痛い話 ブログ

いろんな話題を勝手に収集しまくるブログ。おもしろい、たのしい、痛い、めずらしい、注目されている、されていないを関係なくまとめてます。

    ニセコイ

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    【ネタバレ】ニセコイ 223 感想【注意】

    第223話 イヒョウ

     

    鎖分銅を使い、形勢逆転してクロードを捕えた鶇

    クロード「…鎖分銅だと そんな物いつの間に覚えた」

    鶇「クロード様の知らない間に そうやって皆、少しずつ進んでいるのです

    お嬢だっていつまでもクロード様の考えるように弱いままではありません お嬢を信じてあげて下さい」

    クロード「…フッ まさか私がお前に負かされる日が来るとはな…

    …だが!私はまだ諦めんぞ、諦めてたまるものか…!誰があんな軟弱なガキなんぞに…!」

    鶇「クロード様…!」

    クロード「なぜだ誠士郎、なぜ…!お前はそれ程の力を持ちながら欲が無い…!?」

    鶇「…!?」

    クロード「お前はお嬢を愛しているのだろう?命を賭しても良い程に…

    私は分かっているぞ お前がお嬢に任務以上の感情を抱いていることにな

    それがなぜあのような男にお嬢を奪われて黙っていられるのだ…!!」

    鶇「…!? ですからそれは、私は一条楽がお嬢の隣にふさわしいと…」

    クロード「…私はな、いつかこんな日が来ると思っていたのだ お前が私を打ち倒す日を…

    そしてその時こそ語ろうと思っていた 私が胸の内に秘めていた想いをな

    私はお前であればお嬢と共にこのビーハイブを更に盛り立てていけるのではないかと…」

    鶇「…? …あ…あのクロード様…?さっきから話がイマイチよく…」

    クロード「貴様…!!これだけ言ってもまだ分からんか…!!

     

    ni223-1

    私はな誠士郎…!!お前がお嬢と結婚してくれれば良いとずっと思っていたのだァ…!!」

    呆気にとられ、クラァ…とよろめく鶇

    クロード「お前であれば実力・名声共に問題あるまい!お前が今まで立てた功績を思えばボスも耳を傾けて下さるはずだ…!

    お前は私が手塩にかけて育てた自慢の “息子” だ お前は組織の人間からの信頼も厚いし、何よりこの私が後見人となる 誰も反対などすまいだろう

    どうだ誠士郎、今からでも遅くはない…!今はお嬢はあのガキに目をかけておられるようだがお前がその気だと知ればすぐに気持ちを変えて下さるだろう…!

    当然だ!誰があんな猿とお前を比べてアレに魅力など感じるものか…!

    これはお前の望む所でもあるハズだ さあ誠士郎、私と一緒に…!」

    不敵に笑う鶇「…フッ…フ…フフ…フ…フフフフフ…そうか…そうだったんですか…クロード様あなたは…」

    クロード「…!? な…なんだ 何がおかしい…?」

    鶇「…クロード様、私のことをよく見ていて下さい」

     

    ni223-2

    胸元を破る鶇「私は “女” だぁあぁー!!」

    今度はクロードが呆気にとられる…

    クロード「…誠士郎 お前いつの間にそんな手術を…」

    クロードの頬を擦るように銃弾を打つ鶇

    クロード「ほ…本当…なのか い…いつから…」

    鶇「この世に生を受けた時からです!!」

    クロード「…なぜ…隠していた…」

    鶇「隠してなどいません、むしろアピールすらしていました ですが全く気付いて頂けなかったのです

    確かにまだ組織内にも気付いていない者も少しはいます

    ですが心のどこかで本当は気付いているのではと思っていたのですが よもやこうもサッパリ気付いておられなかったとは…

    …これで分かったでしょう? クロード様の見ている物が常に正しいとは限らない

    私の事を買って頂けているのならば信じて下さい 私が信じているお嬢のこと、そして私とお嬢が信じている一条楽という男のことを…

    “信じて見守る” そういう力もあるんですよ」

    クロード「…言葉もない 私の負けだ 何もかも…」

    場面は歩いている集とるりへ

    集「…静かになったねぇ こういうドンパチをするとしたらやっぱり誠士郎ちゃんかな?」

    るり「まぁ…つぐみちゃんなら心配いらないと思うけど

    やっぱり千棘ちゃんは向こうにいるのかしら こっち側には見当たらなかったし」

    集「そうだねぇ ま、とにかく行ってみようじゃないの」

    るり「ところであなたは知ってるの?千棘ちゃんが居なくなった理由…」

    集「さぁねぇ…どうしてなんだろ 何分突然の事だったし…家の事情とか…」

    るり「とぼけるんじゃないわよ おそらくきっとどこかで小咲か一条君…もしくはその両方の気持ちに気付いちゃったのね

    そして身を引いた 千棘ちゃんらしい選択だわ…」

    るりを無言で見る集

    るり「…何よ 気付いてないとでも思ったの?

