【最新話・ネタバレ・文字バレ・画バレ】
七つの大罪 139話 ネタバレ
『昔の話を聞かせて』
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【バン回想】
妖精の森がアルビオンに襲われ、
キングがアルビオンを倒した直後

アルビオンに切り倒された
妖精王の大樹が元に戻っていく
妖精
「大樹が元に戻っていく…」
ガウェイン妖精
「しゅごい…」
妖精
「バン様だわ…」
アルビオンを倒したが
ボロボロになり倒れたキング
バンがキングに血を与える

傷が回復し目を覚ますキング
キング
「バン…」

妖精達
「妖精王様が目覚めた!!
妖精王様万歳ー!!」
キング
「え?オ…オイラの…こと?」
ゲラード
「…妖精王はあなた以外に
ありません」
バン
「よかったなキング~♪
俺もようやく面倒な役とは
おさらばだ♪」
ゲラード
「バ…バン殿
妖精王と大樹を救ってくださった事
心より感謝する
そ…それと…」
次の瞬間、バンがゲラードの
胸ぐらを掴む

バン
「てめえがこの俺に何を思おうと
何をしようと知った事じゃねえ
だが次エレインに
手を出しやがったら
迷わず殺すぞ…!!」
ゲラード
「エレイン様の御身は
必ずお守り…する」
バン
「当然だ♪またな」
そう言って去ろうとするバン
後を、追いかけるジェリコ
ジェリコ
「あっ、バン!俺も行く!!」
キング
「待ってバン!!
もう1度聞くけどオイラと一緒に
七つの大罪に戻る気はない?」
振り返らずに言うバン
バン
「よろしく伝えてくれ♬」
【回想終了】
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【盗賊都市レイブンズ】
人を生き返らせる薬を求めて
盗賊都市レイブンズへ来ている2人
酒場で酒を食らって寝ているバン
ジェリコ
「バン!!いい加減起きろー!!」

バン
「…っせえぞジョルコ♪
いつまで寝ようが
俺の勝手だろ~♪」
ジェリコ
「店の連中がさっきから
俺達をジロジロ見てんだ
落ち着かねぇったら
ありゃしねぇよ!!」
バン
「俺を見てんじゃねぇ
お前だジョリコ」
ジェリコ
「へ?お…俺?」

バン
「連中は身なりのいい人間には目ざとい
金と女のニオイにもな」
ジェリコ
「こいつら…やる気か!?」
バン
「聞き込みもアテが外れた事だし…
宿に行くぞ」
ジェリコ
「え…ちょっ…」
酒場の外に出るバン
ジェリコも後を追う
バン
「連中は何人でつるんでるか
分からねぇぞ
トラブルは極力さけろ♪」
ジェリコ
「でもよ~」
バン
「早くしろ、まだ眠いんだ」
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【宿屋】
バン
「部屋は空いてるか?」
店主
「先払いで銀貨5枚」

バン
「こいつが払うぜ♪」
ジェリコ
「俺かよ!?」
店主
「2階1番奥、ベッドは1つ」
ジェリコ
「…!!は…払う払う!!
俺が払う!!」
バン
「ところでこの町に
死人が生き返ったって
噂を耳にしたんだが
どうなんだ?
詳しく知ってる人間が
いるなら教えてくれ
金はこいつが」
ジェリコ
「ベッドは1つ…///」

店主
「知らんね…
どうせ悪ガキ共が流した
くだらんホラだろ
それよりハリキって
ベッドを壊すなよ
ボロいんだからな」
赤面するジェリコ
普通の表情のバン
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【部屋】
ジェリコ
「お…俺こういうトコ
初めてだからバン…
そっと…そっと…な?」
バン
「指図すんなオラッ♬」
ジェリコ
「あっ、やめ…」
バンが布団をバサッとすると
虫(ゴキ?)が壁に逃げていく

ジェリコ
「ギャーッ!!虫!!
ほらほらいる!!」
バン
「虫だって生きてんだぞ」
ジェリコ
「これで銀貨5枚はぼったくりだろ!?
しかも飯なしだし…
バステの監獄よか
酷ぇ所じゃねーかよ!!」
バン
「この町じゃマシな方だ
さっさと寝ちまえ♪」
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ベッドに入るジェリコ
ジェリコ
「コ…コホン…
バンはベッドで寝ないのか?
隣に来てもい…」
バン
「俺は床寝の方が慣れてる」
ジェリコ
「ふ…ふーん
でも風邪ひいたり一応
気を使ってやってんのに」
バン
「プッ…お前って案外
お嬢なのなぁ♪」
その時、ハッとするジェリコ
ジェリコ
「お前やけにこの町に
詳しいみたいだけど
来た事があるのか?」

