痛い話 ブログ

いろんな話題を勝手に収集しまくるブログ。おもしろい、たのしい、痛い、めずらしい、注目されている、されていないを関係なくまとめてます。

    銀魂

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    第五百四十一訓 自由の星

     

    *「撃てぇええええ!!!」

    土方「こっ..こいつぁ なぜ見廻組と奈落が…!!」

    冒頭は更に激しくなる砲撃にみまわれつつも 上空でも始まった奈落と見廻組達の戦いを見上げる土方のところから

    「佐々木…お前…」

    「幕府を裏切ったのか…!?」

    まだ驚きを隠せないながらも佐々木の背中にそう問いかける土方

     

    松平「そいつぁちげぇよ」

    土方「とっつぁん」

    松平「裏切りってなァ 表のある奴がやるもんだー」

    間には気絶して倒れている?斉藤に懸命に呼びかける近藤の描写

    また地上へと降りてきた船からは大勢の奈落達が真選組見廻組をめがけて襲いかかっている

     

    松平「ー裏切ろうにも佐々木(こいつ)にゃ味方なんていやしねぇ」

    「幕府も 俺達も 部下も」

     

    「いや己でさえも 倒すべき敵だった」

    「そうだろう 佐々木」

    土方「…!!」

    そして 今だ驚く土方の視線を向けられながらぽたぽたとちが滴る腹をおさえつつ落ちている刀を再び拾い上げる佐々木

    佐々木「…失敬ですよ松平公 私にだってメールを返す相手くらいいます」

    「ただ..大事なメールをずっと届けられないでいましてね」

    「電波が悪くて」

    背景には妻子を失った時のあの時の光景が

     

    「私はただ..電波が拾える場所を メールが届けられる場所を探していただけなんです」

    「ここなら きっと届く」

    ドッ

    そう言いながら佐々木は迫り来る奈落達をきりすてる

    「この国の残骸の上 侍たちの骸の上なら」

    「きっと届く」

     

    8a

    朧「裁きの時だ 白夜叉」

    場面は戦闘中の銀時達へ

    その周囲もやはり上空からの砲撃やみなの戦いの声に包まれ そんな中で銀時の肩を強烈な朧の一撃がかすめていく

    朧「佐々木(あのおとこ)が何を企てようと お前がいくら抗おうと」

    「この国は 変わらん」

    銀時「!!」

    銀時の背後から飛びかかる奈落達

    それを振り向きざま一撃で吹き飛ばす銀時

    が その隙をついた朧の突きがとっさに防御に使った銀時の左腕を貫通し左肩へと突き刺さる

    ドゴォ

     

    怯むこと無く激しい突きを朧の腹部へと叩き込む銀時

    しかしそれは朧の杖を破壊しただけでうまく防がれてしまう

    朧「ーだが喜べ 白夜叉」

    「お前達の叫びは ついに通じたぞ」

    「天に」

     

    「その裁きは 天によって直々にくだされよう」

     

    9a

    そう口にする朧達の上空には一隻の船 そしてそのへさきには天導衆の一人?の姿が…

    銀時「!!」

    「(あれは….!?)」

    またどうやら銀時もその男を見て反応を見せている様子

    ガカッ

    そしてその船からの砲撃にのまれる?銀時

     

    沖田「..てめぇ 一体どういうつもりだ そこどけ」

    場面は沖田と信女の戦いに割ってはいり それを中断させた神楽のところへ

    神楽は沖田のその声に どいていいのか本気でやるなら続けろ迷っているならやめろと静かにかえす

    神楽「ーもし お前らが本気で○しあう気だったなら 私は今ごろ無事立ってはいなかったけどな」

    沖田・信女「…..」

     

    そして このままじゃ黒い警察も白い警察も潰されるこんなことやってる場合じゃないと続ける神楽だったが沖田も誰がこんな状況作ったと思ってんだと反論をする

    沖田「ーこいつらはァ…」

    神楽「こいつ”ら”は知らない でもコイツのことは知ってるアル」

    「こいつが昔何をやったかなんて知らない でも今のこいつは知ってるアル」

    「悪いやつじゃないアル」

    背景にはかつて一国傾城篇で缶を蹴っ飛ばしたあの時などの描写が

     