    分かるわよ、ずっと一緒にいたんだから 千棘ちゃんが少しずつ一条君に惹かれて行ってた事くらい…

    でも私は小咲を応援するって決めてる だってあの子が中学の頃から一条君を想っていた事を知ってるもの

    だから本当は辛かった 私も…千棘ちゃんの事を好きになっちゃったからね

    だからこそ…2人がさっさとくっついてくれてれば楽だったのに どうしてこんな事になっちゃったのかしらね

    もっと早く…お互いに想いを打ち明けていれば良かったのに…」

    集「それは言っても仕方がないよ 3人がそれぞれ真剣に恋をして 互いに想い合った結果が今なんだ

    たとえオレ達が何かしててもしてなくても きっと同じようになったんじゃないかな

    それに桐崎さんの気持ちだって考えてあげないと 好きでいた期間だけが全てじゃないでしょ?」

    るり「あなたは千棘ちゃんの味方なの?」

    集「いやぁオレは中立だよ、ただね 何年も一途に想い続けた恋はそりゃ誰の目にも非の打ち所なく美しいよ だけど…

    たとえ短くても、途中で折れ曲がった物だとしても 真剣に相手を想っているのならオレはそれを美しくないとは思わない…」

    るり「…要するに 一条君の味方ってわけね」

    集「いえいえ 恋する者の味方です

    ともあれオレ達の応援してきた恋もそろそろ決着がつきそうだよ 願わくば皆後悔のない結末だといいねぇ…」

    るり「…ところでこないだ聞きそびれた事なんだけど

     

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    あなたは今もキョーコ先生の事が好きなの?」

    集「…うん 好きだよ」

    るり「…告白はしたの?」

    集「いや…でもお別れの時に気持ちを伝える事はしたかな

    本当は何も言わないつもりだった でも楽の奴に背中を押されてね

    今は言って良かったと思ってるよ でなきゃきっともっと後悔してたと思うから…」

    るり「…そう やっぱり凄いのね、あなたは」

    集「?」

    るり「今なら私も分かる気がするもの 好きな人に好きって言う難しさが… 小咲はずっとこんな気持ちだったのね 私も頑張らないと…」

    集「おや!!おやおやこりゃ驚いた もしやるりちゃんには告白のご予定がおありで!?」

    るり「まぁね」

    集「わ〜お そいつは凄いや!!誰?誰?オレの知ってる人?よかったらその幸運な人の名前を教えて下さいよ〜 ヒューヒュー」

    るり「いいわよ

     

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    私はね舞子君 あなたの事が好きなのよ

    あなたの中にまだ先生の面影が残ってるのは分かった だから待つわ あなたがいつか新しい恋に前向きになれる時が来るのを

    だからその時が来たら少しだけ 私との事考えてみてくれる?」

    開いた口が塞がらない集

    るり「…あら?

     

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    …クスッ どうやら…初めてあなたの意表を突けたみたいね いい気味だわ」

    頬を赤らめる集

     

    ヘリで帰路についている万里花「…おや?」

    走っている千棘を見つけてはしごで降りる

    万里花「こんな所で何やってるんですか?桐崎さん」

    千棘「…万里花…!?」

    次回、ニセコイ 224 へ!!

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    【ネタバレ】ニセコイ 222 感想【注意】

    第222話 ニセモノ

     

    「ザクシャインラブ」

    約束をした楽と小咲

     

    万里花「らっく〜ん!帰る前にウチと写真とっちくれっちゃ〜!」

    楽「おーいいぞ〜!」

     

    遠くから見ていた千棘は俯いて屋敷へ戻る

    部屋でリュックに荷物をつめる千棘

    絵本のページを小咲に渡すのを忘れていた事に気づく

    千棘「(…いいや もう… きっともう会うこともないと思う)」

     

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    鍵を日記に挟んで閉じる千棘「(らくとこさきちゃんならきっと幸せになってくれるはずだから だから…)」

    クローゼットに絵本のページを入れる千棘

     

    現在…そのページを見つけて全てを思い出した小咲

     

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    そのページを抱きしめてその場に座りこむ小咲「…千棘ちゃん…千棘ちゃん 千棘ちゃん…!」

    目に涙を浮かべる小咲「…千棘ちゃんは10年前も同じことをしてたんだ 私…そんなことも忘れて… …優しすぎるよ バカァ…」

     

    岩に描かれた相合傘を見て全てを思い出した千棘

    千棘「…なんだ 違うじゃん」

    その場にうずくまる千棘「(私じゃないじゃん 心のどこかで期待してた…諦めたつもりで 覚悟してたつもりで 本当はこんなにすがってた

     

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    2人は…10年前もお互いが好きで 今も…ずっと…)」

     

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    大粒の涙を流す千棘「…やっぱり 私じゃないじゃん… …違うじゃん!私じゃないじゃん…!!

