【最新話・ネタバレ・文字バレ・画バレ】
BORUTO NARUTO THE MOVIE
BORUTO ボルト~ナルトが火影になった日
劇場入場特典の読み切り漫画
『ナルトが火影になった日』
表紙
「7代目ナルトと歴代火影6人」

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【ナルト自宅~朝~】
朝食の支度を終えたヒナタ
鍋等の洗い物をしている
リビングのテーブルには
ヒナタが作った朝食が並ぶ

ヒナタ
「2人でお父さん
起こしてきてくれる?」
ヒマワリ
「ハーイ!」
ボルト
「まだ寝てんのかよ」
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【ナルト寝室】
ヒマワリが部屋に入ってくる
ヒマワリ
「お父ちゃん、起きてー!」
グーグー寝ているナルト
ヒマワリ
「…起ーきーてー」

ナルトの腕をツンツンと触る
ボルトも部屋に入ってくる
ボルト
「そんなかわいー感じで
父ちゃんが起きっかよ」
ヒマワリ
「!!」
ボルトがナルトの上に飛び乗る
ボルト
「おりゃ!!起きやがれー!!」
ナルト
「ぐほ!!」

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リビングで朝食を食べるナルト達
ボルト
「今日は火影のしゅーにんしき
とか言う大切な日だろ!
自分で起きろってばさ!」
ナルト
「…そうだったってばよ…」

ヒナタ
「じゃあ私は羽織取ってきます」
ナルト
「アレまだできてねーのか?
…七代目火影って
…刺しゅう入ってるヤツ」
ヒナタ
「うん…ごめんね…
何か…刺しゅう屋さんが
すごく拘りの強い職人さんで…」
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【ヒナタ回想】
プルプルしている刺繍屋の婆さん

刺しゅう屋婆さん
「これだけは誰にも譲れん…
ワシの長年の責任じゃ!!」
【回想終了】
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ヒナタ
「歴代火影全ての刺しゅうを
入れて来られた方らしくて…
完璧なモノを仕上げるから
出来上がるのは就任日の
ギリギリになるって言われて…」
ナルト
(そういやカカシ先生の時…
間に合ってなかったような…)

ナルト
「そっか…
そんな時間かかんのか…」
ヒナタ
「私…これから取りに行くんだけど
就任式に間に合わないといけないから
そのまま式会場へ行くね
子供たちと一緒に先に
会場へ行っててくれる?」
ナルト
「分かった」
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【刺しゅう屋】
婆さんから羽織を受け取るヒナタ

ヒナタ
「ありがとうございます」
婆さん
「うむ」
ヒナタ
(これなら間に合いそう)
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【式場】
もうすでにたくさんの人が
広場には集まっている
ヒナタがカカシの所へやってくる
ヒナタ
「お待たせしました」
カカシ
「ヒナタか、ナルトはまだなの?
そろそろ時間になっちゃうよ」

ヒナタ
「え?まだ主人
来てないんですか?」

ヒナタが羽織をカカシの側近に渡す
ヒナタ
「これ、お願いします
私、見てきます!」
自宅に走って行くヒナタ
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【ナルト自宅】
リグングにいるナルト

ナルト
「おーい2人とも行くぞ…
…何やってんだってばよ!?」
別の部屋では、
ボルトとヒマワリが
パンダのぬいぐるみを
引っ張りあっていた

ヒマワリ
「やだ!持ってくの!」
ボルト
「ヒマがつかれてどうせ
オレが持つ事になんだから!
邪魔だからおいてけって!」
ヒマワリ
「持ってくの!」
ボルト
「皆来んのに、
そんな恥ずかしいもん
持たされるオレの身にも
なれってばさ!」
ヒマワリ
「ヤーダ!!」
ボルト
「おいてけってんだろ!!」
ナルトがリビングから叫ぶ
ナルト
「おい二人共!!
もう行かねーと間に合わなく
なっちまうんだけどよォ!!」
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次の瞬間、パンダのぬいぐるみの
頭と胴体がちぎれてしまう