    チャキ

    信女「このまま後ろからアナタを斬り○しても?」

    神楽の背後から剣を突きつける信女

    舌打ちをしながら再び刀を構える沖田

     

    「何も知らない 私はそういうことが出来る人間ー」

    そして 命令されれば誰の命だって奪えるのだと そうやって育てられそうやって生きてきたー と信女の幼少の頃から 松陽や佐々木との出会い 現在までの描写が入っていく

    「(ーなのにあの人と出会っておかしくなってしまった)」

    「(あんな風に生きられたら そう思ってしまった)」

    背景にはあの牢の中で薄っすらと笑う松陽

    「(初めて 人が斬れなかった 全部奪っておきながら とどめをさせなかった)」

    背景には ーそれが私の復讐だと言われたあの時の描写

    「(私に出来るのはそれだけ 変わらずに 人を斬り続けることだけ)」

    「(異三郎を 終わらせてあげる事だけ)」

     

    神楽「いいアルヨ」

    「お前が本当にそうしたいと思ってるなら そうしろヨ」

     

    「でも もう泣くなヨ」

     

    10ab

    そして 自分にウソはもうつくな 私もそうだった でもみんなとここで出会って変わったんだ と語りかけていく神楽

    「この地球は自由の星ネ」

    「自分の生きたいように 生きていいアル」

     

    佐々木「ー人を斬るのはもう嫌になりましたか」

    場面は一旦再び佐々木達の過去 おそらく二人が行動を共にするようになってから少し経過したところ?へ 夕暮れ時の縁側でひとり膝を抱いている様子の信女へと佐々木が後ろから声をかけていく

    信女「…..」

     

    「別に」

     

    コト

    信女「?」

    マスタードーナツの箱をおきながら信女の横に腰を下ろす佐々木

    佐々木「ドーナツ好きでしたよね」

    そして変わらず無表情の信女へとドーナツを手渡していく

     

    「食べなさい」

    「これからは」

    「私も一緒に食べます」

     

    11ab

    カッ

    そして場面は再び現在の信女達へ

    突如 目を見開いたかと思うと信女は剣を構えて前方に鋭く踏み込んでいく

    ガチャ

    それに咄嗟に反応した沖田も焦りの表情を見せながらも即座に反応を見せている

    沖田「!!」

    ガキィン

     

    が 信女はそのまま神楽を突き飛ばしたかと思うと そこへとめがけて飛んできた錫杖を叩き落とす

     

    ヒャガァ

    ドッ

    しかし また次の瞬間同じく飛んできた剣が信女の腹部へとつきささる

     

    固まる神楽と沖田

    神楽・沖田「信女ェェェェ!!!!!」

     

    12.ajpg

    そしてそこへ歩み寄るのは あの船の上から見下ろしていたあの男の姿?