    こんなの…小咲ちゃんしかいないじゃん…!私…私は…!うっ…あっ…ああ あぁん…

    (やっぱり ニセモノじゃん… ニセモノじゃん…)」

     

    小咲「(千棘ちゃんがここへ来たのは この事を思い出したからなのかな、思い出したいからなのかな もし…思い出したのなら…

    ダメだよ私…!また譲って貰うつもりなの…?違うでしょ…!?)」

     

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    立ち上がって走り出す小咲「(会って話さなきゃ…!千棘ちゃんだけが傷ついてお別れなんてそんなの許さないから…!!

    同じ人を好きになる それはきっと誰も傷つかないのなんて無理なんだろうけど でも 傷つくなら

    一緒に傷つきたいんだよ…!一緒に苦しみたいんだよ…!)」

     

    岩の横でひとしきり泣いた千棘は立ち上がり歩き出す…

     

    ドカァァ…ン!!

    場面は激しい戦いを繰り広げる鶇とクロード

    クロード「…どうした誠士郎 大口を叩いた割にその程度か」

    鶇「…くっ…(分かっていた事だが…やはり…強い…!!)」

    クロード「もう1度言うぞ、お前に戦闘を教えたのは誰だ 私はお前に決して敵わぬ相手に無謀な勝負を挑めと教えたか?

    どうしてあんな男にそこまで拘る 私にはそうまでしてあのガキを会わせる価値があるとは到底思えん

    それでお嬢が更に深く傷つく事になったらどうする?立ち直ることもできない程に…」

    鶇「傷付くなら思いきり傷付けば良いのです」

    クロード「!?」

    鶇「たとえどんなに深く傷付き落ち込んでも お嬢なら必ずまた立ち上がり、いつもの笑顔を見せて下さる 私はそう信じています…!」

    クロード「…果たしてそう言い切れるか お前にも分かるだろう お嬢にはその優しさの反面、脆く…弱い面がある事を…

    今もあの男から逃げているのがその証拠…!そのお嬢が…本当に深刻に傷付かないとどうして言える…!?

    心に一生癒えぬ傷が残ってしまったら貴様責任が取れるというのか…!?」

    鶇「…私はただ お嬢の “強さ” を信じているだけですよ

    クロード様の見ている物が常に正しいとは限らない お嬢も…一条楽も…そして私も…」

    手榴弾を2つ投げるクロード「フン!!そこまで言うのなら証明して見せろ!!正義を語れるのは常に勝者だけだ!!

    貴様が私に勝てないのならそれはただの妄想に過ぎん!!」

    手榴弾を1つ打ち抜いて爆発させるクロード

    爆発から距離をとるようにかわした鶇だったが…着地点にはもう1つの手榴弾が転がっている

    鶇「!!(逃げ…!いや、弾き返す方が早い…!!)」

    向かってくるクロードめがけて蹴る鶇

    クロードはそれをキャッチして突っ込んでくる

    蹴り飛ばされる鶇「(爆発しない!?ダミー…!!)」

    仰向けに倒れた鶇に上から銃を突き付けるクロード「チェックメイトだ 誠士郎」

    鶇「…ええ どうやらそのようです…」

     

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    その時、クロードの腕に巻き付く鎖…

    鎖を思いきり引く鶇

    形勢は逆転し、俯せに倒れたクロードに銃を突き付ける鶇「チェックメイトです クロード様」

    クロード「…私は教えていないぞ そんなもの(鎖分銅)など…」

    鶇「ええ、だから言ったでしょう? クロード様の見ている物が常に正しいとは限らない お嬢も…一条楽も そして私も」

    次回、ニセコイ 223 へ!!

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    【ネタバレ】ニセコイ 221 感想【注意】

    第221話 シンジツ

     

    羽「楽ちゃんと…結婚…!?」

    千棘「うん…!だって私らくのこと好きだし、この絵本みたいに約束できたらステキだな〜って

    ねぇ、ゆいお姉ちゃん こーいう “じょー” と “かぎ” ってどこに行けばあるかな〜」

    羽「えーと…そうだねぇ…」

    万里花「なっ…なっ…なっ…ちょちょちょい待つばい千棘しゃんなんば言いよっとか〜!?

