痛い話 ブログ

いろんな話題を勝手に収集しまくるブログ。おもしろい、たのしい、痛い、めずらしい、注目されている、されていないを関係なくまとめてます。

    ハンター×ハンター

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    【ネタバレ】HUNTERXHUNTERハンターハンター 351 感想【注意】

    No.351 し闘

    実況「ーさぁーーァ!!!休みがちのしに神がフロアマスター戦として最初に選んだ相手はー!!!」

    「同じくフロアマスターとして初めての試合を迎えるこの男!!!その名はァァァ」

    冒頭は どうやらおおきな熱気に包まれいている天空闘技場の場面から

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    「ークロロォーーーーォオ」

    「ルシルフルゥゥーーゥゥゥーー!!!」

    「VSッッッ」

    「ヒソカァァァーーーーーアアア」

    「モロォォーーゥゥーーーーーウ!!!」

     

    h8.jpga

     

    ヒソカ「ようやく 願いが叶ったよ♥」

    「ーここまで待って慣れ合いみたいな闘いはしたくない♣ー」

    もう試合がはじまろうかという直前 静かに互いをみあいながら言葉をかわすふたり

     

    クロロ「わかってる」

    「追われるのも正直面倒になってきた」

    「どちらかが」

     

    「○ぬまでやろう」

     

    ヒソカ「OK♥」

     

    h7.jpga

    と その二人の言葉に 場内はまた更に一気にボルテージを増していく

    実況「何ァ~~~~んと!!」

    「フロマスタークロロがデスマッチを提案んん!!ヒソカもこれを快諾!!し闘決定です!!」

    「生き残るのは唯一人!!相手のシが勝利の条件~~~~~!!!!ー」

     

    二人の間に立つ審判「ーあらゆる武器の使用は認められる」

    「互いに誇りと名誉をかけて」

    「ッッ」

    「ファイッー」

     

    ズッ…

    互いに 念能力をかまえるかのような両者

     

    ドス

    審判「ーえ?」

     

    h6.jpga

    クロロ『ー携帯する他人の運命(ブラックボイス)』

    クロロの左手にはあの携帯

     

    ヒソカ「(ーなるほど..♦)」

    「(除念の後僕をじらしたのは…能力”カード”をそろえるためね…🎵)」

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    ピピピピ

    左手の携帯を素早く操作するクロロ また指の間にはアンテナを一本挟んでいる様子

    ヒソカ「(もう一本 アンテナを….!!)」

     

    実況「!?!?審判が!?ー」

    「クロロと共にヒソカを襲うーー!?」

    ヒソカ「審判でボクの動きを止め アンテナを刺す気か..!!」

    ズギャ

    先に近づいてきた審判をけりあげるヒソカ

    ヒュッ

    その蹴り足を狙うかのように クロロのアンテナを持つ左腕がせまる

    ガゴ

     

    h5.jpga

     

    「(チッ フェイント…!!)」

     

     

    「ー!!」

    ドドドドドド

     

    h4.jpga

     

    ヒソカ「(ー操作系の強み…条件を満たせば即詰みだ♣)」

    「(ケータイ一台だから操れるのは一人のみ?それとも 二人同時に操れる?)」

    「(メールの一斉送信で命令を拡散できるなら十分可能!!)」

    実況「ースタンプ!!スタンプ!!スタンプ!!スタンプーーー!!!無慈悲な連続スタンプゥゥーーー!!!ー」

    ヒソカ「(アンテナを抜くか壊せばおそらく操作は解除されるが 操作可能なのが一名だけならばクロロはそれを待っている…!)」

     

    「(ー伸縮自在の愛”バンジーガム”!!)」

    「(最速で”MAX”で縮め)」

    踏みつけをうけつつも クロロの背後に位置していたような審判を自分の方へと一気にひきつけるヒソカ

    が それをクロロはなんなく躱すも その隙にその場を脱出していく

    しかしクロロは再度即座に審判を操作し また審判を前に出しつつ距離を詰めてくる様子

    ヒソカ「(ー審判を盾にアンテナを刺す機会をうかがっている..♦)」

    「(操作できるのが単体でも複数でもベストな戦略だね♣)」

     

    「(ー瞬さつ可能なやり方をあえて僕に見せたのは…アンテナを常に警戒させ精神(こころ)を削るため!!)」

    「(つまりは長期戦の宣言!!)」

    「(とても嬉しいよクロロ..♥)」

    「(受けて 勃つ…♥ー)

     

    そのまま 審判の動きを やすやすとかわそうかというヒソカ

    「ー!!」

     

    h3.jpga

     

    「(爆破..!?ちがやばい..!?)」

    「(発動”バンジー”!!)」

     

    と とっさにバンジーガムで天井近くへと退避するヒソカだったが なにやらクロロの様子には変化が

    クロロ「ー番の破壊者(サンアンドムーン)」

    ヒソカ「(本を 持っていない…!ー)」

    ドシャ.. ひどい傷をおい倒れる審判 その様子に「マジ..!?」とどよめきだす観客たち

     

    h2.jpga

    クロロ「ーご覧のとおり両手を使う能力だ」

    「左手で太陽(プラス)の刻印を押し 右手で月(マイナス)の刻印を押す」

    「互いの刻印がふれあうと爆発する …今は審判の左手と背中に刻印をおした」

    「刻印自体は一瞬で押せるが威力を最大にするためには対象者に3~5秒程触れ続ける必要がある」

    「一瞬の刻印なら今程度の爆発で済むが 完全な爆弾なら傍らの人間も粉々に吹き飛ばす」

    「流星街(故郷)で手に入れた能力だー」

     

    リング上に降りるヒソカ「ー…親切だね」

    「舐めてるのかい?」

    「それとも」

    「すごく舐めてるのかい?ー」

     

    と その発言に「後出しはしない 晒したカードで戦うよ」とかえすクロロ ただの○しあい(ゲーム)だからこそ闘い方(スタイル)は大事だろうという

    クロロ「ー勝敗なんかよりはるかにな」

     

    ヒソカ「勝ちには拘ってくれないか?僕が萎えるからね♠」

    クロロ「もちろんそのつもりだが お前はどうだ?」

     

    「俺の手役を見た後でも勝負(コール)するか考えろー」

    「ー栞のテーマ(ダブルフェイス)」

     

    h1.jpga

    「今実演したように栞を挟むことで本を閉じてもそのページの能力を維持できる」

    「更に開いたページの能力と併用することも可能だー」

     

    ヒソカ「(キミが気持よく戦えるならそれでいいよ♥)」

    「(戦”バトル”は舞”ダンス”…! 息を合わせないとね…🎵)」

     ad

     

    「揚げ足とっていいかな?」

    「栞と挟むページの能力と開いたページの能力」

    「それだとダブルじゃなくてトリプルじゃない?」

    クロロ「それを言うなら本(これ)を含めてクアドラプルだな」

    「この栞は本に付属する能力で盗んだものじゃない」

     

    「”盗んだ能力を2つ同時に使える能力”ということだ」

    「ちなみに栞は一枚しかないー」

     

    「コンボが可能な能力は強力だが 栞の能力は前者だ」

    ス.. と栞をさした本をしまうクロロ

    「ー元々右手で本を持つ事が前提だった盗賊の極意(スキルハンター)だったが」

    「両手を空けないと発動しない能力を盗んだ事で調整を余儀なくされた」

    「おかげで厄介な制約は増えたが能力発動時の体術向上の効果は甚だ大きい」

     