    煽り:黒幕、降り立つー

    次回、銀魂 542へ



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    【最新話・ネタバレ・文字バレ】

    銀魂 541話 ネタバレ

    見廻組と奈落との艦隊の激しい戦い

    銀魂 541-11.jpg


    空爆が降り注いだ真選組
    一旦、土方と佐々木の戦いも落ち着く

    血だらけの松平が林からでてくる
    近藤は倒れている斉藤に駆け寄る

    銀魂 541-12.jpg


    更に奈落埒の船が陸に上がってくる

    銀魂 541-13.jpg


    真選組と刀を交える奈落達
    佐々木が奈落達の方へ歩く

    土方
    「!!」

    佐々木が刀を拾い上げる
    そのまま奈落達に切りかかり倒す

    銀魂 541-18.jpg


    佐々木
    「この国の残骸の上
     侍達の骸の上ならきっと届く」

    銀魂 541-19.jpg


    奈落達が真選組、見廻組と交戦していく

    --------------------------------------

    【銀時サイド】

    朧と刀を交わしている銀時

    銀魂 541-14.jpg


    その時、3人の奈落達が
    銀時の背後から切り掛かってくる
    背後に刀を振り3人を倒す銀時

    銀時に隙が出来たのを見た朧
    刀を手に突っ込んでくる

    朧の刀は腕でガードしようとする銀時
    だが、腕を貫通し肩まで届いてしまう

    朧に突きを放つ銀時
    朧の持っていた武器が割れる

    銀魂 541-15.jpg


    その時、天狗の仮面を被った人物が現れる

    銀魂 541-23.jpg


    天狗
    「天にその裁きは天によって
     直々に下されよう」

    銀時
    「!?」

    --------------------------------------

    【沖田&神楽サイド】

    沖田と信女の戦いを止めた神楽

    神楽
    「何があったか知らないけど

     このままじゃ黒い警察も
     白い警察も潰されるアル

     こんな事やってる場合じゃないネ」

    沖田
    「誰がこんな状況作ったと思ってんでぃ
     こいつらはなァ…」

    神楽
    「こいつらの事は知らない
     けど、こいつの事はしってるアル
     
     こいつが昔何をやったかなんて知らない
     でも今のこいつは知ってるアル」

    以前の事を思い出す神楽

    神楽
    「悪いやつじゃないアル」

    だが信女が神楽の首に刀を突きつける

    信女
    「このまま後ろから
     アナタを斬り殺しても?」

    銀魂 541-20.jpg


    --------------------------------------

    【信女回想】

    暗殺者として動いている幼い信女

    監獄で松陽とあった場面
    佐々木に刀を向けらた場面

    縁側に座っている信女
    ドーナツを持った佐々木が来る

    縁側でドーナツを食べる2人

    【回想終了】

    --------------------------------------

    信女が目を見開き刀を構え走る
    構える沖田だったが…

    飛び込んできた光景は
    神楽を突き飛ばしている信女の姿

    銀魂 541-17.jpg


    次の瞬間、飛んできた小刀が
    信女の腹に突き刺さる

    銀魂 541-21.jpg


    神楽&沖田
    「!!」

    地面に倒れる信女

    「信女ェェェェ!」

    その先から現れる天狗の仮面の人物

    銀魂 541-22.jpg



    銀魂 542話 ネタバレに続く

    【新情報入り次第、追加・更新】


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    第五百四十訓 悪役

     

    朧「佐々木異三郎 あの男はかつて 真選組を救うために」

    「いや自身の侍の矜持がため 天導衆(てん)をたばかった」

    「だが…烏はそれを見逃さなかった…」

     

    『佐々木は○ぬはずだった 妻子と共に』

    冒頭は銀時をまえに佐々木について語り始める朧から始まり 同時に背景には前回の引きからの場面が続いて描写されていく

    『だが 烏は』

    『斬るべきものを斬らなかった』

    刀の柄に手をかけ カゴの上に立つ信女に向けて猛然と走りだす佐々木

     

    (84)

    そして無抵抗?な信女の剣を弾き飛ばし やがて二人は以前にも出てきたあの佐々木が信女に対し剣をつきつける場面へ

     

    『佐々木も斬らなかった』

    『本当に斬るべき 敵を見据えたからだ』

     

    (88)

     

    信女を見下ろす佐々木の描写

     

    そして その後の佐々木はすぐに一橋公へととり入り その手腕で一橋派の勢力を唯一定々に対抗できるまで大きくしていったのだと続ける朧

    またそうしながら一派の地位と自身の地位を確立 攘夷志士の力をも取り込み高杉らとの共謀での定々暗さつ 遂にはその後継である茂々を失脚に追い込んだのだという

    朧「ー遂に一橋に天下の覇権を握らせ巨大権力を掴むに至った」

    「だがそれも あの男にとっては途上でしかなかったのだー」

    そして朧は 佐々木があの時見据えた敵は妻子を○した一羽の烏でもそれを動かした定々や天導衆でもなかったのだ と語り続ける

    『あの男の敵は….』

     

    『佐々木異三郎』

    『自分自身』

     

    曰く 佐々木が喜々と共にあちこちで強権を示して反勢力を弾圧粛清し続けていたのは 全て 自らを新政権の悪政を担う象徴とし民草の敵となるためであり それにより反乱勢力の決起を促し 時代の色を”倒幕”へと塗り替えようとするため