    らっくんとはウチが結婚するんよ!?らっくんはウチのその…いいなずけやっけん…!」

    千棘「? …いいなずけって何…?」

    万里花「らっくんと結婚ば約束したんはウチが先ばい!結婚するんはウチに決まっとーばい…!」

    千棘「…じゃあらくがまりかのこと好きって言ったの?」

    痛い所を突かれた万里花「うっ!?」

    千棘「けっこんて好きな人どうしでするものでしょ!?」

    万里花「じゃ…!じゃあ千棘しゃんはらっくんに好きち言われたと!?」

    千棘「うっ…!でっ…でもでもらくって私にいっぱい優しくしてくれるし…!こないだだって…!」

    万里花「ウチもいっぱいプレゼント貰っとーばい!こん花も…こいも…!」

    千棘「私だって…!」

    万里花「ウチも…!」

    羽「あーあーケンカしなーい …うーん、でもいいアイデアかもしれないね

    お父さんの知り合いでアクセサリーを作ってる人がいるから いっそのこと作ってもらおうか、この錠と鍵」

    驚く千棘達

    千棘「!? 作れるの!?」

    羽「一組だけだと不公平だから鍵は4本」

    千棘「4本?」

    羽「ほらこの絵本って鍵は全部で4本出てくるでしょ?お姫様と天使様達の

    それを皆で分けるの この夏、1番一緒にいたのって楽ちゃんを入れたこの5人でしょ?

    皆で仲良く約束しよーよ また再会しよーねって」

    千棘「いい考え!ステキ!あ!でもお姫様のカギは私のだからね!」

    万里花「あ!ズルイばい それはぜったいウチんばい!」

    羽「あーこらこら…」

    小咲は絵本を抱えたまま少し俯く…

     

    少し時が経ち…

     

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    羽「…皆〜出来たよ〜!じゃ〜ん!!」

    一同「わぁあぁ〜!!」

    千棘「スゴ〜イキレ〜!!」

    羽「こっちが錠でこっちが鍵ね 皆とのお別れに間に合って良かったよ〜

    見た目は適当にアレンジしたって言ってたから絵本とは少し違うけど 持ち易いようにペンダントにしてくれてるんだ」

    千棘「かっこいい〜!」

    羽に詰め寄る千棘と万里花「…それで…どれがお姫さまのかぎ?」

    羽「…本当に結婚の約束するの?一応本物というか錠を開けられる鍵は1本あるけど…」

    2人「する!」

    羽「どっちが?」

    睨み合う2人

    羽「…こうなったら本人に選んで貰うしかないね」

     

    呼び出された楽

    2人「どっちとけっこんするか決めて下さい」

    楽「なんだよそりゃ ちょっと待てよけっこん!?いきなり何言ってんだよお前らは…!」

    千棘「いいから大事なことなの!どっちとけっこんするのか決めて!」

    羽「楽ちゃんはモテモテだなぁ」

    楽「どっちって…オレは…」

    小咲の方をチラッと見る楽

    目が合った小咲は咄嗟に顔をそらす

    千棘「ほらハッキリしてよ!私とまりかどっちの方が好きなの!?」

    万里花「ウチと!?ウチとやろ!?だってウチいいなずけやもんね!?」

    楽「…いいなずけって何だ?」

    ガーンとする万里花

     

    ni221-2

    楽「…どっちかっていうと千棘?」

    万里花「ギャー!!」

    千棘「ホント!?ホントに私!?」

    楽「え?ああ…まぁ…」

    万里花「なして!?なしてウチじゃダメと!?なして千棘しゃんと!?」

    楽「うー…ん なんとなく髪も長くて女の子ぽいから…かな」

    万里花「ガーン!!」

    千棘「じゃあ約束よ!?明日の朝、皆とお別れする前に絵本みたいに約束するの それでいい!?」

    楽「あー…うんわかった…」

    喜ぶ千棘を見ている小咲

     

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    小咲が抱えている絵本から1ページずり落ちていく…

    千棘は自分の部屋でノートに書き込んでいる

    「(…あしたパパとヒコーキにのる でもそのまえにかれとあのやくそくをしよう ふたりできめたあのやくそくを…と

    やったやったうれしいな らくとけっこんできる…!らくは照れてたけどやっぱり私のこと好きでいてくれたんだ…!

    だってらくはいつも私のこと助けてくれるし 泣いてるといつも飛んできてくれるもん…!