    「ー両手が自由な状態で能力を一つ使える 素晴らしいと思わないか?」

    「これを踏まえてあと3つ 能力を紹介しよう」

     

    ヒソカ「(…確かに 面倒(素晴らしい)な…♥)」

    クロロ「一人ヤルにあたり使用する能力数新記録だ 誇りに思っていいよー」

    次回、ハンターハンター第352話へ

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    【ネタバレ】HUNTERXHUNTERハンターハンター 351 感想【注意】

    No.351 し闘

    実況「ーさぁーーァ!!!休みがちのしに神がフロアマスター戦として最初に選んだ相手はー!!!」

    「同じくフロアマスターとして初めての試合を迎えるこの男!!!その名はァァァ」

    冒頭は どうやらおおきな熱気に包まれいている天空闘技場の場面から

    「ークロロォーーーーォオ」

    「ルシルフルゥゥーーゥゥゥーー!!!」

    「VSッッッ」

    「ヒソカァァァーーーーーアアア」

    「モロォォーーゥゥーーーーーウ!!!」

     

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    ヒソカ「ようやく 願いが叶ったよ♥」

    「ーここまで待って慣れ合いみたいな闘いはしたくない♣ー」

    もう試合がはじまろうかという直前 静かに互いをみあいながら言葉をかわすふたり

     

    クロロ「わかってる」

    「追われるのも正直面倒になってきた」

    「どちらかが」

     

    「○ぬまでやろう」

     

    ヒソカ「OK♥」

     

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    と その二人の言葉に 場内はまた更に一気にボルテージを増していく

    実況「何ァ~~~~んと!!」

    「フロマスタークロロがデスマッチを提案んん!!ヒソカもこれを快諾!!し闘決定です!!」

    「生き残るのは唯一人!!相手のシが勝利の条件~~~~~!!!!ー」

     

    二人の間に立つ審判「ーあらゆる武器の使用は認められる」

    「互いに誇りと名誉をかけて」

    「ッッ」

    「ファイッー」

     

    ズッ…

    互いに 念能力をかまえるかのような両者

     

    ドス

    審判「ーえ?」

     

    h6.jpga

    クロロ『ー携帯する他人の運命(ブラックボイス)』

    クロロの左手にはあの携帯

     

    ヒソカ「(ーなるほど..♦)」

    「(除念の後僕をじらしたのは…能力”カード”をそろえるためね…🎵)」

     

    ピピピピ

    左手の携帯を素早く操作するクロロ また指の間にはアンテナを一本挟んでいる様子

    ヒソカ「(もう一本 アンテナを….!!)」

     

    実況「!?!?審判が!?ー」

    「クロロと共にヒソカを襲うーー!?」

    ヒソカ「審判でボクの動きを止め アンテナを刺す気か..!!」

    ズギャ

    先に近づいてきた審判をけりあげるヒソカ

    ヒュッ

    その蹴り足を狙うかのように クロロのアンテナを持つ左腕がせまる

    ガゴ

     

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    「(チッ フェイント…!!)」

     

     

    「ー!!」

    ドドドドドド

     

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    ヒソカ「(ー操作系の強み…条件を満たせば即詰みだ♣)」

    「(ケータイ一台だから操れるのは一人のみ?それとも 二人同時に操れる?)」

    「(メールの一斉送信で命令を拡散できるなら十分可能!!)」

    実況「ースタンプ!!スタンプ!!スタンプ!!スタンプーーー!!!無慈悲な連続スタンプゥゥーーー!!!ー」

    ヒソカ「(アンテナを抜くか壊せばおそらく操作は解除されるが 操作可能なのが一名だけならばクロロはそれを待っている…!)」

     

    「(ー伸縮自在の愛”バンジーガム”!!)」

    「(最速で”MAX”で縮め)」

    踏みつけをうけつつも クロロの背後に位置していたような審判を自分の方へと一気にひきつけるヒソカ

    が それをクロロはなんなく躱すも その隙にその場を脱出していく

    しかしクロロは再度即座に審判を操作し また審判を前に出しつつ距離を詰めてくる様子

    ヒソカ「(ー審判を盾にアンテナを刺す機会をうかがっている..♦)」

    「(操作できるのが単体でも複数でもベストな戦略だね♣)」

     

    「(ー瞬さつ可能なやり方をあえて僕に見せたのは…アンテナを常に警戒させ精神(こころ)を削るため!!)」

    「(つまりは長期戦の宣言!!)」

    「(とても嬉しいよクロロ..♥)」

    「(受けて 勃つ…♥ー)

     

    そのまま 審判の動きを やすやすとかわそうかというヒソカ

    「ー!!」

     

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    「(爆破..!?ちがやばい..!?)」

    「(発動”バンジー”!!)」

     

    と とっさにバンジーガムで天井近くへと退避するヒソカだったが なにやらクロロの様子には変化が

    クロロ「ー番の破壊者(サンアンドムーン)」

    ヒソカ「(本を 持っていない…!ー)」

    ドシャ.. ひどい傷をおい倒れる審判 その様子に「マジ..!?」とどよめきだす観客たち

     

    h2.jpga

    クロロ「ーご覧のとおり両手を使う能力だ」

    「左手で太陽(プラス)の刻印を押し 右手で月(マイナス)の刻印を押す」

    「互いの刻印がふれあうと爆発する …今は審判の左手と背中に刻印をおした」

    「刻印自体は一瞬で押せるが威力を最大にするためには対象者に3~5秒程触れ続ける必要がある」

    「一瞬の刻印なら今程度の爆発で済むが 完全な爆弾なら傍らの人間も粉々に吹き飛ばす」

    「流星街(故郷)で手に入れた能力だー」

     

    リング上に降りるヒソカ「ー…親切だね」

    「舐めてるのかい?」

    「それとも」

    「すごく舐めてるのかい?ー」

     

    と その発言に「後出しはしない 晒したカードで戦うよ」とかえすクロロ ただの○しあい(ゲーム)だからこそ闘い方(スタイル)は大事だろうという

    クロロ「ー勝敗なんかよりはるかにな」

     

    ヒソカ「勝ちには拘ってくれないか?僕が萎えるからね♠」

    クロロ「もちろんそのつもりだが お前はどうだ?」

     

    「俺の手役を見た後でも勝負(コール)するか考えろー」

    「ー栞のテーマ(ダブルフェイス)」

     

    h1.jpga

    「今実演したように栞を挟むことで本を閉じてもそのページの能力を維持できる」

    「更に開いたページの能力と併用することも可能だー」

     

    ヒソカ「(キミが気持よく戦えるならそれでいいよ♥)」

    「(戦”バトル”は舞”ダンス”…! 息を合わせないとね…🎵)」

     

     

    「揚げ足とっていいかな?」

    「栞と挟むページの能力と開いたページの能力」

    「それだとダブルじゃなくてトリプルじゃない?」

    クロロ「それを言うなら本(これ)を含めてクアドラプルだな」

    「この栞は本に付属する能力で盗んだものじゃない」

     

    「”盗んだ能力を2つ同時に使える能力”ということだ」

    「ちなみに栞は一枚しかないー」

     