    また近藤をとらえ真選組を解散させたのも 土方やその周囲に反乱を起こさせるための布石だったのであり 自らと共に”侍の時代”を終わらせるために  やっていることなのだという

    朧「ーそうあの男は」

    「お前達と同じ」

    「ただの謀反人だ」

     

    ドォォン

    場面は熾烈な戦闘を繰り広げている土方と佐々木のところへ

    しかしそこへ 突如上空に現れた奈落の船からの攻撃がはじまる 敵味方関係なく爆撃で吹き飛ばされ銃撃にさらされていく真選組や見廻組の男たち

    また一度は倒れ再び立ち上がった佐々木の体も既に傷だらけになっている

    佐々木「いやはや 悪役というのもなかなか骨が折れますね」

    「あっちこっち敵だらけだ もうだれもメル友になってくれそうもありませんね」

    「よろしい エリートは善事を行うときも悪事を行うときもエリート 全員まとめてこの魔王佐々木異三郎がお相手致しましょう」

     

    「ただし土方さんアナタは別です 鬼の相手は片手間じゃ勤まらない すぐに片付るので少々お待ちいただけますかー」

    そして そんな幾分穏やかになったような表情を浮かべながら土方の方へと声をかけていく佐々木に対し土方の方もやはり驚きを隠せないような表情を見せている

    また一方では 続々と舟から降りてくる奈落達を見て驚いている沖田に対し 信女の方はやはりこれを予見していたかのような様子

    信女「ー異三郎は世に反乱の火矢を放った でも奈落はいち早くそれに気づいた」

    「”倒幕”の炎が国中に拡大する前に 反乱勢力が幕府を覆す勢力になる前に 火種そのものをかき消そうとしている」

    「だから異三郎は ここで起こる戦火(ひ)を利用するつもり」

    ピピピ

    ドォォォォンン

    携帯のボタンをいじる佐々木 そしてその合図を待っていたかのように島を囲む海中から浮上してきた見廻組の舟たちが砲撃を開始する

    「異三郎の動かせる勢力の全てをこの島に投下 反乱勢力と奈落にこれをぶつけその全てを壊し尽くしこの国の力をそぎ落とそうと」

    見廻組の舟からの激しい攻撃も始まった事により 戦場の戦いの様子は更に激しさを増していく

    目を見張る沖田「敵も見方もまとめて潰し合いさせるだと 国ごと引き連れて切腹でもしようってのか奴ぁ」

    ガキィン

    その言葉と同時に再び斬りかかる信女

    「そんな戦があるかよ そんな大将があるかよ」

    「てめぇの大将が国と心中すんのをただ黙って見てるつもりかてめぇはー」

    信女「…それが 私の役目だもの」

     

    (85)

    佐々木「…わっぱ なぜ斬らなかった」

    場面は再びかつての佐々木と信女のあのシーンへ

    「お前は言った 私もお前も既に道理からはずれた人○しだと その通りだ今の私は子供のお前へを斬る事になんのためらいもない」

    「なのになぜ私を斬らない なぜ」

    「そんな涙(もの)を流す」

     

    (86)

    信女「…解らない なんでこんな涙(もの)が出てくるのか」

     

    「なんでアナタを斬れないのか なんでアナタ達を斬らないといけないのかー」

    そして 沈んだ顔で頬に涙を伝わせながら 昔ある人が教えてくれたーと語り続けていく信女

    「ー人は生まれた時から弱さを抱えて生まれてくる生きものだって でも弱さに振り回されて苦しむだけの生き物だけじゃない」

    「弱さに抗い 自分を変えようと苦しむ事もできる 自由な生き物だって」

    背景には 微笑みをうかべるあの牢の中の松陽の姿が

    「だからかも知れない アナタひっしに抗っていたもの 私も抗わなきゃいけない」

    「私は アナタを斬る資格はない あるのは斬られる資格だけ」

     

    その言葉を黙って聞き終え やがて剣をひいてしまう佐々木

    佐々木「…お前が斬られる事を望むなら 私はお前を斬らない」

    「私が斬らなければいけないのは こんな蛮行が国によって行われるこの時代」

    「そして…その時代から何も護れなかった自分自身だー」

     