    きっとさいかいできるよね…)」

    部屋から出て階段を降りた千棘

    廊下に何か落ちているのを見つける

    千棘「(…あれ?あれって…)

    …やっぱりあの絵本のページだ 破れて取れちゃったのかな…こさきちゃんにとどけてあげなくちゃ!」

     

    その時、小咲は楽と2人で遊んでいた

    楽の鼻に絆創膏を貼ってあげる小咲「…はいバンソーコ」

    楽「いてっ」

    小咲「もう 気をつけなきゃダメだよ」

    楽「平気だってこのくらい…」

    小咲「ダメだよ 放っとくとバイキンが入っちゃうってお母さん言ってたもん」

    楽「こさきは心配症だなぁ…」

    小咲「…ねぇ らくくんは ちとげちゃんのことが好きなの?」

    楽「…ううん少し違う 別にあいつのことキライじゃねーしマリーのことだって好きだ

    でも…さっきは言えなかったけど本当は…

     

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    オレ こさきのことが好きなんだ」

    落ちていたページを渡しにきていた千棘の耳に入ってしまう…

    楽「もしけっこんするとしたら オレはこさきとがいいよ」

    小咲「…ホント…? わっ…私も…!ずっとらくくんのことが好きだったの!とっても…!」

    楽「え!そーなのか…!? …じゃあオレやっぱりちとげに言ってくる、けっこんの約束なんてできないって…」

    小咲「え…でも…それじゃちとげちゃんかわいそうだよ あんなに喜んでたんだし…」

    楽「でも…」

    小咲「…ねぇ じゃあかわりに…」

     

    あの岩の所で、石を持って何かしている2人

    終えた2人は笑顔で走って戻っていく

    千棘はそれを見にいく…するとそこには…

     

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    相合傘に書かれた2人の名前

    立ち尽くす千棘…

     

    そして翌日の朝

    羽「はい千棘ちゃん、これが本物の鍵だよ

    これでお別れなんて淋しいけど、約束するなら早くしないと もうすぐ出発の時間だよ?」

    千棘「うん…」

    楽「…なぁちとげ オレやっぱり…」

    鍵を差し出す千棘「はいコレ このかぎはこさきちゃんにあげる」

    小咲「え…」

    口を大きく開けて驚いている万里花

    小咲「…ちとげちゃん?なんで…」

    千棘「だってこさきちゃんはらくが好きで らくは本当はこさきちゃんが好きなんでしょ?

    けっこんって好きな人どうしがするんだし こさきちゃんしかいないじゃない?」

    笑顔でそう言う千棘

    羽「え?え?そうなの小咲ちゃん」

    小咲「え…と…」

    万里花「なっ…!なんねそれきいとらんとよ…!?」

    楽「なんでお前がそんなこと知って…」

    千棘「え?そ…そんなの最初からお見通しなのよ、当たり前でしょ?

    …かわりにさ らく 私と1つ約束してくれる?

    こさきちゃんをぜったい幸せにすること …守んないと許さないから 分かった?」

    楽「…分かった、約束する」

    千棘「うん!」

    万里花「…う〜 らっくんの好きいうなら仕方なかばい… じゃあウチとも約束!!

    もしらっくんがウチとさいかいした時こさきしゃんとけっこんしてなかったらウチとけっこんして欲しか!そいならよか!?」

    楽「え?いやでも…」

    詰め寄る万里花「よか!?」

    楽「…分かった…」

    羽「フフ…楽ちゃんたら本当にモテモテだね せっかくだから私とも約束して貰おうかな

     

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    皆 きっとまたいつか再会して そしてまた仲良しになろうね 約束」

    みんな「うん!」

    そこに鶇の呼ぶ声がする「おじょ〜」

    千棘「つぐみだ」

    羽「あーもう出発の時間だね 急がないと」

     

    そして…

    楽と小咲は約束をする

     

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    「ザクシャインラブ(愛を永遠に)」

    小咲「あなたは “錠” を 私は “鍵” を 肌身離さずずっと大切に持っていよう

     

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    …いつか私達が大きくなって再会したら この “鍵” でその中の物を取り出すから そしたら…」

    楽「…うん!」

    2人「結婚しよう…!」

    その光景を遠くから眺めている千棘…

     

    全てを思い出した千棘と小咲の頬には一筋の涙が…

    次回、ニセコイ 222 へ!!

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    【ネタバレ】ニセコイ 220 感想【注意】

    第220話 サイゴノ

     

    ヘリで戻る万里花

    本田「…大丈夫ですか 万里花お嬢様」

    窓から外を見たまま言う万里花「…それは体調の話?それとも精神的な?」

    本田「両方です」

    万里花「…そうね 胸が痛いわ とっても…

     

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    でも思ったよりずっと晴れ晴れとしてる 会って良かったわ」

    本田「…そうですか それは何よりです」

     

    場面は1人佇む千棘へ

    千棘「(…もし楽達が来てたとして どうしたらいいんだろう…

    分かってる 会って話すべきだって でも怖いんだ 会って全てを話すのは…

    今は…考えても仕方ない 楽達が来てるって決まったわけじゃないし それにまだ私、ここで何の手がかりも掴んでない

    楽達に会うにしてもその後でも…)」

    何かを見つけた千棘「…あれってもしかして…」

     

    場面は歩き回っている(迷っている?)小咲へ

    小咲が森を抜けるとそこには屋敷が…

    小咲「…え ここは…

    (おっきいお屋敷 空き家なのかな… …なんだろうこの感覚… 強烈に見た事がある気がする 私…この場所を知ってる)」

     

    千棘が見つけたのは大きめの岩

     

    ni220-2

    千棘「(やっぱり…間違いない…!”あの岩” だ…!