    「コンボが可能な能力は強力だが 栞の能力は前者だ」

    ス.. と栞をさした本をしまうクロロ

    「ー元々右手で本を持つ事が前提だった盗賊の極意(スキルハンター)だったが」

    「両手を空けないと発動しない能力を盗んだ事で調整を余儀なくされた」

    「おかげで厄介な制約は増えたが能力発動時の体術向上の効果は甚だ大きい」

     

    「ー両手が自由な状態で能力を一つ使える 素晴らしいと思わないか?」

    「これを踏まえてあと3つ 能力を紹介しよう」

     

    ヒソカ「(…確かに 面倒(素晴らしい)な…♥)」

    クロロ「一人ヤルにあたり使用する能力数新記録だ 誇りに思っていいよー」

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    Cfkr14sVIAI9_6Y

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    【ネタバレ】HUNTERXHUNTERハンターハンター 350 感想【注意】

    No350 王子

    クラピカ「ー6人の王子が警護を求めてプロハンターを優先して募集している」

    「申込方法はプロハンターの場合協会の登録番号を入力することが必須で”二重申請(かけもち)は即失格となる」

    *「ー身分を隠して登録するのなら?」

    クラピカ「レベルが落ちる 王子の身辺からは離れた任務になってしまうー」

    冒頭は どうやらクラピカらがあの王子たちが警護を募集し始めた件について話し合っているところから

    クラピカ「ー6人の王子の中に標的(ターゲット)可能性も0ではないし いなくとも王子に最も近づける状況に変わりはない」

    「そこで」

    「それぞれの王子の警護に潜入してもらう」

     

    hh3953.jpga

     

    イズナビ(師弟関係(一応))「ー依頼が渡航の一ヶ月前とはいかにも遅い..しかも6つがほぼ同時だ」

    「”なにか”があって その対応策ってのがアリアリだな」

    ハンゾー(同期)「俺はこの中には標的(No4)はいないと思うぜ.. No1とNo4は母親と同じでいわば王子のベテランだろ」

    「信頼できる私設の軍隊ぐらい持ってるだろう」

    バショウ(ノストラードファミリー)「同意だな 報酬(カネ)で釣るのは素人だ」

    「経験の浅い若妻.. 5(スィンコスィンコ)から8(オイト)

    センリツ(ノストラードファミリー)「それは好都合だと思うの..こちらが懐柔しやすいわ」

    「信頼を得られれば上の王子にも近づける」

    ビスケ(キルア経由で依頼)「いいえ 継承問題が絡んでいると事は厄介よ」

    「危険因子の排除とかチョーキナ臭いわさ」

    と それぞれの見解をだしあう面々

    が クラピカとしてはあくまで自分が望むのは「第4王子を出来るだけ近くで見るための有益情報」であるため

    それ以外の判断は個々に任せるとのこと

    バショウ「ーできるだけってのは具体的には?」

     

    クラピカ「理想は接触できる位の位置だー」

    「それによって仕様な可能な能力の種類と精度が増すー」

    また極端な話 前夜祭で自分と第4王子(ツェリードニヒ)と握手出来れば 君たちは乗船をキャンセルしても構わないのだという

     

    ビスケ「ちょっとお待ち そのキャンセルは警護の事であなたの依頼のことではないわよね?」

     

    「ー警護の依頼に申請がすめばもうあなたとの契約は成立でしょ」

    「成功した時の報酬はキッチリもらうわよ?」

    クラピカ「もちろんそれで結構だ」

    「普通の理解力があれば確認は不要だと思うが?ー」

     

    カチンときた表情のビスケ「ーあんたねぇ 自分で自分をどう思ってるか知らないけど信用できませんから!!」カチカチカッチーン

    クラピカ「初対面で過剰に猫をかぶるような人間に言われたくないな!」

    ビスケ「は!?」

     

    hh396.jpga

    が その瞬間にどうやらクラピカはキルアに言われたひとことの事を思い出した様子

    キルア『ーオメーの事だがらおそらくビスケとはもめるだろうけど カンタンにうまく付き合えるコツは教えとく』

    『オレはわかってても無理だったけどキモくてさ キモいけどやれるならやった方がいいよ ホントキモいけどー』

    考えこむようなクラピカ「……」

    「(仲間を 取り戻すためなら….) フー..」

     

    表情をかえるクラピカ「ーキルアの紹介でなければ 君のような華奢で!!はかなげな!!少女を!!雇うことなどしなかっただろう!!」

    ビスケ「」

    クラピカ「君は警護よりもお姫様の方がよほどお似合いだ キャンセルするなら今のうちだぞ」

     

    hh3952.jpga

     

    「(ー私は なんでもする…!!)」

     

    と そのやりとりでビスケの態度も変化した様子

    クラピカ「準備はいいか?」

    ビスケ「はいっ なんでもやります!ー」

     

    クラピカ「では所定の依頼主へ各々データを送信してくれ」

     

    「(ー依頼主は後から正妻に加わった者達の子供..)」

    「(いや..そうとは限らない…)」

     

    「(ーもっと複雑な立場におかれている者もいるし それ以上に我々の知る由もない事情があって当然)」

    「(6件とも殆ど変わらない依頼内容と条件ではあるが 僅かな違いからでも本命へ近づける可能性があるならばただの6択と思考を停止するわけにはいかない..!)」

    そして

    一番早く依頼をした者、逆に一番後で依頼をした者、報酬が最も高い者、逆に報酬の釣り上げ合戦には最初から加わっていない者、早々に離脱した者

    採用条件にいくつも注釈がある者、全く無い者 審査の行程を明記しておく者、完全に秘密にする者..面接の有無etc..等に思考を巡らせていくクラピカ

    「(この中で最も標的に近づけるのは…)」

     

    名簿に目を落とすクラピカ「(ーおそらく このどちらか..!!)」

     

    「(ー王子が直々に面接をするという項目が成熟と自信を表している それが2名いる..)」

    「(一人は競合の結果最高報酬を提示し もう一人は報酬額を変えていない)」

    「(①釣り上げに勝利して最高報酬を設定した者は 負けん気が強く力を誇示するタイプ)」

    「(②最初から報酬額を変えなかった者は自尊心・自制心が強く 相手にもそれを求めるタイプだと予想される..)」


    「(ーこのプロファイルに最も当てはまるハルケンブルグ王子..!!)」

    「(このどちらかがハルケンブルグ王子だとオレは確信する!!ー)」

    と どうやらそのハルケンブルグ王子については 15才で飛び級により世界最高峰のミワル大学に入学し物理学を勉強しながらも

    アーチェリーの世界大会で銀メダルを獲得するという王子の中でも抜きん出たスペックを誇っているという様子

    しかし 生来母親とも二人の姉とも折り合いが悪く不遇だった と本人が公言する他 その歯に衣着せぬ王宮批判については国王も持て余し気味なのであり

    小学校の途中から全寮制の学校へ編入したことも ”流刑または暗さつからの避難”との噂もあるのだという

    クラピカ「(ーその彼が”王子の中で唯一認めるのはツェリードニヒだけ”と自身のフェイスボックスに記したことがある)」

    「(強い不満と疎外感の中でただ一人共感できる相手ならば..離れていた間も連絡を取り合い船の中で再会する可能性は高い..)」

    また もう一人については第6王子(タイソン)か第10王子(カチョウ)ではないかとみている様子のクラピカ

    自らが面接に乗り出す理由としては少々弱くもあるが両者とも護衛はルックスで選ぶ事が知られており

    またSNSでの発言を見る限りでもプライドも高いという

    「(ーしかし どちらにしてもツェリードニヒとのつながりはうすそうだ.. やはり何としてもー)」

    イズナビ「ークラピカ」

    「他のみんなは送信したぞ あとはお前と お前が選ばなかった方に行く俺だけだ」

     