ボルト
「!?」
床に倒れるヒマワリ
ボルト
(や…やっちまった…)

ヒマワリが起き上がる
ボルト
「わ…わりぃ…でも…
お前が引っ張らなきゃ…」
ナルト
「オイ!!二人共いい加減に…」
その時、リビングのナルトが
何か気配を感じ取る
ナルト
「!!」

ヒマワリがボルトの方を振り返ると
その眼は白眼になっていた

ボルト
(え?母ちゃんと…同じ眼?)
それにゾクッっとするボルト

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ナルトが走ってくる

ボルトが部屋を飛び出してくる
ボルト
「いでェー!!」
ナルト
「ボルト!!」
ボルト
「と…父ちゃん!!
ヒマワリが急に!!」
部屋からヒマワリが出てくる

その眼を見て驚くナルト
ナルト
「白眼!?
どーゆー事だってばよ!?」
ヒマワリがボルトに近づく
ボルト
「うわあぁ!!来たあぁ!!」
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ボルトに指を向けるヒマワリ
ヒマワリ
「ロック…オン…」

ナルトがボルトの前に出る
ナルト
「もう強大ゲンカはその辺にしろ!!
とにかく今は就任式上へ行かねェー…」
次の瞬間、ヒマワリが向かってくる
ヒマワリ
「ハァー!!」
ボルト
「!!」
ナルト
「!?」
ナルト
(点穴!?)
ヒマワリの攻撃は
モロに喰らうナルト

ナルト
「!?」
時刻は午前8時58分
就任式の2分前だった
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【式場】
カカシ
「…ナルトの奴何してる…?ダメだ
もう間に合わないよ、これ」
シカマル
「こうなったら仕方ねぇ…
おい、木の葉丸…」

木の葉丸
「ハイ?」
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火影就任式が始まる
サクラ、サラダ、イルカなど
里の者達が集まっている

カカシ
「では、これより七代目火影の
就任式を始める…
この場を取り仕切るのは
六代目火影こと、
この私、はたけカカシ
どうかよろしく」
カカシがチラッっとシカマルを見る
それにシカマルが頷く

カカシ
「では、早速この人物に登壇願おう
これより七代目火影に就任する男!
皆もご存知、うずまきナルト!!」

ナルト?
「サ…サンキュー!サンキュー…
だってばよ…コレ…」
それはナルトに化けた木の葉丸だった
木の葉丸
(すまねぇ、ナルト兄ちゃん…
どうにか変化の術で
ごまかし切るぜコレ!)
木の葉丸が額に汗をかきながら
里の人達にこたえる

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【ナルト自宅】
グッタリしているナルト
ヒナタがかけよる
ナルト
「ナルトくん!?」

ヒナタがナルトの症状を見て
ある事に気付く
ヒナタ
(これは…急止の点穴…!!
これじゃ、今日1日はもう…
…誰が?)

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ヒマワリに気づかれないよう
部屋に隠れているボルト

ボルト
(父ちゃんがたった一撃で…!!
あんなすげー感じの
食らったら…
父ちゃんもう…
起きねェーかも!!
ハァ…ハァ…
ヒマワリ切れたら
こんなにヤベーって
知らなかったてばさ!!
もうこれからは…)
その時、部屋のに近づくヒマワリ
ヒマワリ
「お兄ちゃ~~ん」
ボルト
「!?」
口に手を当て息を潜めるボルト
ヒマワリが部屋に入ってくる

ヒマワリ
「隠れんぼのつもり~~~
ここかなぁ…?ヒヒヒヒ…」
ナレーション
「余談ですが、白眼には
物を透かしてみる
透視能力があります」
煽り
「ナルト、まさかの欠席…!!
ヒマワリ、最強…!?」
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