胃が痛え」

     

    そして翌日、Jabberwockのエキシビジョンマッチが始まる

    相手を務めるのはチーム「Strky(スターキー)」

    image-2

    日向「おおっマジであの人達がやるのか!」

    それぞれの後輩達もテレビで見ている

    ストバスの有名選手やプロも出場した大会で優勝しこの場に選ばれたらしい

    そしてJabberwockが入場してくる

    紫原「ねぇ室ちん〜この人らってスゴいの〜?」

    直接やった事はないと言う氷室「動画で試合を見た印象ではキセキの世代と同等…いやそれ以上かもしれない…

    ただオレがアメリカにいた頃、耳にしたのはとにかく悪い噂ばかりだったよ」

    試合が始まり、まずはJabberwockボール

    マークにつくのは笠松「(パスもらって即ドリブル…よく言えばスムーズ、悪く言えばルーズ

    やっぱストリートはテンポが違うな さあ…どうきやがる!?)」

    ナッシュがその場で素早くドリブルする

    その速さに驚く今吉「(うわはっ 人間技ちゃうで!!)」

    ナッシュが両手を広げて「…さあボールはどこかな?」

    笠松「えっ…!?」

    ボールはナッシュの真後ろでバウンドしていてそれを肘で小突いてパスする

    パスをもらった選手がシュートを決める

    湧く観客達「うわぁあなんだ今のドリブル!?からのエルボーパス!?」「すっげーカッケー!!」

    リコ「スッゴォ…」

    口が開きっぱなしの日向

    その後のプレイ

     image-3

    image-4

    火神「…いや けどこれは…」

    青峰「…やりすぎだろストバスのプレイで相手を挑発したりおちょくったりするのは珍しくもなんともねぇ

    むしろ高等技術 キメたらクールってもんだ けどアイツらはそれしかやってねぇ 見下してる感じがモロに出てんぜ」

    他のキセキの世代達もそれぞれ感じている

    青峰「観客もそれを感じとっている 観たかったのはJabberwockのプレイだったとしても

    ここまでStrkyがボロカスにされるとはしゃぐにはしゃげねーよ」

     

    最後、Jabberwockが豪快にダンクを決め試合は終了

    結果は86ー6

    笠松が試合後の握手をしにいく

    インタビュアーがナッシュにファンへの一言を求めにいく

    ナッシュ「そうだな…今回の試合で改めて思ったよ お前らを見てると心底ヘドが出る

    ここにいる奴ら全員 いやこの国でバスケごっこをしている奴ら全員 今すぐやめるか死んでくれ

    お前らにわかりやすく例え話をしてやるよ 人間とほぼ同じ知性を持つサルがいたとして

    そいつらが相撲をしてんだよ まわしをしてルールも慣習もそっくりマネてよ

    である日、お前らの国の力士にこう言ってくんだ 同じ力士気取りで 僕らと一緒に相撲をしようよ!

    お前がもしそのサルと相撲をとることになったらどう思う? ブチ殺したくなるだろーが!

    親善とか笑えねーんだよ 子供連れてこいと言ったのはそんなサルの子供の夢をつぶしたかったからだ

    家族連れでこいと言ったのはそんなサルの家族に最低の思い出をプレゼントしたかったからだ

    一言だあ?まずはお前らはサルってことを自覚しろ サルにバスケをやる権利はねえよ!ははははははははは」

    笠松の差し出した手に唾を吐き去っていくナッシュ

    皆、怒りに震えている

    カゲトラ「待てコラガキ共ー!!せっかく来たんだもう少し遊んでけよ オレがおごってやるからよ」

    リコ「…パパ?」

    英語が喋れた事に驚く日向

    カゲトラ「そんで1週間後リベンジマッチだ…!!コッチが負けたらオレが腹でも切ってやる!テメェらが負けたらワビいれた後イカダでも使って自力で家帰れ!!」

    シルバー「ああ?何言ってんだオッサン なんでオレ達がもう1回試合やんなきゃなんねーんだバカか」

    ナッシュ「待て オレはこのまま黙るサルなら許せるがナメた口きくサルはカンベンならねぇ

    オッサンのハラキリショーなんざどうでもいいがなんなら違う形で償いはしてもらうぞ」

    シルバー「オイオイマジかよー」

    ナッシュ「1週間後…二度とナメた口きけないようにしてやるよ」

    リコ「ちょ…パパ…リベンジマッチってメンバーはどうするつもりなのよ!?あんな奴らに勝てる奴なんて…」

    日向「…そんなもん…あいつらに決まってんじゃねーか…!!」

     

    カゲトラのもとに集まったキセキの世代の5人

    カゲトラ「おう来たか 基本全員はじめましてだな」

    黄瀬「てかオレらだけなんスか?あの2人は…」

    もちろん呼んでいると言うカゲトラ

    赤司「オレ達に勝った2人だ 当然だろう」

    体育館に入ってくる火神と黒子

    カゲトラ「おーしそろったなー 全員よく来てくれたな 改めて礼を言わせてもらう

    事情はもうわかってると思うがアイツらに対抗できるとしたら今ここにいるメンツっきゃねぇ

    控え選手もまだ何人かに声をかけるつもりだが…このチームで1週間後のリベンジマッチに挑む

    こんな機会はおそらく二度とねぇだろう 今回限りのドリームチームだ 派手にいこうぜ!」

     

    次回、黒子のバスケ EXTRA GAME 2 へ!!

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