    クラピカ「(ー最初の感覚に従おう.. おそらくハルケンブルグは自分にも他人にも厳しい性格..)」

    「(故に こちらの方だ!ー)」カチ

    と端末から送信するクラピカ

    すぐにイズナビも残りの方に送信すると 早速ハンゾーやらバショウやらへと返信が届く

     

    ハンゾー「ーホイホイホテルに午後7時」

    バショウ「こっちもだ 説明会があるらしい」

    クラピカ「私にも来たが場所が違うな」

    「ホイコーロ一族が経営するホテルには違いないが.. なにか手がかりを得たらすぐに連絡をくれ」

    「依頼主から情報統制の支持が出た場合は予定どおりQを使う」

    ※Q=協会が独自に保有する電話局に9桁の数字を送信し受け取り側は特殊な解析ソフトを使い情報をやり取りする

    発着履歴・通話記録も残らずに通常盗聴システムにはデータとして拾われない、とのこと

     

    *「ー中で王子がお待ちです」

    そして 場面はどうやら指定場所へと訪れた様子のクラピカのところへ

     

    驚いた表情のクラピカ「第…14王子 ワブル王子….」

     

    hh3954.jpga

    オイト「はじめまして ワブルと母のオイトです」

    クラピカ「クラピカともうします」

     

    オイト「どうやら失望させてしまったようですね」

    クラピカ「!」

    「いえ 決してそのような事はありません」

     

    が オイトはその方が自分たちが望む人材である可能性が高いためそれでもいいのだという

    そして 自分たちが望む人材とは あの要項をみて依頼主がハルケンブルグ王子だと予想しやってきた者

    つまりは少ない手がかりからでも目的にたどりつける者だと まだ少し驚きの様子のクラピカに対し語り始めていく

    オイト「ーあの依頼項目にはルールがあり どの王子かが特定出来るような書き込みは許されませんでした」

    「変更が許されるのは報酬額のみで 他の項目は決まったフォーマットから選ぶだけです」

    「理由は王子が特定できてしまうと暗さつを企むものが潜入しやすい点…そして人気が高い王子に人が集まるのを防ぐ狙いです」

    「その両方に当てはまるのがハルケンブルグ王子」

     

    「彼はそれをわかっていておそらく 元々依頼を出していませんー」

    クラピカ「(…そうだったのか….ー)」

     

    またオイトはそのまま ハルケンブルグ王子は自分にも他人にも非常に厳しい方であるため もし彼を知りうる者が彼を装うならば 報酬額をゼロにするのが正解だと思うでしょう と続けていく

    そして 彼のもとには「王族政治を根本から変えよう」というその思想と姿勢から内外からの支援者が集まってきておりその勢力は徐々に増し、しかしそれ故に暗さつ噂も常に絶えることがなく 支援者の中にも彼を利用してカタチを変えただけの独裁国家をつくろうと画策する者達がいる.. 等のことがらが語られていく

    オイト「ー彼の支援調査団体を通さず近寄ろうとする者の殆どは暗さつ者か偽支援者と言っていいでしょう」

    「しかし私達にとってはその方が好都合なのです」

    「ギブ&テイクが成り立つから」

     

    「ー彼の命を狙う者は私達を守っている間そのチャンスを維持出来ますし」

    「彼を操ろうと企む者は彼の弱みを握る事ができます」

    クラピカ「?」

    「どういう事です?ー」

    まったく意味がわかりませんね というクラピカ 報酬が目的でもプロは職務を全うするし邪な動機で近づく輩よりも頼りになるはず 普通に集まってきた志望者ではどうしてだめなのかとかえしていく

    オイト「ー護衛のプロはいかに要人を守るかに特化してはいますが」

    「積極的に誰かを○す訓練はうけていないはずです」

    クラピカ「!」

     

    「ーそれは..危険因子排除…の件ですか?」

    オイト「はい」

     

    「ー今回の渡航は王子が残り一人になるまでの ○し合いの旅です」

    クラピカ「ー!!」

     

    それからも ある程度の権力も財力も有する上位の王子は私設の軍隊を持ち用意も周到でむしろ継承戦を歓迎している とのオイトの語りがつづく


    クラピカ「ー反対するものや拒否する者はいないのですか?お話しを聞く限りあなたは反対のはず…!」

    オイト「もちろん 抜けられるものならばそうしますー」

     

    「ーホイコーロ国王は妻と子どもたちにも 王の一族に相応しい振る舞いを強く求めます」

    「”王の子”を育てるのが妻の役目」

    「”やがて王になることを信じて疑わない”それが”王の子”です」

    クラピカ「….」

     

    オイト「ー王になれる機会が来て当然と考えそのチャンス自分がものにして当然と考えるのが王の子」

    「その機会を自ら放棄するなどあってはならない」

     

    「”それはもう”王の子”ではない”と国王に教えこまれております」

    「敗走者の末路は想像に難くないでしょう?」

     

    hh3955.jpga

     

    そして 最も立場の弱い自分たちの切り札こそがハルケンブルグ王子なのであり それは次期王となりその経緯に今回の継承戦の事が公になった場合、最もダメージを受けるのが彼だからだという

    オイト「ー彼を脅す十分な爆弾の証言者(スイッチ)として 私達の安全を買うしか手がないのですー」

     

    「ーあなたがどの立場で来られたのかは問いませんが」

    「依頼を引き受けていただけるならば私達が無事に船を脱出できた場合 10倍の報酬をお支払いします」

    「ここでの話を内密にしていただけるならばこのまま帰られても提示した報酬額はお支払いします」

     

    「無理強いできる立場ではないので…」

     

    クラピカ「…」

     

    「ーわたしは あなたが今おっしゃったいずれの立場でもありません」

    「ただ もしもこちらの条件を飲んでいただけるならば」

    「全力でお二人をお護りすることを約束いたします」

    驚くような表情のオイト

     

    そして 場面はどうやらその話がまとまったようなところへ

    オイト「ーわかりました やってみます」

    「○し合いと言っても他の乗船客もいるし おおっぴらにやるわけではありません」

    「表向は平常を取り繕い 他のVIPとの晩餐会やパーティーも催されるはずです」

    「すれ違うくらいのチャンスは作れると思います」

     

    hh395.jpga

    「ただご存知かもしれませんが表面上平等な分 裏では厳格な差が上位と下位との妻との間には存在します」

    「王子同士も同様でそれを破ることは大変困難です」

    クラピカ「承知しています」

    「安全のためにも決して無理はしないで下さい」

     

     

    オイト「….」

     

    視線をおとすオイト「愚かな私は 貧しい家の出身で…」

    「国王に見初められた時には 強く正妻にこだわりました」

     

    「当時..夢想し求めたものは 富と名声にまみれた 浅ましく贅沢な生活でしたー」

     

    「でも ワブルが生まれ今回の運命を知り」

    「心底…後悔し ようやく 何が大切か気づいたのです…」

     