    楽の話だと 楽が約束の女の子と出会ったのは、その子がある丘の上の岩の上で絵本を読んでいる時だったはず…

    私にもどこか見覚えがある つまり…)

    ここが楽と約束の女の子が出会った場所…」

     

    屋敷に入ろうとする小咲だったが門は閉まっている

    小咲「(閉まってる 当たり前だけど…あ、待って確か…こっち側のこの柵…)」

     

    *「見て見て!この柵だけこうしてひねるとはずれるようになってるの」

    **「へ〜すっげ〜」

    *「私達だけの秘密だよ」

    記憶の通りにひねると柵が外れる…

    小咲「(…そうだ 思い出してきた ここは10年前に千棘ちゃんが住んでいたお屋敷なんだ 私も当時ここにいて 皆と一緒に…)」

    ドアを開けて中に入る小咲…

    すると、ここで遊んでいた時の記憶が自然に蘇ってくる…

     

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    走り回っている楽と千棘と小咲

    楽「わぁ〜」

    千棘「逃っげろ〜!」

    小咲「もぉ〜2人ともヒドイよ〜!」

    楽「なんだよこさき カエルなんかこわいのかよ〜」

    小咲「こわくないよビックリしたの!」

     

    羽と万里花もやってくる

    万里花「…ここがちとげしゃんちと?」

    羽「そうだよ〜みんな〜万里花ちゃん来たよ〜」

     

    春も来る

    春「あの〜ここにお姉ちゃんいますか?」

    出迎える鶇「お嬢のお友達の方ですね こちらへどうぞ」

     

     

    小咲「(そうだ 皆一緒にいた 私も千棘ちゃんも一条君も 万里花ちゃんも羽先生も つぐみちゃんに…当たり前だけど春も…

    皆こうして一緒に遊んでたんだ たった一夏の間だったけど仲良しになって…

    確か…千棘ちゃんの部屋は2階にあって そして…)」

    その部屋に行くとまた記憶が蘇る…

     

     

    千棘と遊んでいる小咲

    千棘「…へぇ〜 はるちゃんあの絵本気に入ったんだ」

    春「うん、あの王子さまの事が大好きみたい」

    千棘「じゃあまた貸してあげるね 待ってて、あのクローゼットの中に…」

     

     

    そのクローゼットを開けてみる小咲

    カチャ…

    小咲「! …これは…!」

     

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    そこにあったのは絵本の最後のページ…

    小咲「これ…絵本の…最後の…?」

    場面は千棘へ

    千棘「…ここが楽と約束の女の子が出会った場所 多分それは間違いない

    とはいえそれ以上何も思い出せないなぁ 他に手がかりはないのかしら…」

    岩をよく見て回る千棘「ん?何かここに書いてる 何だろ」

    岩の下の方に書いてあるものを見た千棘「え…これ…って…」

     

     

    岩に書いてあるものを見た千棘と、絵本の最後のページを手に取った小咲は同時に思い出す…

     

    ni220-5

    千棘「この絵本、小咲ちゃんも好きなの? じゃあコレ小咲ちゃんにあげちゃうね!」

    小咲「え!いいの…?」

    千棘「うん!お友達のしるし!大事にしてね!」

    小咲「ありがとう千棘ちゃん!」

     

    2人「( そうか 思い出した 全部…! )」

     

     

    10年前の夏…

    万里花の病室に行く千棘と小咲(小咲は絵本を持っている)