    「…私の為にその剣を使い続けろ そして来るべき時が来たら」

    「その剣で私を斬れ それが私の復讐だ」

     

    (83)

    信女「(ーそう)」

    「(それが私の役目)」

    場面は再び あの表情を浮かべて沖田と斬り結んでいる信女のところへ

    信女「(異三郎の妻子(すべて)を奪っておきながら 異三郎を斬れなかった)」

    「(生きながらえさせてしまった 私最後の役目)」

    「(今度こそ 斬ってあげるの)」

    「(私があの人を… 終わらせてあげるの)」

     

    (87)

    信女と沖田の激突の瞬間 その信女の涙に思わず驚きの目をする沖田

     

    ガキィィンン

     

    信女「!!」

    が しかしその瞬間両者に割って入ってそれを止めたのは神楽だった

    神楽「そこまで!!」

    「もういい…もう充分アルお前ら」

    次回、銀魂 541へ



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    第五百三十九訓 届かなかったメール

     

    冒頭はまた妻からのメールをチェックしている佐々木のシーンから

    画面には「名前まだ悩んでいるんですか アナタがつけてくれるならどんな名前でも~」の文面が

    そしてそれを読んでいるところへ突然画面の上へとドーナツの食べかすが降ってくる

    佐々木が上を見るとそこには門の瓦の上でドーナツを頬張るかつての信女の姿が

     

    (44)

    佐々木「これわっぱ そんなところでものを食うものではありませんよ」

     

    子どもたち「ー娑婆に出る時くらい何を食べようと文句を言われる筋合いはない」

    突然佐々木の周囲を囲む 身なりは普通だが少し異様な雰囲気を漂わせる子どもたち

    そしてそこへどうやら佐々木と待ち合わせをしていた様子の男が声をかけてくる

    佐々木「ー左近殿 聞いていた話と違うが」

    左近「ここは暗さつの密談を行う場には似つかわしくないとー」

    「案ずるな この場でもっとも○しが似合うのはあの子らだよ」

    そして”天照院奈落” 旧くから時の権力に利用されてきた暗さつ組織ーと事を説明しだす左近

    それによればどうやら佐々木が先程会った子供たちは奈落に拾われてそのために育てられており既にこの歳にして立派な暗さつ者なのであるという また無表情ながらもその周りを囲む同じく無表情な子どもたちへとドーナツを配る信女をさして 特にあの骸は奈落をもってして しに神の落胤といわしめる神童であると紹介する

    左近「ー幼くして”奈落三羽”に数えられる程の組織屈指の手練 今回の件もたやすくこなしてくれるであろう」

     

    佐々木「つまり此度の一橋親子の暗○ あのわっぱたちにやらせると….」

    それに対し 不服かとかえす左近

    左近「ーよもや子供にそんなマネはさせられないとでも これも安寧な世をつくるためだ そのためには我々は定々公という名君のもと一枚岩になって国を支えなければならん」

    「障害となるものはいかなる手をもってしても除け そう天も思し召しだ」

    背景には天導衆の姿

     

    佐々木にドーナツを差し出す信女「やるの やらないの」

     

    「何も知らない子供が人を○すのはおかしい?」

    「それともなんでも知ってる大人が人を○す方がおかしい?」

    (43)

    「子供なのに人を○す私 人を○すのに生まれてくる子の名前を悩むアナタ」

    「どっちももう道理から外れてる」

     

    *「なんとしてでもここを切り抜けろ!!」

    「俺達の大将を守りぬけェェェ!!!」

    場面は奮闘をつづける真選組と桂達へ

    エリザベスが口から取り出したんまい棒を炸裂させ その煙幕に乗じ再び勢いづけ戦いはじめる一同

     

    そんな中激しくぶつかりあう土方と佐々木

    ドフゥ

    互いの突きをそんでで躱す両者

    更に横になぐように土方は斬りつけ それを跳び上がって躱しながら自らも剣を繰り出す佐々木

    そしてそのまま空中で近くにあった木の幹を足場に強烈なけりとを土方の顔に叩き込んでいく

    ガッ

    ゴォウ

    が のけぞりながらも足をつかまえ佐々木を地面に叩きつける土方

    睨み合う両者

    そして佐々木がまだ立ち上がる間も見せないうちに互いの激しい剣戟ををうちこみあいやがて土方は左肩 佐々木は右目へと太刀をうけてしまう

     