    「娘を 抱いていただけますか?」

    涙が頬をつたうその表情でオイトとは ワブルをクラピカへと渡す

     

    hh3956.jpa

    また その他のメンバーについてはそれぞれ

    イズナビ 第6王子(タイソン)警護

    ビスケ 第13王子(マラヤーム)警護

    バショウ 第7王子(ルズールス)警護

    センリツ 第10王子(カチョウ))警護

    ハンゾー 第12王子(モモゼ)警護 との組み合わせになった様子

    次回、ハンターハンター第350話へ


    5
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    【ネタバレ】HUNTERXHUNTERハンターハンター 350 感想【注意】

    No350 王子

    クラピカ「ー6人の王子が警護を求めてプロハンターを優先して募集している」

    「申込方法はプロハンターの場合協会の登録番号を入力することが必須で”二重申請(かけもち)は即失格となる」

    *「ー身分を隠して登録するのなら?」

    クラピカ「レベルが落ちる 王子の身辺からは離れた任務になってしまうー」

    冒頭は どうやらクラピカらがあの王子たちが警護を募集し始めた件について話し合っているところから

    クラピカ「ー6人の王子の中に標的(ターゲット)可能性も0ではないし いなくとも王子に最も近づける状況に変わりはない」

    「そこで」

    「それぞれの王子の警護に潜入してもらう」

     

    hh3953.jpga

     

    イズナビ(師弟関係(一応))「ー依頼が渡航の一ヶ月前とはいかにも遅い..しかも6つがほぼ同時だ」

    「”なにか”があって その対応策ってのがアリアリだな」

    ハンゾー(同期)「俺はこの中には標的(No4)はいないと思うぜ.. No1とNo4は母親と同じでいわば王子のベテランだろ」

    「信頼できる私設の軍隊ぐらい持ってるだろう」

    バショウ(ノストラードファミリー)「同意だな 報酬(カネ)で釣るのは素人だ」

    「経験の浅い若妻.. 5(スィンコスィンコ)から8(オイト)

    センリツ(ノストラードファミリー)「それは好都合だと思うの..こちらが懐柔しやすいわ」

    「信頼を得られれば上の王子にも近づける」

    ビスケ(キルア経由で依頼)「いいえ 継承問題が絡んでいると事は厄介よ」

    「危険因子の排除とかチョーキナ臭いわさ」

    と それぞれの見解をだしあう面々

    が クラピカとしてはあくまで自分が望むのは「第4王子を出来るだけ近くで見るための有益情報」であるため

    それ以外の判断は個々に任せるとのこと

    バショウ「ーできるだけってのは具体的には?」

     

    クラピカ「理想は接触できる位の位置だー」

    「それによって仕様な可能な能力の種類と精度が増すー」

    また極端な話 前夜祭で自分と第4王子(ツェリードニヒ)と握手出来れば 君たちは乗船をキャンセルしても構わないのだという

     

    ビスケ「ちょっとお待ち そのキャンセルは警護の事であなたの依頼のことではないわよね?」

     

    「ー警護の依頼に申請がすめばもうあなたとの契約は成立でしょ」

    「成功した時の報酬はキッチリもらうわよ?」

    クラピカ「もちろんそれで結構だ」

    「普通の理解力があれば確認は不要だと思うが?ー」

     

    カチンときた表情のビスケ「ーあんたねぇ 自分で自分をどう思ってるか知らないけど信用できませんから!!」カチカチカッチーン

    クラピカ「初対面で過剰に猫をかぶるような人間に言われたくないな!」

    ビスケ「は!?」

     

    hh396.jpga

    が その瞬間にどうやらクラピカはキルアに言われたひとことの事を思い出した様子

    キルア『ーオメーの事だがらおそらくビスケとはもめるだろうけど カンタンにうまく付き合えるコツは教えとく』

    『オレはわかってても無理だったけどキモくてさ キモいけどやれるならやった方がいいよ ホントキモいけどー』

    考えこむようなクラピカ「……」

    「(仲間を 取り戻すためなら….) フー..」

     

    表情をかえるクラピカ「ーキルアの紹介でなければ 君のような華奢で!!はかなげな!!少女を!!雇うことなどしなかっただろう!!」

    ビスケ「」

    クラピカ「君は警護よりもお姫様の方がよほどお似合いだ キャンセルするなら今のうちだぞ」

     

    hh3952.jpga

     

    「(ー私は なんでもする…!!)」

     

    と そのやりとりでビスケの態度も変化した様子

    クラピカ「準備はいいか?」

    ビスケ「はいっ なんでもやります!ー」

     

    クラピカ「では所定の依頼主へ各々データを送信してくれ」

     

    「(ー依頼主は後から正妻に加わった者達の子供..)」

    「(いや..そうとは限らない…)」

     

    「(ーもっと複雑な立場におかれている者もいるし それ以上に我々の知る由もない事情があって当然)」

    「(6件とも殆ど変わらない依頼内容と条件ではあるが 僅かな違いからでも本命へ近づける可能性があるならばただの6択と思考を停止するわけにはいかない..!)」

    そして

    一番早く依頼をした者、逆に一番後で依頼をした者、報酬が最も高い者、逆に報酬の釣り上げ合戦には最初から加わっていない者、早々に離脱した者

    採用条件にいくつも注釈がある者、全く無い者 審査の行程を明記しておく者、完全に秘密にする者..面接の有無etc..等に思考を巡らせていくクラピカ

    「(この中で最も標的に近づけるのは…)」

     

    名簿に目を落とすクラピカ「(ーおそらく このどちらか..!!)」

     

    「(ー王子が直々に面接をするという項目が成熟と自信を表している それが2名いる..)」

    「(一人は競合の結果最高報酬を提示し もう一人は報酬額を変えていない)」

    「(①釣り上げに勝利して最高報酬を設定した者は 負けん気が強く力を誇示するタイプ)」

    「(②最初から報酬額を変えなかった者は自尊心・自制心が強く 相手にもそれを求めるタイプだと予想される..)」


    「(ーこのプロファイルに最も当てはまるハルケンブルグ王子..!!)」

    「(このどちらかがハルケンブルグ王子だとオレは確信する!!ー)」

    と どうやらそのハルケンブルグ王子については 15才で飛び級により世界最高峰のミワル大学に入学し物理学を勉強しながらも

    アーチェリーの世界大会で銀メダルを獲得するという王子の中でも抜きん出たスペックを誇っているという様子

    しかし 生来母親とも二人の姉とも折り合いが悪く不遇だった と本人が公言する他 その歯に衣着せぬ王宮批判については国王も持て余し気味なのであり

    小学校の途中から全寮制の学校へ編入したことも ”流刑または暗さつからの避難”との噂もあるのだという

    クラピカ「(ーその彼が”王子の中で唯一認めるのはツェリードニヒだけ”と自身のフェイスボックスに記したことがある)」

    「(強い不満と疎外感の中でただ一人共感できる相手ならば..離れていた間も連絡を取り合い船の中で再会する可能性は高い..)」

    また もう一人については第6王子(タイソン)か第10王子(カチョウ)ではないかとみている様子のクラピカ

    自らが面接に乗り出す理由としては少々弱くもあるが両者とも護衛はルックスで選ぶ事が知られており

    またSNSでの発言を見る限りでもプライドも高いという

    「(ーしかし どちらにしてもツェリードニヒとのつながりはうすそうだ.. やはり何としてもー)」

    イズナビ「ークラピカ」

    「他のみんなは送信したぞ あとはお前と お前が選ばなかった方に行く俺だけだ」

     