バン
「…ガキの頃に住んでたのさ
もう随分と昔の話だ」
ジェリコ
「へえ!!
バンの子供の頃の話を聞かせ…」
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その時、外から声が聞こえる
フードを被った人物が
ゴロツキ(3人)に追われていた
ゴロツキ達
「オラァッ!!
逃がすな!!回り込め!!
痛めつけて身ぐるみ全部
はいじまえ!!」
フードの人物が殴られる
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外を見るジェリコ
ジェリコ
「お…おい誰かがゴロツキに
襲われてるぞバン!!」
バン
「放っとけ放っとけ
トラブルに首を突っ込むなっつの
この町じゃ日常だ」
ジェリコ
「だからって…」
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フードの人物を痛めつけるゴロツキ達
ゴロツキ
「分かってんだぞ!!
この化け物野郎!!
死人を生き返らせている張本人は
てめぇだって事くらいな!!
あ~ん?」
その言葉を聞いた瞬間、
バンが一瞬で外に出て
ゴロツキ達を仕留める

バンがフードの人物を抱える

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【部屋】
フードの人物を連れ帰るバン
ジェリコ
「何やってんだよ!!
お前がトラブルは
極力避けろって…」
バン
「極力だ、絶対じゃねぇ♪」
ジェリコ
「ったく~なら早くベッドに…」
次の瞬間、バンがフードの人物を
おもいっきり壁に投げつける
ジェリコ
「わああああああ!!」
だがフードの人物は
軽い良い身のこなしで
床に着地する
フードが外れ素顔が露になる

ジェリコ
「じゅ…獣人…!?」
バン
「狐男(ウェアフォックス)か…
どうりで人間離れした
身のこなしだと思ったぜ~♪
やられたフリをして打撃を
全て紙一重で躱してやがった…
それと手癖の悪さも相当だな」
狐男
「フン…」
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懐をまさぐりだす狐男
狐男
「…?何?」
バン
「俺から返しといてやる♪」
バンがジェリコに財布を投げる
ジェリコ
「お…俺の財布っ!?
いつの間に!?」
狐男
「やるな若僧…
それで俺をどうする気だ?」
バン
「…あんたが生き返らせたって話…
それは本当か?」
狐男
「フン…残念だが獣人に
そんな能力はない…
人間は己の理解が及ばぬ出来事を
すぐに神や悪魔…
もしくは化け物と
呼ぶ者共のせいにしたがる

全く質の悪い種族だ
用がないなら俺は行くぞ…」
だが次の瞬間、狐男が倒れる

ジェリコ
「お、おい、どうした!?」
バン
「ジェリコ、ベッドを空けろ」
ジェリコ
「う、うん!!」
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ベッドに寝かせられる狐男
狐男
「これまで何度も人間の手から
逃げまわってきたが…
さすがに…寿命からは
逃げ切れんようだな」
バン
「…」
狐男
「我々は獣人の中でも
知能は高かったが
力が弱く数も少なかった
絶えず人間に蔑まれ
住む場所を追われ
日々の食糧に飢えた
あんた方人間には
分からんだろうな…
他人の物を盗む事でしか
生きられぬ者の気持ちなど…」
バン
「…」
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【バン回想】
バンが小さい頃の話

店先から食べ物を盗むバン
店主
「おい!!」
必死に逃げるバン
店主
「おい!!待ちやがれ!!
このクソガキー!!」
追いかけてくる店主に捕まるバン
店主
「捕まえたぞ!!このガキ!!」
ボコボコに痛めつけられるバン
バン
「う…うぅ…」

店主
「アバディンの牢獄に
ブチ込んでやる!!
覚悟しろガキめ!!」
バンの腹に蹴りを入れる店主
バン
「うっ!!」
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【牢獄】
牢獄に入れられたバン
ギュルルと腹の音が鳴る
その時、同室の男が
バンに話しかけてくる
男
「おい坊主、食うか」
バン
「!!」

差し出された物にガッつくバン
男
「落ち着いて食え…
喉に詰まるぞ?
俺はこれから脱獄するんだが
良けりゃ坊主も一緒に来るか?」
バンが睨むように男を見る
男
「…子供の目じゃねぇな
坊主…名は?」
バン
「バン、おっちゃんは?」
男
「ジバゴだ、よろしくな…バン」
【随時、更新】

煽り
「ジバゴ。この名、どこかで…?
明かされるバンデッド・バン前日譚!
盗賊の街で出会った瀕死の盗人!
その出会いが、30年以上前の
記憶を蘇らせる!!」
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次号、七つの大罪 140話、『盗賊と少年』
七つの大罪 140話 ネタバレに続く
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