    朧「諦めの悪い男たちだ」

    「茂々(しょうぐん)は○に 高杉も消えた」

    「だが 茂々の意志をお前達が継いだように 高杉の意志も引き継がれていようとはな」

    背景にはまだ意識を取り戻していない様子の高杉の姿

    そして 佐々木異三郎は獅子身中の虫だ とつづける朧

    銀時「..!!」

    朧「あの男が警察庁長官まで登りつめ その権威をもって喜々と共に旧政権の勢力を排除していたのは新政権や己の地位を護るためなどではない」

    「あの男は…」

    (45)

    そして場面は一橋親子をほうむるという計画実行の日へ

    どうやら造船所視察の任へと向かう途中の護衛をこの日のために公儀お抱えとした浪士組改め真選組へと任せ 道中の宿場町で休憩をとる際にあのわっぱらの手に手により計画を実行にうつす という手はずな様子

    『ーわっぱにまぎらせ刺客を配しておく あのあっぱたちなら十秒もあれば一橋親子のくびを落とす』

    『真選組は何人犠牲にしてもかまわん どうせ全ての責をうけ腹をきることになる 好きに使え』

    と その言葉が頭によぎりつつも丁度休憩地についた様子の一行に視線を注いでいる佐々木

    近藤「よぉしここいらで休憩だ」

    土方「近藤さん 一橋公は?ー」

    が どうやら松平の指示により大事をとって目的地までは絶対にカゴをあけてはならないということになっているとのこと

    土方「ーやれやれ俺達にも休むなってわけか」

    近藤「望む所じゃねぇかこいつは真選組の初任務 必ずや無事成し遂げて俺達の力を見せてやろう」

    やはり そう意気込みながら笑顔を見せつつ話している近藤へとその視線を注いでいる佐々木

     

    『ー皮肉なもんだな 奴らよりよっぽど侍らしい肩書を持ってる俺達がそれらにがんじがらめで侍らしいことを何一つ出来ねぇとは』

    『どっちが本物の侍か 解かりゃしねぇ』

    とそこへ玉が転がってきたかと思うと

    「ごめんごめん!おじさ~ん玉こっち投げて~!!」と現れる数人の子どもたちが

    玉を拾ってやる近藤「誰がおじさんだぁああ!!」

     

    『これから人を○そうとしているのに生まれてくる子の名前を悩むアナタ』

    『どっちももう道理から外れてる』

    そしてまたも佐々木が回想?しているような描写をはさみつつ 近藤が拾った玉を子どもたちへと手渡している

    近藤「あのカゴは偉い人が乗ってるから近づいたらダメだ もっと他で遊べ坊主」

    子供「う..ん…でも なんかあちこち刀をさした怖いおじさんが隠れててあっちへ行けって..」

    「遊ぶところなんてどこにもないよ」

    その言葉に一挙にざわめきたつ近藤達

    近藤「まさかっ…攘夷志士が待ち伏せていたとでも! すぐに近隣を見まわれ!」

    走りだす隊士達

    「オイ坊主!その怖いおじさんってどこに何人くらい…」

    「!!」

    その瞬間 気づけば既に走りだし カゴの近くへと迫る先程の子供の姿にきがついて声をあげる近藤達

    近藤「まさっ…か!!」

    土方「止まれェェェェ坊主!!」

    カゴへと近づきながらやがて何かを取り出そうとするのか懐へと片手をツッコむ子供

     

    『ー俺は思う 侍のあり方は一つじゃない』

    『迷い悩み自分の理想(ありか)を追い求めるその姿勢こそが 侍なんだと』

    『だからアンタも おおいに悩み迷えばいいじゃないか』

    『子供の名前さ そいつがきっと父親ってやつなんじゃないの?』

     

    カゴへとたどり着いた子供「あのぉ頼まれてた本買ってきました一橋公」

    カゴの中の松平「おうご苦労さん!」

     