    クラピカ「(ー最初の感覚に従おう.. おそらくハルケンブルグは自分にも他人にも厳しい性格..)」

    「(故に こちらの方だ!ー)」カチ

    と端末から送信するクラピカ

    すぐにイズナビも残りの方に送信すると 早速ハンゾーやらバショウやらへと返信が届く

     

    ハンゾー「ーホイホイホテルに午後7時」

    バショウ「こっちもだ 説明会があるらしい」

    クラピカ「私にも来たが場所が違うな」

    「ホイコーロ一族が経営するホテルには違いないが.. なにか手がかりを得たらすぐに連絡をくれ」

    「依頼主から情報統制の支持が出た場合は予定どおりQを使う」

    ※Q=協会が独自に保有する電話局に9桁の数字を送信し受け取り側は特殊な解析ソフトを使い情報をやり取りする

    発着履歴・通話記録も残らずに通常盗聴システムにはデータとして拾われない、とのこと

     

    *「ー中で王子がお待ちです」

    そして 場面はどうやら指定場所へと訪れた様子のクラピカのところへ

     

    驚いた表情のクラピカ「第…14王子 ワブル王子….」

     

    hh3954.jpga

    オイト「はじめまして ワブルと母のオイトです」

    クラピカ「クラピカともうします」

     

    オイト「どうやら失望させてしまったようですね」

    クラピカ「!」

    「いえ 決してそのような事はありません」

     

    が オイトはその方が自分たちが望む人材である可能性が高いためそれでもいいのだという

    そして 自分たちが望む人材とは あの要項をみて依頼主がハルケンブルグ王子だと予想しやってきた者

    つまりは少ない手がかりからでも目的にたどりつける者だと まだ少し驚きの様子のクラピカに対し語り始めていく

    オイト「ーあの依頼項目にはルールがあり どの王子かが特定出来るような書き込みは許されませんでした」

    「変更が許されるのは報酬額のみで 他の項目は決まったフォーマットから選ぶだけです」

    「理由は王子が特定できてしまうと暗さつを企むものが潜入しやすい点…そして人気が高い王子に人が集まるのを防ぐ狙いです」

    「その両方に当てはまるのがハルケンブルグ王子」

     

    「彼はそれをわかっていておそらく 元々依頼を出していませんー」

    クラピカ「(…そうだったのか….ー)」

     

    またオイトはそのまま ハルケンブルグ王子は自分にも他人にも非常に厳しい方であるため もし彼を知りうる者が彼を装うならば 報酬額をゼロにするのが正解だと思うでしょう と続けていく

    そして 彼のもとには「王族政治を根本から変えよう」というその思想と姿勢から内外からの支援者が集まってきておりその勢力は徐々に増し、しかしそれ故に暗さつ噂も常に絶えることがなく 支援者の中にも彼を利用してカタチを変えただけの独裁国家をつくろうと画策する者達がいる.. 等のことがらが語られていく

    オイト「ー彼の支援調査団体を通さず近寄ろうとする者の殆どは暗さつ者か偽支援者と言っていいでしょう」

    「しかし私達にとってはその方が好都合なのです」

    「ギブ&テイクが成り立つから」

     

    「ー彼の命を狙う者は私達を守っている間そのチャンスを維持出来ますし」

    「彼を操ろうと企む者は彼の弱みを握る事ができます」

    クラピカ「?」

    「どういう事です?ー」

    まったく意味がわかりませんね というクラピカ 報酬が目的でもプロは職務を全うするし邪な動機で近づく輩よりも頼りになるはず 普通に集まってきた志望者ではどうしてだめなのかとかえしていく

    オイト「ー護衛のプロはいかに要人を守るかに特化してはいますが」

    「積極的に誰かを○す訓練はうけていないはずです」

    クラピカ「!」

     

    「ーそれは..危険因子排除…の件ですか?」

    オイト「はい」

     

    「ー今回の渡航は王子が残り一人になるまでの ○し合いの旅です」

    クラピカ「ー!!」

     

    それからも ある程度の権力も財力も有する上位の王子は私設の軍隊を持ち用意も周到でむしろ継承戦を歓迎している とのオイトの語りがつづく


    クラピカ「ー反対するものや拒否する者はいないのですか?お話しを聞く限りあなたは反対のはず…!」

    オイト「もちろん 抜けられるものならばそうしますー」

     

    「ーホイコーロ国王は妻と子どもたちにも 王の一族に相応しい振る舞いを強く求めます」

    「”王の子”を育てるのが妻の役目」

    「”やがて王になることを信じて疑わない”それが”王の子”です」

    クラピカ「….」

     

    オイト「ー王になれる機会が来て当然と考えそのチャンス自分がものにして当然と考えるのが王の子」

    「その機会を自ら放棄するなどあってはならない」

     

    「”それはもう”王の子”ではない”と国王に教えこまれております」

    「敗走者の末路は想像に難くないでしょう?」

     

    hh3955.jpga

     

    そして 最も立場の弱い自分たちの切り札こそがハルケンブルグ王子なのであり それは次期王となりその経緯に今回の継承戦の事が公になった場合、最もダメージを受けるのが彼だからだという

    オイト「ー彼を脅す十分な爆弾の証言者(スイッチ)として 私達の安全を買うしか手がないのですー」

     

    「ーあなたがどの立場で来られたのかは問いませんが」

    「依頼を引き受けていただけるならば私達が無事に船を脱出できた場合 10倍の報酬をお支払いします」

    「ここでの話を内密にしていただけるならばこのまま帰られても提示した報酬額はお支払いします」

     

    「無理強いできる立場ではないので…」

     

    クラピカ「…」

     

    「ーわたしは あなたが今おっしゃったいずれの立場でもありません」

    「ただ もしもこちらの条件を飲んでいただけるならば」

    「全力でお二人をお護りすることを約束いたします」

    驚くような表情のオイト

     

    そして 場面はどうやらその話がまとまったようなところへ

    オイト「ーわかりました やってみます」

    「○し合いと言っても他の乗船客もいるし おおっぴらにやるわけではありません」

    「表向は平常を取り繕い 他のVIPとの晩餐会やパーティーも催されるはずです」

    「すれ違うくらいのチャンスは作れると思います」

     

    hh395.jpga

    「ただご存知かもしれませんが表面上平等な分 裏では厳格な差が上位と下位との妻との間には存在します」

    「王子同士も同様でそれを破ることは大変困難です」

    クラピカ「承知しています」

    「安全のためにも決して無理はしないで下さい」

     

     

    オイト「….」

     

    視線をおとすオイト「愚かな私は 貧しい家の出身で…」

    「国王に見初められた時には 強く正妻にこだわりました」

     

    「当時..夢想し求めたものは 富と名声にまみれた 浅ましく贅沢な生活でしたー」

     

    「でも ワブルが生まれ今回の運命を知り」

    「心底…後悔し ようやく 何が大切か気づいたのです…」

     

