【ネタバレ】絶対可憐チルドレン 442 感想【注意】
442nd sense. ウィンター・ソルジャー(3)
モホーツク観測所にて…
皆本「木や藁を燃やした灰を水に溶いて 何度も濾すとアルカリ塩水溶液になる
それを小麦粉と混ぜてよくこねる しばらく寝かせてから薄く伸ばしてたたんで切る
ほどよく茹でて 鶏ガラと醤油で作ったスープを注げば…
手打ちラーメンの完成だ!!」
谷崎「すごいぞ皆本くん!!」
賢木「もう何のまんがか分からない!!」
勢いよく食べる2人
谷崎「うまい!!うますぎる!!」
賢木「風が語りかけるうまさだ!!」
満足そうな表情を見せた皆本だったが、すぐに再び考え込む…
場面はバベル
画面を見ている不二子「何をやってんのかしらあの子達…」
部下「2週間経ちますが毎日あの調子です 正直美味しそうです」
不二子「麺を打つようになったということはほぼ趣味に全力を投入し始めた…と言ってもいいと思う
反乱を起こす気配はまったくなさそうね でもこのまま様子を見て何か動きがないか注意して」
部下「はっ!」
不二子「(おりこうさんで助かるわ、皆本クン、賢木クン 念動系のエスパーと分断されたらあなた達は無力
それでも逆らう場合は始末するしか… …!
“始末” …? ◯すっていうの…?皆本クンと賢木クンを?私が?なんでそんなこと…)」
キィィィン…
不二子の顔にヒビのようなものが浮かぶ
不二子「…!! そうね、やむを得ないわ この…愚か者であふれた腐った世界に…思い知らせてやる為に…!!」
場面は再びモホーツク観測所
賢木「お前の計画通り進行中だ皆本 監視は他の常駐プログラムに擬装して行われてたよ
独立した回線でこっそりデータを送ってやがった」
谷崎「左遷した局員を監視するのにずいぶん手間をかけるじゃないか この会話は大丈夫だろうな?」
賢木「こっちが気づいたことをバレないように作業するのが面倒だったが システムは完全に乗っ取ってやったよ
これからはニセの映像を送りながら自由に動ける」
皆本「さすがだ賢木…! よし、まずはこっちから逆に本部の情報をモニターできるようにする
次に秘密裏にエスパーに連絡して協力者になってもらうんだ」
谷崎「忙しくなりそうだな」
皆本「ええ 長引けばその分、汚染が広がるかもしれない かといってこちらの動きが悟られたら終わりです
できるだけ急いで本部に気づかれない通信システムを作る必要があります
もう趣味の料理にかまけてる演技も終わりです 今日から食事はインスタントと缶詰で!!」
2人の衝撃が走る…
涙を流す2人…
皆本「わかったよ たまには作るよ」
場面は変わって、どこかの海上をゆく船
葵「フェリーの乗員・乗客は全員巡視艇に避難させたで!」
松風「よし、これで任務の半分は完了だ 作戦は第2段階…予知された火災の発生を未然に食い止める!!」
葵「予知は “船舶火災” 、”◯亡者あり” やろ…?
乗員乗客を避難させても予知確率に変化ないってことは ウチらの命もかかってるってことやな」
紫穂「でも予知は分岐して増殖していく宇宙の中で 繋がる確率の高い “別の宇宙” を透かして見ているようなものだわ」
悠理「火災そのものを防がないと その世界からの分岐が不十分なのかも…ね
私たちが何をしようと予知能力者が見たその宇宙では事故はもう起きたことなんだもの」
松風「俺達の世界では時間はまだ15分ある 別の宇宙では不幸が “現実” だったとしてもここではそれを完全なハッピーエンドに変えるんだ」
薫「そうだね 少なくともこの世界にはあたしたちがいて事件や災害と戦って最後には勝つんだ!それをみんなに見てもらおう!」
悠理「薫ちゃん素敵…!好き!!」
紫穂「ま、今回皆本さんには見てもらえないけどね」
ハッとする薫「み…見てくれるよ!あとで!!たぶん!!だからがんばろう!!」
悠理「偉いわ薫ちゃん!!好き!!」
松風「大丈夫、皆本さんはいなくても俺だっていつまでも素人じゃない 完全視覚記憶再生…!
映像化した予知イメージでは船体中央部のダメージが大きいみたいだ
つま火元はその付近 可能性が高い車両甲板と機械室を優先的にチェックしよう」
紫穂「妥当な作戦ね」
松風「時間がない、始めよう」
一同「了解!」
松風「その前に明石…!」
薫「何?」
薫の腕を掴む松風「皆本さんは俺達を…明石を信じてるはずだ」
薫「…!」
松風「だから君も自分を信じていつも通りやればいい 俺は皆本さんの代わりにはなれないけど伸ばせば手が届く場所にいる
俺が全力でみんなを支える それが子供の頃からの夢だったんだから!」
薫「わかった 松風くん…ありがと…!」
じと目で松風を見る悠理
作戦通り、車両甲板に行った一同
松風「雲居は三宮の能力をコピー!2人でフロアをサイコメトリーしてくれ!このデッキにかけられる時間は3分!」
紫穂と悠理「了解!」
松風「問題はないはずだ そう難易度の高い状況じゃない 余計な邪魔さえ入らなければ…」
しかしトラックの上には仮面の男が潜んでいる…
次回、絶対可憐チルドレン 443 へ!!