【ネタバレ】テラフォーマーズ 101 感想【注意】
SILICON OR VIOLENCE 不言の掌
↓
「コレはあなたの工作員時代の写真ですか?」
「そうです」
「手が妙に大きいでしょう 何度も骨が砕けて固まるとこのようになるのです」
冒頭 中国の工作員へのインタビュー?の様子
。
「訓練は苛烈を極めます 最初にいた10人のうち1人か2人が命を落とすほどです」
「では何故そのような部隊に志願する人がいるのですか?
軍人の中から命令で選ばれるのですか?」
「・・・そのような場合もありますが・・・
学校のような施設が有るのです
人里を離れた寄宿舎で高官から推薦を受けた子たちが徹底した英才教育を受けるのです
ーその中には当然女の子もいます」
「10歳まで訓練はひたすら逆立ちです
対して座学はあらゆる学問と語学を叩きこまれます
その後訓練が厳しくなると同時に女の子には重要な科目が追加されます
”社会に溶け込む術”を教わるのです」
「訓練をたえぬき教育を受け 容姿も基準に達している女戦士はミサイルよりも貴重な戦力です」
「ードレスを纏えば美しくどこへでも入り込みー
拳は鈍器 肘は鉈 締め付ける腕は鋼鉄の縄となります
相手の男が宇宙飛行士だろうと追跡し
格闘技の世界チャンピオンだろうと○す訓練を受けています
体重70㎏にみたない彼女らでもそれを確実に相手の急所にぶつける”技術”とー
一切しまつするのをためらわない ”残忍さ”を身に付けていますー」
西の手刀が慶次にヒットする
慶次「ごッッ!」
「・・喉ッ! アブねぇッ・・・・この人ー
本当にさっきだ・・! 当然かも知れないがー
今まで戦ってきた相手とは違う・・!!・・・
体捌きもー 技も
”ボクシング”とは 違う・・・」
壁に叩きつけられる慶次
西「・・・フン なにが”女は殴らない”だ
てめえが今いるのはボクシングのリングでもなけりゃ
紳士淑女の恋愛ごっこの場でもねぇんだよ!!
てめえが腰抜けなせいで○ぬことになるてめえの仲間に同情するぜ
こんな人を殴る覚悟も無いやつが戦闘員なんてな」
「”女子供を殴りたくはないが・・・・”
”オレの仲間をこれ以上○させないために・・・”
”君を○す”
ーぐらい言ってみやがれこの・・・・ッ
偽善者が!!」
慶次「・・・・・・ッ」
慶次のダメージは軽くはない様子
西「・・・いいんだぜ 私のことは今から殴っても
私は初めからそのつもりだからな シャコのパンチなら人が○せることも知ってる」
慶次「!!」
西「やれよ ○すつもりで反撃しなよ ポリシー捨てて覚悟決めろよ
じゃねーとお前・・・大ピンチだぜ?」
「フンッッ!!」
ズン!!
グチャン!!
紅「ひッ!!」
爆「ッッッ・・・!!」
西の発勁が炸裂した部位には慶次の体液が滲みだす
西「・・・・悪いな 甲殻型の動きを止めるにはこれが一番早くてね
はじめからシャコの力で私を殴っていればこうはならなかったものを・・・
全てはてめーの中途半端さが招いた結果だ」
「・・・行くぞ 他の奴らをー」
背を向けようとする西
がし
「!!」
背後から慶次の手が肩をつかむ
西「う・・・
うおぉあああぁぁ!!!」
ダァン!!!
投げで床にたたきつけられる慶次
西「ハアー・・・ッハァー・・・ッ!!!」
西の顔からは余裕が消える
がし
尚も西の腕をつかむ慶次
慶次「い・・・・かせない・・・」
西には 何故彼がまだ立ち上がれるのか解らなかった・・・・
西「・・何だっ・・・ 何だコイツ何だコイツ何だコイツ!!・・」
紅には何故 彼が立ち上がり続けるのか解らなかった・・・!
紅「も・・・もうやめて・・・!」
爆には 彼の事が理解できなかった!!
爆「・・こっ・・・!・・ ここまでされて何故反撃しないッ!?・・・」
。
慶次「へ・・・・へへ・・・
小さいころ親父に教わらなかったかい・・・?
女の子は・・・殴るなって・・・優しくしろってさ・・・」
「少なくとも・・シャコの力で君を殴ったら君はー
○んでしまう」
西「・・・!?・・・・」
慶次「俺の目的は・・・君を殴り○すことじゃない・・・」
「慶次ー・・・ 強くなるんだ慶次」
幼き頃の慶次の父親が語りかける
「力のない男が無理に優しさを見せてもそれは”無理”に過ぎない
解るか慶次・・・
お前はまだ小さいから何も心配しなくていい・・・俺と母さんが守ってやる・・・
・・だがお前が大きくなっていつか広い世界に出れば 必ず辛い現実とぶつかるだろう
そして必ずお前よりもつらい状況の人たちと出会うだろう
お前に”無理”はして欲しくない」
「ーだがその人は女性かもしれない子供かもしれない
状況もとても辛いかもしれない・・・」
「ーだから強くなるんだ慶次 世界で一番強くなるんだ」
「世界中の誰に対しても ー優しくなれるように」
慶次「ーさぁ 来い 俺はまだ○んでない」
「女は殴らないし 仲間たちも○させない
これは俺が決めたことだ
誰の基準でもない”俺”が守れば済む”俺の”基準だ だから必ず守る」
「それでも俺は○なない 俺は・・・”強い”からな」
ー最早得体のしれない者との戦いに冷静さを失いかけていた第四班の3人はー
慶次の漏らした重要な一言に注意し損なった
慶次の目的は確かに西や紅を殴り○すことでは無かったー!
それは手段の一つに過ぎず目的では無かった
彼の目的は第四班の戦闘員をここにー
”足止め”することだった
”分子間力”
吸盤でも刺でも摩擦でもない
ヤモリの指に発生するのは 物体の ある”分子と分子が吸着しようとする力”
体長1センチのヤモリの指の毛に働く分子間力を計算したところー
最大で40キロもの重さに耐えられる事になるという
エリカの能力で通信室に侵入を果たしたウォルフ達
マフラーの下で笑う慶次
ウォルフ「ー急ぐぞ」
「ハッキングを開始する」
次回 テラフォーマーズ第102話