    「娘を 抱いていただけますか?」

    涙が頬をつたうその表情でオイトとは ワブルをクラピカへと渡す

     

    hh3956.jpa

    また その他のメンバーについてはそれぞれ

    イズナビ 第6王子(タイソン)警護

    ビスケ 第13王子(マラヤーム)警護

    バショウ 第7王子(ルズールス)警護

    センリツ 第10王子(カチョウ))警護

    ハンゾー 第12王子(モモゼ)警護 との組み合わせになった様子

    次回、ハンターハンター第350話へ


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    【ネタバレ】HUNTERXHUNTERハンターハンター 350 感想【注意】

    No350 王子

    クラピカ「ー6人の王子が警護を求めてプロハンターを優先して募集している」

    「申込方法はプロハンターの場合協会の登録番号を入力することが必須で”二重申請(かけもち)は即失格となる」

    *「ー身分を隠して登録するのなら?」

    クラピカ「レベルが落ちる 王子の身辺からは離れた任務になってしまうー」

    冒頭は どうやらクラピカらがあの王子たちが警護を募集し始めた件について話し合っているところから

    クラピカ「ー6人の王子の中に標的(ターゲット)可能性も0ではないし いなくとも王子に最も近づける状況に変わりはない」

    「そこで」

    「それぞれの王子の警護に潜入してもらう」

     

    hh3953.jpga

     

    イズナビ(師弟関係(一応))「ー依頼が渡航の一ヶ月前とはいかにも遅い..しかも6つがほぼ同時だ」

    「”なにか”があって その対応策ってのがアリアリだな」

    ハンゾー(同期)「俺はこの中には標的(No4)はいないと思うぜ.. No1とNo4は母親と同じでいわば王子のベテランだろ」

    「信頼できる私設の軍隊ぐらい持ってるだろう」

    バショウ(ノストラードファミリー)「同意だな 報酬(カネ)で釣るのは素人だ」

    「経験の浅い若妻.. 5(スィンコスィンコ)から8(オイト)

    センリツ(ノストラードファミリー)「それは好都合だと思うの..こちらが懐柔しやすいわ」

    「信頼を得られれば上の王子にも近づける」

    ビスケ(キルア経由で依頼)「いいえ 継承問題が絡んでいると事は厄介よ」

    「危険因子の排除とかチョーキナ臭いわさ」

    と それぞれの見解をだしあう面々

    が クラピカとしてはあくまで自分が望むのは「第4王子を出来るだけ近くで見るための有益情報」であるため

    それ以外の判断は個々に任せるとのこと

    バショウ「ーできるだけってのは具体的には?」

     

    クラピカ「理想は接触できる位の位置だー」

    「それによって仕様な可能な能力の種類と精度が増すー」

    また極端な話 前夜祭で自分と第4王子(ツェリードニヒ)と握手出来れば 君たちは乗船をキャンセルしても構わないのだという

     

    ビスケ「ちょっとお待ち そのキャンセルは警護の事であなたの依頼のことではないわよね?」

     

    「ー警護の依頼に申請がすめばもうあなたとの契約は成立でしょ」

    「成功した時の報酬はキッチリもらうわよ?」

    クラピカ「もちろんそれで結構だ」

    「普通の理解力があれば確認は不要だと思うが?ー」

     

    カチンときた表情のビスケ「ーあんたねぇ 自分で自分をどう思ってるか知らないけど信用できませんから!!」カチカチカッチーン

    クラピカ「初対面で過剰に猫をかぶるような人間に言われたくないな!」

    ビスケ「は!?」

     

    hh396.jpga

    が その瞬間にどうやらクラピカはキルアに言われたひとことの事を思い出した様子

    キルア『ーオメーの事だがらおそらくビスケとはもめるだろうけど カンタンにうまく付き合えるコツは教えとく』

    『オレはわかってても無理だったけどキモくてさ キモいけどやれるならやった方がいいよ ホントキモいけどー』

    考えこむようなクラピカ「……」

    「(仲間を 取り戻すためなら….) フー..」

     

    表情をかえるクラピカ「ーキルアの紹介でなければ 君のような華奢で!!はかなげな!!少女を!!雇うことなどしなかっただろう!!」

    ビスケ「」

    クラピカ「君は警護よりもお姫様の方がよほどお似合いだ キャンセルするなら今のうちだぞ」

     

    hh3952.jpga

     

    「(ー私は なんでもする…!!)」

     

    と そのやりとりでビスケの態度も変化した様子

    クラピカ「準備はいいか?」

    ビスケ「はいっ なんでもやります!ー」

     

    クラピカ「では所定の依頼主へ各々データを送信してくれ」

     

    「(ー依頼主は後から正妻に加わった者達の子供..)」

    「(いや..そうとは限らない…)」

     

    「(ーもっと複雑な立場におかれている者もいるし それ以上に我々の知る由もない事情があって当然)」

    「(6件とも殆ど変わらない依頼内容と条件ではあるが 僅かな違いからでも本命へ近づける可能性があるならばただの6択と思考を停止するわけにはいかない..!)」

    そして

    一番早く依頼をした者、逆に一番後で依頼をした者、報酬が最も高い者、逆に報酬の釣り上げ合戦には最初から加わっていない者、早々に離脱した者

    採用条件にいくつも注釈がある者、全く無い者 審査の行程を明記しておく者、完全に秘密にする者..面接の有無etc..等に思考を巡らせていくクラピカ

    「(この中で最も標的に近づけるのは…)」

     

    名簿に目を落とすクラピカ「(ーおそらく このどちらか..!!)」

     

    「(ー王子が直々に面接をするという項目が成熟と自信を表している それが2名いる..)」

    「(一人は競合の結果最高報酬を提示し もう一人は報酬額を変えていない)」

    「(①釣り上げに勝利して最高報酬を設定した者は 負けん気が強く力を誇示するタイプ)」

    「(②最初から報酬額を変えなかった者は自尊心・自制心が強く 相手にもそれを求めるタイプだと予想される..)」


    「(ーこのプロファイルに最も当てはまるハルケンブルグ王子..!!)」

    「(このどちらかがハルケンブルグ王子だとオレは確信する!!ー)」

    と どうやらそのハルケンブルグ王子については 15才で飛び級により世界最高峰のミワル大学に入学し物理学を勉強しながらも

    アーチェリーの世界大会で銀メダルを獲得するという王子の中でも抜きん出たスペックを誇っているという様子

    しかし 生来母親とも二人の姉とも折り合いが悪く不遇だった と本人が公言する他 その歯に衣着せぬ王宮批判については国王も持て余し気味なのであり

    小学校の途中から全寮制の学校へ編入したことも ”流刑または暗さつからの避難”との噂もあるのだという

    クラピカ「(ーその彼が”王子の中で唯一認めるのはツェリードニヒだけ”と自身のフェイスボックスに記したことがある)」

    「(強い不満と疎外感の中でただ一人共感できる相手ならば..離れていた間も連絡を取り合い船の中で再会する可能性は高い..)」

    また もう一人については第6王子(タイソン)か第10王子(カチョウ)ではないかとみている様子のクラピカ

    自らが面接に乗り出す理由としては少々弱くもあるが両者とも護衛はルックスで選ぶ事が知られており

    またSNSでの発言を見る限りでもプライドも高いという

    「(ーしかし どちらにしてもツェリードニヒとのつながりはうすそうだ.. やはり何としてもー)」

    イズナビ「ークラピカ」

    「他のみんなは送信したぞ あとはお前と お前が選ばなかった方に行く俺だけだ」

     