    「お江呂」というセクシーな表紙の本を懐から取り出す供

    そしてカゴから手を出しそれを受けとる松平

    とそれを見ながら絶句し呆れているような顔の近藤と土方

     

    二人にあやまる子供「あの…すみませんさっき頼まれて…いっぱい駄賃やるから○ロ本をカゴに届けてくれって..」

    「顔の長いおじさんにー」

     

    隊士達「しゅ…襲撃だァァァ!!!」

    「本当に攘夷志士が待ち伏せてやがった!!」

    近藤「カゴに一歩たりとも近づけさせんじゃねぇ!!!いくぞてめぇら!!」

    そして近藤達と本当に襲撃してきた攘夷志士達との戦いがはじまる

     

    が その一方でカゴの中の松平はピコピコとメールをうちはじめている

    松平『オイ 俺はドMものを買ってこいといったんだ』

    *『そんなもの持って暗○されたら大恥でしょ』

    『一橋公 ならぬ松平公』

    松平『だまれ 顔の長いおじさん』

    と どうやらメールの相手はやはり佐々木だった様子

    また佐々木曰く攘夷浪士の間に一橋公遠征の情報を流して扇動しておいたので運が良ければ暗○より先に浪士の襲撃を受けることになるだろうという

    カゴのへと入ってくる刃を躱す松平『もう受けてるよ』

    佐々木『予期せぬ別の襲撃で遠征が中止になり暗○が未遂に終わっても幕府(うえ)もだれも責めようがない 勿論生きて帰るにはいまここにある し地をきりぬけねなければなりませんが』

    『結局のところ真選組(かれら)の命運はかれら次第 ということですね』

    『失敗しても松平公 あなたが○ぬだけです ご心配なさらず成仏して下さい ではでは』

     

    松平『待て佐々木』

     

    『お前…なんで手ェ貸してくれた?』

    が それに対し手など使った覚えはないとかえす佐々木

    佐々木『ー指を動かしメールを送っただけです』

    『携帯勉強したんですよ』

    『そろそろ返事をしなきゃいけないですから』

    そしてその手の携帯の画面には「元気な女子です 残念ながらアナタにそっくりの面長だけどとってもカワイイ」との文面が

    『こんな時代です立派な侍にも父親にもなれないかもしれません ですが』

    『立派な名前を送ってあげようと思います』

    どことなく穏やかな表情にも見える異三郎

     

    そして いつものあの烏が戻ってきたところを腕に止まらせる朧の描写

    またその後ろにはあの奈落の子どもたちと信女の姿も

     

    沖田「佐々木が…真選組(おれたち)を救っただと」

    信女「アナタ達だけじゃない あの時異三郎は 子供たち(わたしたち)も…救おうとしたんだと思う…」

    「…でも異三郎を救うものは…」

     

    背景には 奈落の大人たちから指示を受けている?様子のあの子供たちの姿

    「ー誰もいなかった 誰も救えなかった」

    力のない表情でそう語り続ける信女

     

    『ようやくいい名前が思いつきました』

    『今度はきっと君も気に入ってくれると思います』

    『こちらにはいつ着くんですか 近くまで来たらメールしてください』

    携帯を片手にひっしな形相でひとり何処かへと走っている様子の佐々木

    『遠くてもいい メールして下さい』

    『どこへなりとも むかえにいきますから』

     

    (46)

    やがて そのあしを止め愕然とたちつくすかのようになる佐々木

    その目の前には 月明かりのした沢山のしまつされた男たちの中に置かれたカゴ と

    刀を片手にその上に一人ぽつんと立つ信女 というむざんな光景が広がっている

    またカゴから出ているちが付いた手の傍らには 壊れてしまっている携帯電話が

    『君と』

    『信女を』

     

    (47)振り返る信女

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    第五百三十八訓 真の道

    『侍のあり方は一つじゃねぇ 迷い悩み自分の理想(ありか)を追い求めるその姿勢こそが 侍なんだ』

    『だから 捜し続けろ』

    『抗い続けろ』

    『あらゆるものが氾濫するこの時代から…』

    『自分だけの真の道を選び 突き進め』

     

    近藤「(そう 俺達の名は…)」

     