    小咲「こんにちわ〜」

    千棘「ちわ〜 あれ?らくまだ来てないの?」

    羽「あ、千棘ちゃん小咲ちゃんいらっしゃい」

    万里花「ちとげしゃんこさきしゃんこんにちわ〜」

    千棘「あれ?でもゆいお姉ちゃんは来てる…」

    羽「うん、私だけ先にお母さんのお見舞いに来てたの もうすぐ帰らなきゃいけなくなっちゃうからいっぱい話しておきたくて」

    千棘「え!?ゆいお姉ちゃん帰っちゃうの!? …ということはらくも?」

    羽「うん 楽ちゃんのお父さんと千棘ちゃんのパパ達の難しいお話が終わったらね そうしたら千棘ちゃんもアメリカに帰らなきゃいけないね〜」

    千棘「…そうなんだ…」

    万里花「ウチももうじきお家ば帰れるちお父様のゆーとっとばい でもウチ帰りとーなか もっと皆と…らっくんと遊びたかばい」

    小咲「私も お母さんが夏いっぱいまでって言ってた…

    みんな離れ離れになっちゃうんだね せっかく仲良しになれたのに…」

    羽「そうだねぇ またいつか会えるといいんだけど…」

    千棘「ゆいお姉ちゃん どうやったらまたみんなと会えるかなぁ」

    羽「え?うーん そうだねぇ、また皆で会おうねって約束すれば会えるかもしれないねぇ」

    千棘「約束?約束すればまた皆に会える?

    ! この絵本…! この本の王子さまとお姫さまみたいに約束したらまた皆会える…!?」

    羽「え?あーそうだね きっと会えると思うよ」

    千棘「…分かった!じゃあ私また皆と会おうって約束する!らくとも約束してくる…!

     

    ni220-6

    いつかぜったい “さいかい” して ”けっこん” しようねって言ってくる…!」

     

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    小咲「!?」

    羽「!」

    万里花「!?」

    次回、ニセコイ 221 へ!!

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    【ネタバレ】ニセコイ 219 感想【注意】

    第219話 ヤッパリ

     

    クロードと対峙する楽…そこに…

    鶇「待たせたな一条楽、大丈夫か?」

    楽「つぐみ…!」

    クロード「…誠士郎か」

    鶇「ここは私に任せろ 貴様は早くお嬢を探しに行け!」

    楽「え…でも…」

    鶇「何度も言わせるなバカ者 こういう場面において貴様は足手まといにしかならん、いいからさっさと行ってこい!」

    楽「うっ… …分かったよ、サンキューなつぐみ…!」

    千棘を探しに走り出す楽

    クロード「…何のつもりだ誠士郎 自分が何をやっているのか分かってるのか?

    以前お前がこの私に歯向かったのはお嬢を想うが故だった為に許した だが…

    今度は何だ!!貴様はあのガキの肩を持とうというのか!!」

    鶇「…はい 一条楽をお嬢に会わせるべきです 私はお嬢が失踪した理由は一条楽にあると考えています、だからこそ…!」

    クロード「…ああそうか お前はまだお嬢が居なくなった理由を知らんのだったな ならば聞かせてやろう」

    鶇「!?」

     

    先に行った小咲「(…一条君、大丈夫かな 何もなければいいんだけど…)」

     

    理由を聞いた鶇「…それがお嬢が失踪した理由…」

    クロード「そうだ コレを聞いても奴をお嬢に会わせるべきだと思うか?

    奴はお嬢の魅力に惹かれながらも他の女にまでうつつをぬかすクズだ!!そんな男をお嬢に会わせても、また傷つくことになるだけだ!

    分かったらお前も手伝え あのクソガキ、今度こそ亡き者にしてやる…!」

    鶇「…なるほど そういうことだったのか…

    …お言葉ですがクロード様 なればこそ私はお嬢に会わせるべきだと考えます…!

    このままもし一条楽と会わなければ お嬢は大切な物と向き合うことなく逃げることになってしまいます それではお嬢の為になりません」

    クロード「知ったような口をきくな!!貴様に何が分かるというのだ、貴様はお嬢の苦しむ姿が見たいというのか!!

    分かっているのか誠士郎!!奴と会わせるということは…!奴の振る舞い如何でお嬢と結ばれてしまうかもしれんということだぞ!?

    あんな無礼で下等なサルが貴様お嬢にふさわしいとでも思っているのか!!」

     

    ni219-1

    鶇「…ええ 思っています」

    固まるクロード

    鶇「…もう1人の相手とは おそらく小野寺様のことでしょうか たくさん…悩んだのでしょうね

    考えてみれば奴は3年生になってからどこかずっと様子がおかしかった…

    クロード様 私はこの2年余り、一条楽という人間をつぶさに見て参りました

    そして確信します 一条楽はお嬢の隣にふさわしい人間です

    肉体的な強さこそ無いものの、誰に対しても分け隔てのない公平さと己の信念を固く貫く度量があります

    奴がどちらを選ぶにせよ お嬢に対し誠実な対応をするでしょう お嬢に会わせてあげて下さい…!」

    クロード「…誠士郎 お前にそこまで言わせる程の男か…ならば最早言葉など不要だ!!覚悟は出来ているんだろうな!!」

    爆発音が響き渡る…

     

    小咲「キャッ

    (ビ…ビックリしたぁ〜爆発…?あっちってさっき私達がいた…)