    クラピカ「(ー最初の感覚に従おう.. おそらくハルケンブルグは自分にも他人にも厳しい性格..)」

    「(故に こちらの方だ!ー)」カチ

    と端末から送信するクラピカ

    すぐにイズナビも残りの方に送信すると 早速ハンゾーやらバショウやらへと返信が届く

     

    ハンゾー「ーホイホイホテルに午後7時」

    バショウ「こっちもだ 説明会があるらしい」

    クラピカ「私にも来たが場所が違うな」

    「ホイコーロ一族が経営するホテルには違いないが.. なにか手がかりを得たらすぐに連絡をくれ」

    「依頼主から情報統制の支持が出た場合は予定どおりQを使う」

    ※Q=協会が独自に保有する電話局に9桁の数字を送信し受け取り側は特殊な解析ソフトを使い情報をやり取りする

    発着履歴・通話記録も残らずに通常盗聴システムにはデータとして拾われない、とのこと

     

    *「ー中で王子がお待ちです」

    そして 場面はどうやら指定場所へと訪れた様子のクラピカのところへ

     

    驚いた表情のクラピカ「第…14王子 ワブル王子….」

     

    hh3954.jpga

    オイト「はじめまして ワブルと母のオイトです」

    クラピカ「クラピカともうします」

     

    オイト「どうやら失望させてしまったようですね」

    クラピカ「!」

    「いえ 決してそのような事はありません」

     

    が オイトはその方が自分たちが望む人材である可能性が高いためそれでもいいのだという

    そして 自分たちが望む人材とは あの要項をみて依頼主がハルケンブルグ王子だと予想しやってきた者

    つまりは少ない手がかりからでも目的にたどりつける者だと まだ少し驚きの様子のクラピカに対し語り始めていく

    オイト「ーあの依頼項目にはルールがあり どの王子かが特定出来るような書き込みは許されませんでした」

    「変更が許されるのは報酬額のみで 他の項目は決まったフォーマットから選ぶだけです」

    「理由は王子が特定できてしまうと暗さつを企むものが潜入しやすい点…そして人気が高い王子に人が集まるのを防ぐ狙いです」

    「その両方に当てはまるのがハルケンブルグ王子」

     

    「彼はそれをわかっていておそらく 元々依頼を出していませんー」

    クラピカ「(…そうだったのか….ー)」

     

    またオイトはそのまま ハルケンブルグ王子は自分にも他人にも非常に厳しい方であるため もし彼を知りうる者が彼を装うならば 報酬額をゼロにするのが正解だと思うでしょう と続けていく

    そして 彼のもとには「王族政治を根本から変えよう」というその思想と姿勢から内外からの支援者が集まってきておりその勢力は徐々に増し、しかしそれ故に暗さつ噂も常に絶えることがなく 支援者の中にも彼を利用してカタチを変えただけの独裁国家をつくろうと画策する者達がいる.. 等のことがらが語られていく

    オイト「ー彼の支援調査団体を通さず近寄ろうとする者の殆どは暗さつ者か偽支援者と言っていいでしょう」

    「しかし私達にとってはその方が好都合なのです」

    「ギブ&テイクが成り立つから」

     

    「ー彼の命を狙う者は私達を守っている間そのチャンスを維持出来ますし」

    「彼を操ろうと企む者は彼の弱みを握る事ができます」

    クラピカ「?」

    「どういう事です?ー」

    まったく意味がわかりませんね というクラピカ 報酬が目的でもプロは職務を全うするし邪な動機で近づく輩よりも頼りになるはず 普通に集まってきた志望者ではどうしてだめなのかとかえしていく

    オイト「ー護衛のプロはいかに要人を守るかに特化してはいますが」

    「積極的に誰かを○す訓練はうけていないはずです」

    クラピカ「!」

     

    「ーそれは..危険因子排除…の件ですか?」

    オイト「はい」

     

    「ー今回の渡航は王子が残り一人になるまでの ○し合いの旅です」

    クラピカ「ー!!」

     

    それからも ある程度の権力も財力も有する上位の王子は私設の軍隊を持ち用意も周到でむしろ継承戦を歓迎している とのオイトの語りがつづく


    クラピカ「ー反対するものや拒否する者はいないのですか?お話しを聞く限りあなたは反対のはず…!」

    オイト「もちろん 抜けられるものならばそうしますー」

     

    「ーホイコーロ国王は妻と子どもたちにも 王の一族に相応しい振る舞いを強く求めます」

    「”王の子”を育てるのが妻の役目」

    「”やがて王になることを信じて疑わない”それが”王の子”です」

    クラピカ「….」

     

    オイト「ー王になれる機会が来て当然と考えそのチャンス自分がものにして当然と考えるのが王の子」

    「その機会を自ら放棄するなどあってはならない」

     

    「”それはもう”王の子”ではない”と国王に教えこまれております」

    「敗走者の末路は想像に難くないでしょう?」

     

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    そして 最も立場の弱い自分たちの切り札こそがハルケンブルグ王子なのであり それは次期王となりその経緯に今回の継承戦の事が公になった場合、最もダメージを受けるのが彼だからだという

    オイト「ー彼を脅す十分な爆弾の証言者(スイッチ)として 私達の安全を買うしか手がないのですー」

     

    「ーあなたがどの立場で来られたのかは問いませんが」

    「依頼を引き受けていただけるならば私達が無事に船を脱出できた場合 10倍の報酬をお支払いします」

    「ここでの話を内密にしていただけるならばこのまま帰られても提示した報酬額はお支払いします」

     

    「無理強いできる立場ではないので…」

     

    クラピカ「…」

     

    「ーわたしは あなたが今おっしゃったいずれの立場でもありません」

    「ただ もしもこちらの条件を飲んでいただけるならば」

    「全力でお二人をお護りすることを約束いたします」

    驚くような表情のオイト

     

    そして 場面はどうやらその話がまとまったようなところへ

    オイト「ーわかりました やってみます」

    「○し合いと言っても他の乗船客もいるし おおっぴらにやるわけではありません」

    「表向は平常を取り繕い 他のVIPとの晩餐会やパーティーも催されるはずです」

    「すれ違うくらいのチャンスは作れると思います」

     

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    「ただご存知かもしれませんが表面上平等な分 裏では厳格な差が上位と下位との妻との間には存在します」

    「王子同士も同様でそれを破ることは大変困難です」

    クラピカ「承知しています」

    「安全のためにも決して無理はしないで下さい」

     

     

    オイト「….」

     

    視線をおとすオイト「愚かな私は 貧しい家の出身で…」

    「国王に見初められた時には 強く正妻にこだわりました」

     

    「当時..夢想し求めたものは 富と名声にまみれた 浅ましく贅沢な生活でしたー」

     

    「でも ワブルが生まれ今回の運命を知り」

    「心底…後悔し ようやく 何が大切か気づいたのです…」

     

    「娘を 抱いていただけますか?」

    涙が頬をつたうその表情でオイトとは ワブルをクラピカへと渡す

     

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    また その他のメンバーについてはそれぞれ

    イズナビ 第6王子(タイソン)警護

    ビスケ 第13王子(マラヤーム)警護

    バショウ 第7王子(ルズールス)警護

    センリツ 第10王子(カチョウ))警護

    ハンゾー 第12王子(モモゼ)警護 との組み合わせになった様子

    次回、ハンターハンター第350話へ


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