    土方「真選組だァァァァァァ!!!」

    ガキィィン

    佐々木の背後からあらわれた土方が気迫のこもった剣を振り下ろす

    ギイン

    佐々木「!!」

    そして斉藤が投げた刀が佐々木が持っていた銃を貫き

    その場へとなだれ込んだ隊士たちやエリザベスが大暴れをはじめる

    立ち上がって笑みをうかべる松平「佐々木 お前も大概だが…」

    「本物の長官の悪党っぷりなめんなァ!!!」

     

    佐々木「(チッ…ここに至る道中で 松平公を追手から救い 更にはその追手に扮し 我々の懐深くまで…!!)」

    土方「長官殿 器に見合わぬ組織は持つべきじゃねぇぜ」

    「部下の顔一つ覚ええられねぇお前に 俺たち(バラガキ)どものお守りは務まらねぇ」

    「俺達の大将 返してもらうぜ」

     

    (4)

    近藤を護るようにして周囲をまるく囲む隊士達

    エリザベスも遂に傷だらけの桂へとたどり着いた様子

    近藤「トシ…お前ら」

    待たせちまったな と背中越しに声をかける土方

    近藤「…..」

    「待たせたのは 俺の方だ」

    「俺が不甲斐ねえばっかりに…迷惑かけちまったな」

    土方「….」

    「俺達もアンタと同じさ 散々悩んで迷った挙句 出した答えがこのざまだ」

    「結局 真選組(ここ)に戻ってきちまった..」

    そうか…といい隊士から刀を受け取り 再び立ち上がる近藤

    近藤「ーどうやらこのざまじゃ 真の道はまだ遠そうだな」

    土方「…ああ ちげぇねぇや」

    同時にうっすらと笑う二人

    土方「だが 一つだけ解った」

    「真の道だろうが迷いの道だろうが」

    「俺達ゃアンタの隣あるけんならどこだって構やしねぇんだってな」

     

    「近藤さん ここが」

    「真選組(おれたち)の選んだ道だ」

    近藤「…そうか」

    「ならばゆこう共に」

    「たとえこの前になにがあろうとも たとえゆくさきが地獄であろうとも 俺はもう二度とこの手を離さんぞ」

    「俺とともに生き 俺とともに○ね 真選組よ!!!」

    敵へ向け走りだす土方達

     

    ガキィィ

    ガガガ

    場面は戦闘中の沖田 信女のところへ

    ギャン

    信女が間合いを一気につめて繰り出す右の鋭い突き それを受け流しつつ右足で信女の逆手小太刀の出足を封じる沖田

     

     

     

     

     

    (3)

    更にはそのまま柄で信女の顔面を強打

    後ろに倒れる信女

    が そこで地面へと小太刀を突き刺して信女はそれを回避 そのまま沖田の顔面を下からけりあげる

    そしてその間合いが離れたその瞬間 再び目も止まらぬはやさで突進 交錯する二人

    ガキィィ

     

    右肩に傷を負う沖田

    小太刀を破壊される信女

     

    信女「どうして」

     

    「どうして 戦うの」

    「どうして 抗うの」

    背を向けたままつづける信女

    「真選組(あなたたち)は本当ならここにはいなかった 生まれる前に消えるはずだった」

    「なのに どうして」

     

    背景にはみなに混じって戦う神楽や山崎に肩を貸しながら奮闘する新八の姿

    振り返る信女「異三郎に剣を向けるの」

     

    「どうして」

    「異三郎だけが」

     

    2)

    以前あったような信女?に剣を向ける佐々木の描写

    しかしその周囲にはむごたらしく始末され転がっている沢山のおとこたちが

     

    ギィィィン

    場面は再び激突している土方と佐々木へ

     

    (1)

    土方「そこをどけ 佐々木」

     

    うっすら笑う佐々木「…どくと思いますか」

    「夢のつづきが見たいなら 押し通りなさい」

    周囲では エリザベスは桂を頭の上に乗せながら戦い

    今度は斉藤が近藤に肩を貸しながら戦っている

     

    (5)

    また銀時と激突する朧の描写も

     

    「たとえそのために」

    「他人(ひと)の夢を」

     

    「踏み潰すことになろうとも」

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