    …まさか一条君…?」

     

    千棘もその音の方を見下ろしている

    千棘「(…何?ふもとから火の手が… まさか来てるの?楽達が…

    …そんなハズない そんなハズないのに どうして…こんなに胸がザワザワするの…?)」

    その時、上空からバババババババ…という音がする…

    千棘「(…何?この音…)」

     

    走る楽「(おーおーハデにやってんなつぐみの奴…

    全く…いつもこういう荒事は全部つぐみに押しつけちまって情けねーったら まぁホントに足手まといだから何とも言えねーけど

    でもだからこそオレがちゃんと千棘のこと見つけねーと!つぐみも頑張ってくれてんだしオレだって…!

    しかし実際来てみれば色々思い出すかもって思ってたんだけど全然だなぁ

    もっと見覚えとかあるかと思ってたのに これじゃあ何を手がかりにすれば…

    …ん? これは…)」

     

    ni219-2

    建物を見つけた楽「(…なんだこの建物 少しだけ…見覚えがあるような…あ…もしかして…橘が小さい頃療養してたっていう…)」

     

    …らーくさまー…

    遠くから声が聞こえる…

     

    楽「(…なんだ? 今一瞬ものすごく聞き覚えのある声が…)」

     

    ら〜くさま〜…

    声のする方を見る楽「(え…まさかあれって…)」

    そこにはパラシュートで降りてくる万里花「ら〜く〜…様ァ〜!!」

    着地に抱きつかれる楽「ギャー!!」

     

    ni219-3

    万里花「あぁ…久しぶりの楽様のにおい…感触…たまりませんわ…♡」

    楽「たたっ…た…橘ァ…!?おまっ…!なんでここに…!? 今アメリカじゃあ…!?病院は…!?」

    万里花「ウフフ…♡ちょっとだけ抜け出して来ちゃいました♡」

    楽「はぁ!?」

    万里花「まぁまぁ楽様 色々言いたい事はあるかと思いますがあまり心配なさらないで下さい 要件が済めばすぐ帰りますから」

    楽「…要件?」

    建物を見る万里花「…懐かしいですわね 私と楽様が初めて出会った場所… まさか再び会う場所がまたここになるなんて…

    ところで楽様はとうとう大切な1人をお決めになられたそうで」

    楽「え!!」

    万里花「羽さんからの情報です これでも一応情報交換くらいはしてるんですよ

    諸々事情は把握しているつもりです その上でどうしても今日、話しておきたい事がありまして

    私は10年前に起きた事を全て覚えています 全部、克明に 知っててウソをついていたんです」

     

    ni219-4

    楽のペンダントに鍵をさす万里花…回そうとするが鍵は回らない…

    万里花「私が約束の女の子じゃなかったから だからずっと…忘れたフリをしてました

    楽様がもし本物の…約束の女の子を思い出したら 楽様の心はその人から離れなくなってしまうんじゃないかと怖くて…」

     

    羽の言葉 “その点はきっと万里花ちゃんも同じ気持ちだったんだろうなぁ…” を思い出す楽「…」

     

    万里花「今日はこれを告白しに来たんです 楽様は桐崎さんの事が片付いたら…すぐどちらかに告白なされるのでしょう?

    だから全て話しておきたかったんです これで最後になるでしょうから…」

    楽「…橘…」

    万里花「おっと!勘違いしないで下さいね これで諦めたと思ったら大間違いです!一旦お譲りするだけ!

    楽様に破局の時が訪れたら再び颯爽と現れますから ご存じ私、諦めの悪い女ですから

    …諦め悪いついでに聞きますが やっぱり私を選んではくれませんか?

    あなたの事が大好きで とっても尽くしますよ?」

    楽「…ありがとう橘 すげぇ嬉しいよ でも悪い もう決めちまった事だから だから…ゴメン…」

    万里花「…フフ…知ってます 楽様がそういう人だって…」

    ヘリの縄はしごに手をかける万里花「では私は戻ります そうだ、先程上空から桐崎さんを見ましたよ

    この先の山の頂上です さっさと捕まえてやって下さいな では楽様ごきげんよう…」

     

    ni219-5

    楽「…橘! …オレ、お前と友達になれて良かった 本当だ」

     

    ni219-6

    涙を少し浮かべる万里花「…はい!私もです…!」

    去っていくヘリ

    楽「(この先の山の頂上…だな 待ってろよ千棘ー!)」

     

    一方小咲は…

    小咲「(…うう〜おかしいな〜 音のした方に向かってたハズなのにどんどん変な方向に…)

    ぷはっ ようやく広い所に… ! …え ここは…」

    次回、ニセコイ 220 へ!!

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